Ajaxフレームワーク UI部品リファレンス
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第2章 画面部品> 2.1 フォーム部品

2.1.7 Select

Selectは、単一選択および複数選択が可能なリストボックを表示する部品です。


Internet Explorer 6での注意事項

示例

述形式

<div rcf:type="Select" ... ></div>

または

<span rcf:type="Select" ... ></span>


子要素は指定できません。


本部品は以下のように表示されます。

ロパティ

表の項目の意味は、“表の項目の意味”を参照してください。

名前

データ型

説明

省略

省略値

属性指定

更新

部分更新

options

Array

選択項目を表す値を指定します。
配列のメンバには、StringまたはObjectを指定できます。

  • Stringの場合
    ラベル(label)と値(value)が一意になります。
  • Objectの場合
    ラベルと値を別々に指定できます。詳細は、“optionsプロパティのObjectの配列指定”を参照してください。
  • 要素がnullまたは空文字列の場合
    エラーとなります。

[]

値、バインド(注5)

可(注3)

multiple

Boolean

複数選択または単一選択を指定します。

  • true:複数選択
  • false:単一選択

false

不可

不可

selectedIndex

Number

単一選択の場合

  • 選択されている項目のインデックス(先頭は0)を指定します。
  • 選択状態の初期値を指定できます。
  • -1が設定された場合には、選択が解除されます。
  • 無効な値を指定した場合、エラー(RCF12600)となります。

複数選択の場合

optionsプロパティの値が変更された場合、本プロパティは-1(選択なし)に設定されます。

-1

値、バインド

可(注1)

不可

selectedIndexes

NumberのArray

選択されている項目のインデックス(先頭は0)の配列を指定します。選択順にインデックスが格納されます。
このプロパティにより、選択状態の初期値を指定できます。
何も指定しない場合は、長さ0の配列になります。
無効な値を指定した場合は、エラー(RCF12604)となります。
単一選択(multiple=false)の場合、部品の初期化後に本プロパティを変更しようとすると、エラー(RCF11002)となります。“multipleと選択状態を表すプロパティの関係について”を参照してください。
optionsプロパティの値が変更された場合、本プロパティは長さ0の配列(選択なし)に設定されます。

[]

値、バインド

可(注2)

可(注2)(注4)

selectedValue

String

単一選択の場合

  • 選択されている項目の値を指定します。
  • このプロパティにより選択状態の初期値を指定できます。
  • 空文字列が指定された場合、選択が解除されます。
  • 無効な値を指定した場合、エラー(RCF12600)となります。

複数選択の場合

optionsプロパティの値が変更された場合、本プロパティには空文字列(選択なし)が設定されます。

""

値、バインド

可(注1)

不可

selectedValues

StringのArray

選択されている項目の値の配列を指定します。選択順にインデックスが格納されます。
このプロパティにより選択状態の初期値を指定できます。
何も指定しない場合は、長さ0の配列になります。
無効な値を指定した場合は、エラー(RCF12605)となります。
単一選択の場合、部品の初期化後に本プロパティを変更しようとすると、エラー(RCF11002)となります。“multipleと選択状態を表すプロパティの関係について”を参照してください。
optionsプロパティの値が変更された場合、本プロパティは長さ0の配列(選択なし)が設定されます。

[]

値、バインド

可(注2)

可(注2)(注4)

size

Number

選択リストの高さ(行数)を指定します。
1以上の整数を指定します。1未満の値を指定した場合には、エラーとなります。

(自動設定)
単一選択の場合:1
複数選択の場合:4

値、バインド

不可

title

String

optionsプロパティがStringの配列またはObjectの配列で、かつ各Objectがtitle属性でない場合のツールチップで表示されるテキストを指定します。
なお、optionsプロパティがObjectの配列で、かつObjectがtitle属性の場合は、その項目のtitle属性に指定された値がツールチップとして表示されます。
Internet Explorer 6では無効です。

""

値、バインド

不可

enabled

Boolean

本部品の有効/無効を指定します。

  • true:有効
  • false:無効
    操作できなくなり、イベントも発生しません。

true

値、バインド

不可

tabIndex

Number

Tabキーで移動するフォーカスの順番を指定します。
HTMLのtabindex属性と同様の指定ができます。1以上の整数を指定した場合、数字の小さい順にフォーカスが移動します。
FocusManagerによるフォーカス移動には関係しません。

0

不可

注1) 単一選択(multiple=false)の場合にだけ、更新できます。
注2) 複数選択(multiple=true)の場合にだけ、更新できます。
注3) 追加(add)、挿入(insert)、削除(remove)、変更(replace)に対応します。
注4) 追加(add)、削除(remove)に対応します。
注5) Objectの配列の場合は、バインディング式だけ記述できます。

部品共通のプロパティも指定できます。詳細は、“画面部品共通プロパティ”を参照してください。


titleプロパティに長い文字列を指定すると、以下のような現象が起こることがあります。

なお、空文字列を指定した場合は、表示されません。

optionsプロパティのObjectの配列指定
optionsプロパティにObjectの配列で指定する形式について、以下に示します。
{
  label: "項目のラベル",
  value: "項目の値",
  enabled: true|false,
  title: "ツールチップ文字列"
}

プロパティの詳細を以下に示します。

プロパティ名

データ型

説明

省略

省略値

label

String

項目のラベルを指定します。

valueの値

value

String

項目の値を指定します。
省略時、およびnull、空文字列は、エラーとなります。(RCF12602)
options配列の中で重複したvalue値を検出した場合、エラーとなります。(RCF12603)

不可

enabled

Boolean

項目の選択の許可/禁止を指定します。

  • true:選択許可
  • false:選択禁止

Internet Explorerでは無効です。

true

title

String

補足情報です。
指定された文字列がツールチップの形で表示されます。
Internet Explorer 6では無効です。

ツールチップ非表示


multipleと選択状態を表すプロパティの関係について
selectedIndex、selectedIndexes、selectedValue、およびselectedValuesの4つのプロパティは、multipleの値によって、以下のように扱いが異なります。

通常、以下のプロパティを使用して、値の取得および設定を行ってください。

タイルプロパティ

パーツ名

プレフィックス

クラス名

使用可能なスタイル

部品全体

なし

rcf-Select

  • width
  • カラー
  • フォント(lineHeightを除く)
  • ボーダー(注)

注) Internet Explorerでは無効です。

詳細は、“スタイルプロパティ”を参照してください。

ベントリスナ

名前

説明

イベントオブジェクト

onFocus

部品がフォーカスを得たときに呼ばれます。

ActionEvent

onBlur

部品がフォーカスを失ったときに呼ばれます。

onChange
(注)

現在と異なる項目を選択し、マウスボタンを離したときに呼ばれます。

onOptionSelected
(注)

項目が選択されたときに呼ばれます。

OptionStateChangeEvent

onOptionDeselected
(注)

項目の選択が解除されたときに呼ばれます。
単一選択の場合、optiondeselected、optionselectedの順番でイベントが発生します。

注) マウス、キーボードなどの入力装置によってUI部品を操作した場合に呼ばれるイベントリスナ

部品共通のイベントリスナもあります。詳細は、“画面部品共通イベントリスナ”を参照してください。

JavaScript API

固有のJavaScript APIはありません。部品共通のJavaScript APIは、“画面部品共通JavaScript API”を参照してください。

足事項


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