旧バージョン、レベルからの移行手順について説明します。
移行前の確認を行います。
“3.1.2.1 動作環境”、“3.2 インストール前の確認事項”を参照し、移行前の確認を行います。
参考
動作環境については、旧バージョンから以下の項目が変更となっていますので、必ず動作環境を満たすよう環境設定してください。
監視サーバ
メモリ容量
ディスク容量
監視クライアント
メモリ容量
Java Plug-in版数
旧バージョンをアンインストールします。
“3.7 アンインストール”を参照し、旧バージョンをアンインストールしてください。
ポイント
旧バージョンのデータを引き継ぐ場合は、運用時の登録情報および管理情報を削除しないでください。
旧バージョンのONA情報を引き継ぐ場合は、アンインストールの前に“5.2 バックアップ”を参照し、バックアップを実行して運用時の登録情報および管理情報を必ず退避してください。
インストール準備を行います。
“3.3 インストール準備”を参照し、インストール時に設定する項目に対して情報収集を行ってください。
新バージョンをインストールします。
“3.4 インストール”を参照し、新バージョン、レベルを旧バージョンと同じディレクトリにインストールしてください。
注意
旧バージョンと異なるディレクトリに新バージョンをインストールした場合、運用時の登録情報および管理情報は引き継がれません。
ONAの統計ログを引き継ぐ
旧版のONA統計ログがを引き継ぐ場合は、以下のコマンドを実行してください。
# Network Assist インストールディレクトリ/FJSVneta/tools/logconverter.sh【RETURN】
正常終了した場合は、以下のメッセージが表示されます。
convert completed.
また、以下のようなエラーメッセージが出た場合は、インストール手順を見直してください。
file read error. file1 = /etc/opt/FJSVneta/neta.conf
本コマンドを既に実行している場合は、上書き確認の以下のメッセージが表示されます。
上書きする場合にはyを入力してください。
It is already finished with a conversion It is overwritten, but do data carry out conversion again?( y , n )
注意
本コマンドを実行しない場合は、旧版が採取したONAの統計ログは参照できません。
Systemwalker Centric Manager連携の設定を行います。
Systemwalker Centric Manager連携を行っていた場合は、Network Assist通知メッセージ変換登録、Network Assist呼び出しメニューの登録を再度実施する必要があります。
注意
旧バージョンで作成したメニュー登録用のバッチファイルは使用できません。再度バッチファイルを作成する必要があります。
実施方法は、Systemwalker Network Assist操作手引書を参照してください。
サービスの起動を行います。
“3.5.7 Systemwalker Network Assist サービスの起動”を参照してNetwork Assistのサービスを起動してください。
ポイント
旧バージョンのONA情報を復元する場合は、アンインストールの前に待避したバックアップ情報のうち登録情報および管理情報を復元してください。バックアップ情報の復元方法は“5.3 リストア”を参照してください。
旧バージョンで使用したバックアップデータは、移行完了後使用することはできません。再度バックアップを実施してください。
実施方法は、“5.2 バックアップ”を参照してください。