本製品で装置を管理する場合、まず装置を検出し、GUI画面に管理対象装置を表示する必要があります。装置の検出方法には、以下の2つがあります。
検出されたアイコンは装置未登録という状態となり、画面上の装置アイコンは紫色になります。一度検出されたアイコンは、本製品のデータベースに未登録状態で記憶されます。このアイコンを削除したい場合は、装置の削除を実施してください。
参考
以下の装置は、装置検出時に自動的に装置の追加が行われます。
SMIS 装置(ETERNUS VS900 モデル200 など)
ESC エージェント、SSC エージェント
VMware Infrastructure 3 Version 3.5 以降と VMware ESXi 3.5 以降の、VMホストとVMゲスト
SAN カテゴリで分類されている SAN 機器は、装置を検索しても、ドメインビューに表示されない場合があります。この場合、ツリーまたは SAN カテゴリビューから装置種別を選択すると、検索した装置を表示できます。
ツリー上でメインビュー項目を選択、またはストレージカテゴリ内の基本ドメインを選択し、[ファイル]-[SAN機器検出]-[サブネット内検出]を選択します。この操作によって、マネージャでサポートしている自動検出対応装置のアイコンを画面に自動表示します。内部的に、SNMP によるブロードキャスト処理を実施し、本製品でサポートしている装置について画面にアイコンを自動表示します。定義ファイルの変更で、他サブネットに対して装置自動検出も可能です(「付録C カスタマイズ」を参照してください)。ただし、この機能は、他サブネット側に対してブロードキャスト処理が通過する環境だけのサポートです。
注意
[表示]-[画面切替え]で[リスト表示]を選択して表示している場合、リソース管理画面から装置を検索できません。
[サブネット内検出]ができない場合は、以下を確認してください。
「1.3.6 サポートレベル」に記載されている"「サブネット内検出」に対応していない装置"は、後述の「IPアドレス指定による検出」を行ってください。
各装置の SNMP 通信の設定を確認してください。装置側の SNMP Community名を変更している場合は、その変更に合わせて本製品の設定も変更してください(「付録C カスタマイズ」を参照してください)。
ESC エージェントおよび SSC エージェントを検出する場合
ツリー上でメインビュー項目を選択、またはサーバカテゴリ内の基本ドメインを選択し、[ファイル]-[登録]-[サーバ登録]を選択するか、または、マップ表示状態で右クリックして表示されるポップアップメニューの[登録]-[サーバ登録]を選択します。
以下のような画面が表示されるので、IPアドレスを“10.10.10.10”のように入力して<OK>ボタンを選択してください。
VMware Infrastructure 3 Version 3.5 以降、または、VMware ESXi 3.5 以降の、VMホストとVMゲストを検出する場合
ツリー上でメインビュー項目を選択、またはサーバカテゴリ内の基本ドメインを選択し、[ファイル]-[登録]-[サーバ登録]を選択するか、または、マップ表示状態で右クリックして表示されるポップアップメニューの[登録]-[サーバ登録]を選択します。そして、表示された画面の [オプション >>] を選択して下さい。
以下のような画面が表示されます。VMホストのIPアドレスを“10.10.10.10”のように入力して下さい。また、VMホストにログインする時に使用するユーザ名とパスワードを、それぞれ「ユーザ名」、「パスワード」に入力して、<OK>ボタンを選択して下さい。
参考
VMホストを指定して登録すると、そのVMホストに含まれるVMゲストも自動的に登録されます。
VMホストの装置登録後に設定されたVMゲストは、メインビューでそのVMゲストが属するVMホストのアイコンを選択し登録します。登録は、ツリー上でメインビュー項目を選択、またはサーバカテゴリ内の基本ドメインを選択し、[ファイル]-[登録]-[仮想マシン登録]を選択するか、または、マップ表示状態で右クリックして表示されるポップアップメニューの[登録]-[仮想マシン登録]を選択してください。
注意
VMホストおよびVMゲストを本製品に登録するには、VMホストのIPアドレス、ログイン名、およびパスワードが必要です。
VMゲストを指定して登録することはできません。
上記以外の装置を検出する場合
ツリー上でメインビュー項目を選択、またはストレージカテゴリ内の基本ドメインを選択し、[ファイル]-[SAN機器検出]-[単体検出]を選択するか、または、マップ表示状態で右クリックして表示されるポップアップメニューの[SAN機器検出]-[単体検出]を選択します。
以下のような画面が表示されるので、IPアドレスを“10.10.10.10”のように入力して<OK>ボタンを選択してください。
SMIS 装置以外の装置を検索する場合に使用します。IPアドレスを"10.10.10.10"のように入力し、<OK>ボタンをクリックします。
SMIS 装置を検索する場合に使用します。
SMIS スイッチ装置の検出(ETERNUS VS900 モデル200 の検索)では、プルダウンメニューから「SMISスイッチ」を選択し、以下の情報を入力して<OK>ボタンをクリックします。
入力する情報 | 説明 |
---|---|
IPアドレス情報 | ETERNUS VS900 モデル200 を管理する Brocade SMI Agent をインストールしている、管理サーバのIPアドレスを"10.10.10.10"のように入力します。 |
NameSpace | Brocade SMI Agent にアクセスするためのネームスペース情報です。 |
Login account | Brocade SMI Agent をインストールしている管理サーバにログインできるアカウント名を入力してください。 |
Login password | Brocade SMI Agent をインストールしている管理サーバにログインできるパスワードを入力してください。 |
Port Number | Brocade SMI Agent のポート番号を入力してください。 |
なお、装置の検出が成功すると、自動的に装置追加が行われますが、追加に失敗した場合は、手動で装置の追加を行ってください。装置の追加は「5.2.2 装置の追加(アイコン紫色状態から登録状態ヘ)」を参照してください。
その際、「ユーザー名」と「パスワード」を入力する必要がありますが、それぞれ上記の「Login account」と「Login password」を入力してください。
注意
ETERNUS8000、ETERNUS6000、ETERNUS4000、ETERNUS3000、ETERNUS2000、GRシリーズの検索に失敗した場合、以下の対処を実施してください。
装置導入後に ETERNUSmgr,GRmgr から SNMP 環境設定を一度も実施していない場合
装置の SNMP エージェントが動作していません。「4.3.1 ディスクアレイ ETERNUS8000,ETERNUS6000,ETERNUS4000,ETERNUS3000,ETERNUS2000,ETERNUS VD800,GR」を参照して SNMP 環境設定を実施してください。
GR740、GR820、GR840 の場合
保守 PC 上で GRG(GRGateway)が起動しているか確認してください。起動していない場合は、GRG.exe を保守 PC 上の Windows のスタートアップに登録してから起動してください。
ESC エージェントおよび SSC エージェントの検索に失敗した場合、以下を確認してください。
ESC エージェントまたは SSC エージェントが起動しているか確認してください。起動していない場合は、ESC エージェントまたは SSC エージェントを起動してください。
ストレージアフィニティのバインディングを確認してください。WWNN、PID、TID バインディングで設定されている場合は、WWPN バインディングに設定してください。