入力データ全体のうち、ある値を持つレコードだけを処理対象にすることができます。
以下に、売上げが100万円以下のレコードだけを処理対象として集計する例を示します。
指定例
集計コマンドで条件を指定する例を以下に示します。
集計条件ファイル
LCondition | { $小規模売上げ := IF $売上げ <= 100 THEN $売上げ ELSE EMPTY ENDIF } |
グループ式 | } extract_date($日付, "MONTH") 売上げ月 |
集計式 | count($小規模売上げ) 小規模売上げ件数, sum($小規模売上げ) 小規模売り上げ合計 |
さらに、仮想項目を2つ定義して集計機能と組み合わせることで、クロス集計ができるようになります。
以下は、商品に対する実データの販売個数を、性別が男の場合は“男性販売個数”、性別が女の場合は“女性販売個数”という名前で仮想項目として定義します。男性販売個数と女性販売個数を別々に集計することで、商品と性別によるクロス集計を行う例です。
指定例
集計コマンドで条件を指定する例を以下に示します。
集計条件ファイル
LCondition | { $男性販売個数 := IF $性別 == "男" THEN val($販売個数) ELSE EMPTY ENDIF , $女性販売個数 := IF $性別 == "女" THEN val($販売個数) ELSE EMPTY ENDIF } |
グループ式 | $商品ID } |
リターン式 | sum( $男性販売個数 ) 男性販売個数の合計, sum( $女性販売個数 ) 女性販売個数の合計 |