機能
Data Effectorの入力ファイル中にエラーデータを検出したときの、エラーデータ出力ファイルを指定します。エラーデータ出力ファイルを指定すると、エラーデータは、エラーデータ出力ファイルに出力されます。Data Effectorの処理は、エラーデータを検索対象外のデータとして扱い、実行します。
エラーデータ出力ファイルの設定は、指定したハンドルを用いて実行するData Effectorの関数の処理にだけ影響します。
記述形式
#include “libAsis.h” /* 公開ヘッダ */ int AsisSetErrFile( ASISHANDLE AHandle, /* ハンドル */ const char *FileName, /* エラーデータ出力ファイル名 */ int MaxErrDataCnt /* エラーデータの最大出力件数 */ ); |
パラメタ
データ型 | パラメタ | 用途 | 説明 |
---|---|---|---|
ASISHANDLE | AHandle | 入力 | ハンドルを指定します。 |
const char* | FileName | 入力 | エラーデータ出力ファイル名を指定します。 |
int | MaxErrDataCnt | 入力 | エラーデータの最大出力件数を指定します。 |
復帰値
復帰値 | 説明 |
---|---|
ASIS_SUCCESS | 関数が正常に終了したことを示します。 |
ASIS_ERROR | 関数の実行時に問題が検出されたことを示します。 |
関数の利用規則
以下に示す、Data Effectorの各機能の実行関数を呼び出す前に本関数を呼び出してください。
機能名 | 実行関数名 |
---|---|
抽出機能 | AsisExecuteSelect |
連結機能 | AsisExecuteReplace |
集計機能 | AsisExecuteAnalyze |
ソート機能 | AsisExecuteSort |
入力ファイルタイプがXMLの場合、上記に示す各機能の実行関数がエラーとなります。
FileNameパラメタに指定したファイルがすでに存在する場合、上書きされます。
入力ファイル中にエラーデータがなかった場合、エラーデータ出力ファイルは作成されません。
本関数が呼び出されなかった場合、FileNameパラメタにNULLが指定されたものとみなします。
ポイント
入力ファイル名の工夫
本関数を指定した場合、入力ファイル名に半角英数字以外が含まれるとき、エラーデータ出力ファイルに出力される入力ファイル名が、文字化けすることがあります。そのため、入力ファイル名には半角英数字を使うことを推奨します。
参照
エラーデータ出力ファイルの出力例は、“2.1.1.3 入力ファイルのエラー処理”のエラーデータ出力ファイルの例を参照してください。