Interstage Application Server 高信頼性システム運用ガイド |
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第4章 クラスタサービス機能 | > 4.2 スタンドアロンサーバの環境設定 | > 4.2.4 Interstageの環境設定 | > 4.2.4.4 各サービスの環境設定 |
ebMSを使用する場合には、Interstageの以下の機能が必要となります。各機能の設定方法については、各機能の説明を参照してください。
(*1)
ebMSは ebMSIJServerという名前のIJServerを使用します。この IJServerは ebmsijssetupコマンドによって作成/登録されます。 ebMSIJServer は一般の Servletコンテナのみを含む IJServerと同じです。ebmsijssetupコマンドの詳細については、“リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。
本節では ebMS 固有の設定項目について説明します。ebMS では以下の設定が必要です。
クラスタサービスを利用する場合、運用ノード(ノード1)、待機ノード(ノード2)に全く同一の環境を作成する必要があります。そこで ebMS環境定義を一つ作成し、それを両方のサーバで使用して ebMSの環境を作成することをお勧めします。
以下にクラスタサービスを使用する場合の ebMS環境定義の記述形式と、記述内容を説明します。SYSTEMセクション以外はクラスタサービスを利用しない場合と同じため説明を省略します。SYSTEMセクション以外の記述については、“ebXML Message Service ユーザーズガイド”を参照してください。
[SYSTEM] |
キーワード |
省略 |
データ型 |
記述方法 |
記述内容の説明 |
---|---|---|---|---|
sysenvdir |
不可 |
文字列 |
255バイト以内の絶対パス名で指定します。 |
ebMS制御用ファイルの格納場所を指定します。なお、ebMS制御用ファイルは、ebMSが動作するために必要な情報を格納しておくファイルで、ユーザが直接使用するものではありません。環境作成時、指定ディレクトリに約30メガバイトのebMS制御用ファイルが作成されますので、あらかじめディスク容量の確保が必要です。クラスタサービスで利用する場合は、必ず共有ディスク上を指定する必要があります。 |
ebMS環境は共有ディスク上に作成する必要があります。
ebMS環境を作成する手順について説明します。
ノード1に ebMS環境を作成します。作成は通常の環境作成と同様に ebmssetupコマンドを使用して行います。この時クラスタ運用側を意味する -h オプションを指定します。以下に ebmssetupコマンド(運用ノード)の入力例を示します。
ebmssetup -h -f ebmsdef.txt |
ebmsdef.txt:ebMS環境定義
クラスタサービスの切り替えを行います。ノード2を運用ノードに、ノード1を待機ノードにします。切り替えが完了したら、運用ノード(ノード2)で共有ディスクがアクセスできることを確認してください。
ノード2に ebMS環境を作成します。作成は通常の環境作成と同様に ebmssetupコマンドを使用して行います。この時クラスタ待機側を意味する -w オプションを指定します。以下に ebmssetupコマンド(待機ノード)の入力例を示します。
ebmssetup -w -f ebmsdef.txt |
ebmsdef.txt:ebMS環境定義
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