Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編(互換用) - UNIX/Windows(R)共通 -
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第2部 監視システムを構築する> 第17章 障害を復旧する> 17.1 リモートから操作する> 17.1.1 リモート操作の定義

17.1.1.1 通信方式の定義

リモート操作には、以下の2種類の通信方式があり、どちらを使用するかにより定義が異なります。

■コネクションマネージを経由する場合

リモート操作コネクションマネージャを起動すると、サポートセンターが開設されます。問題の発生したクライアントが、サポートセンターにサポート要請を出し、これをエキスパートが受け取る形で一つのセッションが始まります。以下の設定が必要です。

◆リモート操作コネクションマネージの定義

コネクションマネージャの設定が必要です。以下の手順で行ってください。

  1. 運用管理サーバ上で[スタート]メニューから[プログラム]- [Systemwalker Centric Manager リモート操作]-[CM管理]を選択します。

    →[Live Help CM管理]ダイアログボックスが表示されます。
    “Live Help CMとの接続に失敗しました”とメッセージが表示される場合があります。この場合、[いいえ]ボタンをクリックしてください。

  2. [サービス]メニューから[サービスの制御]-[サービスの開始]を選択します。
  3. [Live Help CM]ドロップダウンリストボックスから[Connection Manager 1]を選択します。
    “Live Help CMとの接続に失敗しました”とメッセージが表示される場合があります。この場合、[はい]ボタンをクリックしてください。[Host名/IPアドレス]テキストボックスが表示されますので、自分(運用管理サーバ)のIPアドレス、またはhostsファイルに定義されている自分のホスト名を入力してください。

    →Connection Managerコンピュータへの接続が確立されます。

  4. [ファイル]メニューの[LiveHelp CM管理の終了]を選択します。

    →作業を終了します。

◆リモート操作エキスパーの定義

リモート操作コネクションマネージャ(運用管理サーバ)のIPアドレスを定義する必要があります。リモート操作コネクションマネージャと通信するために必要な定義です。以下の手順で行ってください。

  1. 上記の「リモート操作コネクションマネージャの定義」の設定手順1〜3を実行します。
  2. [Live Help CM]ドロップダウンリストボックスから[Connection Manager 1]を選択し、[センター]リストボックスから[Support TCP/IP]を選択します。
  3. [ファイル]メニューから[CCLファイルの保存]を選択します。保存ファイル名は“SUPTCP.CCL”とします。
  4. 保存した“SUPTCP.CCL”ファイルを、リモート操作エキスパートがインストールされているコンピュータ上の“Systemwalkerインストールディレクトリ\MPWALKER.DM\MPLHLPEX\EXPCCL\SUPTCP.CCL”ファイルと置き換えます。

前述の手順のほかに、“SUPTCP.CCL”ファイルを直接置き換える定義方法もあります。“Systemwalkerインストールディレクトリ\MPWALKER.DM\MPLHLPEX\EXPCCL\SUPTCP.CCL”ファイルを、テキストエディタで以下のように変更してください。

リモート操作エキスパートの動作環境を変更する場合は、“リモート操作エキスパートの設定”を参照してください。

◆リモート操作モニの定義

リモート操作コネクションマネージャ(運用管理サーバ)のIPアドレスを定義する必要があります。リモート操作コネクションマネージャと通信するために必要な定義です。以下の手順で行ってください。

  1. 上記の「リモート操作コネクションマネージャの定義」の設定手順1〜3を実行します。
  2. [Live Help CM]ドロップダウンリストボックスから[Connection Manager 1]を選択し、[センター]リストボックスから[Support TCP/IP]を選択します。
  3. [ファイル]メニューから[CCLファイルの保存]コマンドを選択します。保存ファイル名は“SUPTCP.CCL”とします。
  4. 保存した“SUPTCP.CCL”ファイルを、リモート操作エキスパートがインストールされているコンピュータ上の“Systemwalkerインストールディレクトリ\MPWALKER.DM\MPLHLPEX\EXPCCL\SUPTCP.CCL”ファイルと置き換えます。

前述の手順のほかに、“SUPTCP.CCL”ファイルを直接置き換える定義方法もあります。“Systemwalkerインストールディレクトリ\MPWALKER.DM\MPLHLPEX\EXPCCL\SUPTCP.CCL”ファイルを、テキストエディタで以下のように変更してください。

リモート操作モニタの動作環境を変更する場合は、“リモート操作モニタの設定”を参照してください。

◆リモート操作クライアンの定義

リモート操作コネクションマネージャ(運用管理サーバ)のIPアドレスを定義します。前述の“リモート操作エキスパートの定義”と同様に、保存したSUPTCP.CCLファイルを、リモート操作クライアントがインストールされているコンピュータ上の“Systemwalkerインストールディレクトリ\MPWALKER.DM\MPLHLPCL\CLICCL\SUPTCP.CCL”ファイルと置き換えます。

また、SUPTCP.CCLファイルを直接置き換える定義方法もあります。“Systemwalkerインストールディレクトリ\MPWALKER.DM\MPLHLPCL\CLICCL\SUPTCP.CCL”ファイルを、“リモート操作エキスパートの定義”と同様に変更してください。

次に、通信方式の選択の定義を以下の手順で行います。

  1. [スタート]メニューから[プログラム]-[Systemwalker Centric Manager リモート操作]-[Clientセットアップ]を選択します。

    →[LiveHelp Clientセットアップ]ダイアログボックスが表示されます。

  2. [サポートセンター]オプションボタンをオンにして「Support TCP/IP」サポートセンターを選択し、[OK]ボタンをクリックします。

■コネクションマネージャを経由しない場合

エキスパートが問題の発生したシステムのIPアドレスを直接指定してセッションが始まります。以下の設定が必要です。

◆リモート操作クライアンの定義

リモート操作クライアントを利用するためには、[通信方式]や[起動方式]に関するセットアップを行います。コネクションマネージャを経由せず、IPアドレスを直接指定して接続する場合は、[通信方式]として[IPアドレス指定]を選択します。リモート操作クライアントの動作環境を変更する方法については、“リモート操作クライアントの設定”を参照してください。

コネクションマネージャを経由しない場合の定義

リモート操作クライアントをサービスとして常時起動しておく場合の定義方法を以下に説明します。

  1. [スタート]メニューから[プログラム]-[Systemwalker Centric Manager リモート操作]-[Clientセットアップ]を選択します。

    →[LiveHelp Clientセットアップ]ダイアログボックスが表示されます。

  2. [IPアドレス指定]オプションボタンをチェックします。
  3. [起動方式]ボタンをクリックします。

    →[LiveHelp Client起動方式の選択]ダイアログボックスが表示されます。

  4. [Windows起動時に自動起動]オプションボタンをチェックし、[OK]ボタンをクリックします。

    なお、ユーザがログオンした状態からリモートで操作したい場合は、[サービスとして起動しない]オプションボタンをオンにします。詳細については、“リモート操作クライアントの設定”の“クライアント起動方式の設定”を参照してください。

  5. [LiveHelp Clientセットアップ]ダイアログボックスで[OK]ボタンをクリックし、セットアップを終了します。

初めて“リモート操作クライアント”を起動するとき、セッション開設時のユーザ名を問い合わせてきます。後でユーザ名を変更できますので、任意の名前を指定してください。

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