Systemwalker Centric Manager 使用手引書 グローバルサーバ運用管理ガイド - UNIX共通 -
目次 索引 前ページ次ページ

第7章 グローバルサーバの監視方法・操作方法

7.3 トラブルメッセージに対処する

被監視システムで発生したトラブルのうち、一般メッセージおよび高輝度メッセージに対処する方法を説明します。[監視イベント一覧]で、一般メッセージまたは高輝度メッセージをクリックすると、[監視イベント:対処]ウィンドウ(以降、[対処]ウィンドと呼びます)が表示されます。

メッセージの対処は、以下の手順で行います。

  1. 対処方法を検討する
  2. トラブルに対処する
  3. 対処状況を記録する

1)対処方法を検討する

[対処]ウィンドウの[メッセージ説明]タブには、トラブルに対する対処手順が表示されます。これを参考にして、対処方法を検討します。なお、この[メッセージ説明]タブの内容は、あらかじめ定義しておく必要があります。定義方法は“[メッセージ説明]の登録”を参照してください。

2)トラブルに対処する

[対処]ウィンドウで[連携製品の起動]ボタンをクリックすると、監視イベントの種別に応じた、対処アプリケーショが呼び出されます。それぞれのアプリケーションを使って、トラブルに対処します。

[連携製品の起動]ボタンをクリックしたときに呼び出される対処アプリケーションは、[カスタマイズ]ダイアログボックスの[監視イベント種別]ウィンドウタブで定義したもので、監視イベント種別ごとに設定されています。[カスタマイズ]ダイアログボックスについては、“Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編”およびオンラインヘルプを参照してください。

3)対処状況を記録する

トラブルの対処が完了したら、[対処]ウィンドウで[対応者]名や[メモ]を入力して、対処状況を記録します。[対処]ボタンをクリックすると、[対処]ウィンドウが終了し、これらの情報が[監視イベント一覧]に反映されます。

MSPの高輝度メッセーについて

被監視システムがMSPの場合、高輝度メッセージに対して[対処]ウィンドウで、[上記のメッセージを対処したときにシステムコンソールから削除する]をチェックして、[対処]ボタンをクリックすると、被監視システムのシステムコンソール上でも、[対処済]状態(コンソールからメッセージを削除する)にすることができます。

[上記のメッセージを対処したときにシステムコンソールから削除する]をチェックしないで、[対処]ボタンをクリックすると、[監視イベント一覧]では[対処済]になりますが、被監視システムのコンソールからはメッセージは削除されません。

[Systemwalkerコンソール]の[イベント]メニューから[監視イベントの一括対処]を選択して、複数のメッセージを一括して[対処済]にする場合においても、一括対処するメッセージの中にMSPの高輝度メッセージが含まれている場合には、[監視イベントの一括対処]ダイアログボックスで[該当メッセージをシステムコンソールから削除する]をチェックすることにより、被監視システムのシステムコンソールからメッセージを一括して削除することができます。

なお、常にシステムコンソールからメッセージを削除したり、常にシステムコンソールにメッセージを残すこともできます。設定方法については、“ホスト監視の動作設定”を参照してください。


目次 索引 前ページ次ページ

Copyright FUJITSU LIMITED 1995-2008