文字コード、ファイル形式または編集条件などを定義した連結条件を記述します。
以下に、連結条件ファイルの実行パラメタを示します。
注意
連結条件ファイルの内容は、CharacterCodeパラメタで指定したデータの文字コードで記述してください。
パラメタ | 省略 | 説明 |
---|---|---|
可 | 検索対象となる文字列の文字コードを指定します。 | |
可 | 入力ファイルタイプを指定します。 | |
不可 | 入力とする項目を定義します。 | |
LCondition | 可 | 仮想項目機能を使う場合に、仮想項目定義を指定します。 |
OutFileType | 可 | 本パラメタにはCSVを指定してください。 |
不可 | 出力する項目をリターン式に指定します。 | |
可 | 出力単位ノードを指定します。 | |
可 | 入力ジャーナルファイルと入力マスタファイルの連結条件を連結条件式に指定します。 | |
可 | OutputDefパラメタに指定する数値演算式における空の扱いを指定します。 |
抽出する項目を定義します。
入力ジャーナルファイルまたは入力マスタファイルの各項目に対する新たな名前です。後続のOutputDefパラメタまたはJconditionパラメタで参照使用できます。
K略称は、全体で一意でなければなりません。
注意
K略称の指定に何らかの誤りがある場合、指定されたK略称を含むメッセージが標準エラー出力に出力されます。K略称にマルチバイト文字を指定し、かつデータの文字コードとシステムロケールの文字コードが異なる場合、メッセージ中のK略称が正しく表示されない場合があります。
documentで指定したCSVファイルの抽出する項目名を指定します。
テキスト式は、documentで指定したXML文書の抽出するパスをテキスト式で指定します。
注意
パス式のパス演算子に“//”は指定できません。
パス式のパス要素に“*”は指定できません。
パス式については、“A.1.5 パス式”を参照してください。
参照
リターン式の詳細については、“A.5.1 リターン式の書式”を参照してください。
InFileTypeがXMLで、1文書中の特定の繰り返しノード数分のレコードを出力したい場合に指定します。
出力単位ノードをパス式で指定します。
参照
使用例については、“3.3.2.3 繰返し項目のあるXML文書を連結する場合”を参照してください。
省略時は、1XML文書から1レコード出力します。また、出力項目に指定された項目が1文書中に繰り返し出現した場合には先頭の項目だけが出力されます。
注意
パス式のパス演算子に“//”は指定できません。
パス式のパス要素に“*”は指定できません。
パス式については、“A.1.5 パス式”を参照してください。
入力ジャーナルファイルと入力マスタファイルの連結条件を連結条件式に指定します。この連結条件によって参照特定された入力マスタファイルの項目を連結結果として出力します。
連結条件は、1つの入力マスタ(M略称)につき1つ指定します。
参照
連結にかかわる詳細については、“3.3.3 連結機能の注意事項”を参照してください。
連結条件式の詳細については“A.6 連結条件式”を参照してください。
OutputDefパラメタに指定する数値演算式における空の扱いを指定します。
指定できる値は以下のいずれかです。
設定 | 意味 |
---|---|
YES | 数値演算式における算術演算において、空を0とみなして演算します。 |
NO | 数値演算式における算術演算において、演算対象に空が含まれる場合、演算結果はすべて空を返します。 |
参照
数値演算式における空の扱いについては、“A.3.2 数値演算式における空の扱い”を参照してください。
ListDefパラメタ、LConditionパラメタ、OutputDefパラメタおよびJconditionパラメタは、複数行にまたがった定義を行うことができます。
改行が可能な位置を以下に示します。
パラメタ | 改行可能な位置 |
---|---|
| |
LCondition |
|
| |
|
以下に、連結条件ファイルの実行パラメタを示します。
Windowsの場合
# 文字コード CharacterCode SHIFT-JIS # 入力ファイルタイプ InFileType XML # 出力ファイルタイプ OutFileType CSV # 入力項目定義 ListDef {document(Journal){$Kbn /Jnl/Kbn/text(), $Number /Jnl/Number/text(), $Code /Jnl/Code/text(), $Name /Jnl/Name/text(), $Val /Jnl/Value/text() }, document(Master1){ $Kcode /Mst1/code/text(), $Kname /Mst1/name/text() }, document(Master2){ $Ncode /Mst2/code/text(), $Nname /Mst2/name/text() } } # 仮想項目定義 LCondition { $部コード := IF $Nname == "第一開発部" THEN 1 ELSEIF $Nname == "第二開発部" THEN 2 ELSEIF $Nname == "第三開発部" THEN 3 ELSE EMPTY ENDIF } # リターン式 OutputDef {$Kbn,$Kname,$部コード,$Nname,$Code,$Name,$Val} # 連結条件式 Jcondition {join(Journal,Master1,$Kbn == $Kcode,"LEFT"), join(Journal,Master2,$Number == $Ncode,"LEFT") } # 数値演算式における空の扱い SubstituteZeroForEmpty NO |
Linux/Solarisの場合
# 文字コード CharacterCode EUC # 入力ファイルタイプ InFileType XML # 出力ファイルタイプ OutFileType CSV # 入力項目定義 ListDef {document(Journal){$Kbn /Jnl/Kbn/text(), $Number /Jnl/Number/text(), $Code /Jnl/Code/text(), $Name /Jnl/Name/text(), $Val /Jnl/Value/text() }, document(Master1){ $Kcode /Mst1/code/text(), $Kname /Mst1/name/text() }, document(Master2){ $Ncode /Mst2/code/text(), $Nname /Mst2/name/text() } } # 仮想項目定義 LCondition { $部コード := IF $Nname == "第一開発部" THEN 1 ELSEIF $Nname == "第二開発部" THEN 2 ELSEIF $Nname == "第三開発部" THEN 3 ELSE EMPTY ENDIF } # リターン式 OutputDef {$Kbn,$Kname,$部コード,$Nname,$Code,$Name,$Val} # 連結条件式 Jcondition {join(Journal,Master1,$Kbn == $Kcode,"LEFT"), join(Journal,Master2,$Number == $Ncode,"LEFT") } # 数値演算式における空の扱い SubstituteZeroForEmpty NO |