Systemwalker Centric Manager 使用手引書 グローバルサーバ運用管理ガイド - UNIX共通 -
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第2章 グローバルサーバを監視する> 2.5 被監視システム側の定義

2.5.2 補助メッセージリストの登録

補助メッセージリストの登録方法を説明します。被監視システムがMSP、F4 MSP、XSPおよびOS/390(R)の場合は、メッセージの発生を日本語で通知することができます。通常、被監視システムからのメッセージは英語であり、[監視イベント一覧]、または[メッセージ一覧]ウィンドウでは、英語メッセージを監視します。メッセージを日本語で監視したい場合は、メッセージに対して日本語の補助メッセージを登録します。補助メッセージを登録したメッセージが発生すると、[システム状態]ウィンドウに、登録した日本語メッセージが表示されます。

どのメッセージをどの補助メッセージで監視するかは、MC/FSOCKETで定義しますが、そのためには、あらかじめ、表示する補助メッセージの一覧を作成する必要があります。

補助メッセージリストの利用概要を“図:補助メッセージリストの利用概要”に示します。

 

[図:補助メッセージリストの利用概要]

  1. この定義では、表示したい日本語メッセージテキストを登録すると同時に、それぞれの行番号に補助メッセージ番号を対応させます。
  2. これを補助メッセージリストと呼びます。一方、被監視システムのMC/FSOCKETでは、この補助メッセージリストをもとに、日本語通知したいメッセージに補助メッセージ番号を付けます。
  3. 被監視システムで当該メッセージが発生すると、MC/FSOCKETにより、メッセージに補助メッセージ番号が付けられて送信されます。
  4. Systemwalker Centric Manager GEEでは、受信したメッセージの補助メッセージ番号を、ここで定義した補助メッセージリストと照らし合わせることにより、対応する日本語の補助メッセージで通知します。

Systemwalker Centric Manager GEEでは、補助メッセージ番号1から100を予約しており、標準的な補助メッセージを用意しています。そのメッセージの内容については“補助メッセージ”を参照してください。補助メッセージリストでは“補助メッセージ”に示す以外の補助メッセージを使う場合に定義します。

■標準定義

補助メッセージリスト登録ファイルの標準定義が、下記のファイルに設定されています。

文字コードの環境

ファイル名

SJIS環境

opasubmsg.sjis

EUC環境

opasubmsg.euc

UTF-8環境

opasubmsg.utf8

英語環境

opasubmsg.eng

利用環境に応じて、上記のファイル名前を“opasubmsg”に変更することにより標準定義で動作が可能になります。

■補助メッセージリスト登録ファイ

補助メッセージリスト登録ファイル“/etc/opt/FJSVsagt/opasubmsg”に補助メッセージを定義します。本定義はSystemwalker Centric Managerの再起動時に有効となります。補助メッセージリスト登録ファイルを変更した場合、Systemwalker Centric Managerを再起動してください。

以下の形式で定義してください。

SubmsgText
SubmsgText:
補助メッセージテキストの文字列は、下記の長さ以内で指定します。

文字コード

長さ

EUC、SJIS

60バイト以内

UTF-8

120バイト以内

行番号が補助メッセージ番号に対応します。定義したメッセージ文は、“被監視システムの状態を監視する”で説明するように、[システム状態]ウィンドウ内に表示されます。

運用管理サーバがUTF-8環境の場合、入力した記事の長さが、UTF-8に変換した後に120バイト以内に収まるように再設定してください。
参考)UTF-8環境を利用する場合の注意について説明します。
UTF-8の特徴は、以下の2点があります。
・EUCやSJISでは表示できない文字が含まれます。
・文字列を入力する際に必要なデータ量(バイト数)が、SJISに比べて多くなります。

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