ここでは、インストール前に確認すべき項目について、説明します。
パッチの適用について
Network AssistをインストールするSolaris OSに、最新パッチが適用されていることを確認してください。
付録A 導入に関する注意事項には、Network Assistの導入から運用時に関する基本的な注意事項が記載されています。インストール前に必ずお読みください。
システム環境の確認
本ソフトウェア(旧バージョンなど)がインストールされていないことを確認します。パッケージ名については、“3.4.2 Systemwalker Network Assistのインストール”を参照してください。
# pkginfo パッケージ名.¥* <Return>
上記の操作で、パッケージ情報が出力された場合はすでにインストールされていますので、環境設定ファイルの退避後に、インストールされているパッケージをシステムから削除します。旧バージョンからの移行方法については“3.6 旧バージョン、レベルからの移行手順”を、環境設定ファイルの退避方法については“5.2 バックアップ”を参照してください。また、パッケージの削除方法は、“3.7 アンインストール”を参照してください。
本ソフトウェアをインストールするためにディスクに十分な空きがあるかを確認してください。十分な空きがない場合には、ディスクのパーティション構成を設定しなおしてください。
本ソフトウェアを新規にインストールするためには、各ディレクトリに以下の静的ディスク容量が必要です。
項番 | ディレクトリ | ディスク所要量 (単位:Mバイト) | 備考 |
---|---|---|---|
1 | / | 1MB | - |
2 | /usr | 1MB | - |
3 | /var | 1MB | - |
4 | $DIR (注) | 300MB | /opt |
注意
“$DIR”は本ソフトウェアのインストール時に指定する絶対ディレクトリ名です。
本ソフトウェアをインストール時に以下に示す作業用のディスク容量がさらに必要になります。
項番 | スプールの経由 | ディレクトリ | ディスク所要量 (単位:Mバイト) |
---|---|---|---|
1 | 行う | /var | 300MB |
2 | 行わない | - | - |
本ソフトウェアを運用させるためには、上記に加えデータ領域が必要です。
次のディレクトリに以下の動的ディスク容量が必要です。
項番 | ディレクトリ | ディスク所要量 (単位:Mバイト) | 備考 |
---|---|---|---|
1 | $DIR (注) | 400MB以上 | /optなど |
注意
“$DIR”は[Network Assist インストールディレクトリ]またはクラスタシステムへ導入した場合には[共用ディレクトリ]名です。
動的ディスク容量詳細については3.3.2 データ領域を見積もるをご参照ください。
注意
本ソフトウェアで使用できるコードは、EUCコードです。本ソフトウェアでMIB(Management Information Base)の値としてEUCコード以外の文字列を受信し、表示させた場合には、文字が正しく表示されなかったり表示エリア内のすべての文字が消えたりすることがあります。
ネットワーク環境について
監視サーバのIPアドレスは固定で設定してください。
IPv6アドレスで稼働監視を行う場合には、監視サーバはIPv4/IPv6両方のアドレスを設定してください。監視クライアントからWebブラウザで接続するときには監視サーバのIPv4アドレスを指定してください。