ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書 テープバックアップ連携編 13.3 -Microsoft(R) Windows(R) 2000/Microsoft(R) Windows Server(R) 2003/Microsoft(R) Windows Server(R) 2008-, -Solaris-, -HP-UX-, -Linux-, -AIX-
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第5章 バックアップ運用(通常業務ボリューム)> 5.3 事前準備

5.3.7 バックアップポリシーの設定

Storageサーバで登録されている業務ボリュームに対して、バックアップ先のディスクおよびテープそれぞれについて、バックアップポリシーを設定します。両方にバックアップをする運用では、それぞれの設定をする必要があります。

5.3.7.1 ディスクを使用する際のバックアップポリシー 

以下のバックアップポリシーを設定します。

ディスクバックアップポリシーの設定は、ディスクバックアップポリシー設定コマンド(acmbkpolset)で行います。
以下は、デバイス(/dev/dsk/c1t1d0s6)の保存世代数を3に設定する場合のコマンド実行例です。

[Solarisの場合]

# /opt/FJSVswstc/bin/acmbkpolset -s 3 /dev/dsk/c1t1d0s6
/dev/dsk/c1t1d0s6 acmbkpolset completed
#

設定したディスクバックアップポリシーの情報については、「ディスクバックアップポリシー表示コマンド(acmbkpoldisp)」で参照できます。

5.3.7.2 テープを使用する際のバックアップポリシー 

5.3.7.2.1 テープバックアップ管理クラス

テープバックアップ管理クラスを設定します。管理クラスには以下を設定します。

テープバックアップ管理クラスの設定は、テープバックアップ管理クラス設定コマンド(acmtpmgmtclassset)で行います。
以下は、世代管理のバックアップをACMPOOL1に5世代、日数管理のバックアップをARCPOOLに30日間保持するテープバックアップ管理クラスACM_CLASS1を作成する場合のコマンド実行例です。

[Solarisの場合]

# /opt/FJSVswstc/bin/acmtpmgmtclassset -g ACMPOOL1 -d ARCPOOL -s 5 -t 30 ACM_CLASS1
ACM_CLASS1 acmtpmgmtclassset completed
#

設定したテープバックアップ管理クラスの情報については、「テープバックアップ管理クラス表示コマンド(acmtpmgmtclassdisp)」で参照できます。

5.3.7.2.2 テープバックアップポリシー 

テープバックアップポリシーを設定します。テープバックアップポリシーには以下を設定します。

テープバックアップポリシーの設定は、テープバックアップポリシー設定コマンド(acmtpbkpolset)で行います。
以下は、デバイス(/dev/dsk/c1t1d0s6)に対し、世代管理バックアップの間隔日数を10日、テープバックアップ管理クラスをACM_CLASS1としてテープバックアップポリシーを設定する場合のコマンド実行例です。

[Solarisの場合]

# /opt/FJSVswstc/bin/acmtpbkpolset -i 10 -c ACM_CLASS1 /dev/dsk/c1t1d0s6
/dev/dsk/c1t1d0s6 acmtpbkpolset completed
#

設定したテープバックアップポリシーの情報については、「テープバックアップポリシー表示コマンド(acmtpbkpoldisp)」で参照できます。

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