Systemwalker Centric Manager 使用手引書 グローバルサーバ運用管理ガイド - UNIX共通 - |
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第1章 概要 |
Systemwalker Centric Manager GEEでは、被監視システムに対して以下の監視・操作ができます。
Systemwalker Centric Manager GEEが動作するOSによって使用できる機能に違いがあります。OS別機能差についても説明します。
Systemwalker Centric Manager GEEは、被監視システムで発生した重要なメッセージを、[Systemwalkerコンソール]で監視することができます。管理者は、[Systemwalkerコンソール]を監視することで、どのシステムでトラブルが発生したのか、どんな種別のトラブルが発生したのかを一目で確認することができます。
被監視システムで発生したメッセージは、[Systemwalkerコンソール]の[監視イベント一覧]に通知されます。管理者は、発生したトラブルの詳細内容を確認するとともに、あらかじめ登録しておいたトラブル対処の手順を参照して、対処方法を検討することができます。また、対処アプリケーションを呼び出して、トラブルを解決することもできます。
被監視システムで発生した返答要求メッセージは、[Systemwalkerコンソール]の監視イベント一覧に通知されます。管理者は通知された返答要求メッセージの内容を確認し、返答要求メッセージに対して返答することができます。
[Systemwalkerコンソール]の[操作]メニューから各種のウィンドウを呼び出し、被監視システムを操作することができます。
注) 日本語環境以外では使用できません。
システムの状態および動的状態情報(MSPおよびF4 MSPの場合は、CPU使用率、スプール負荷情報、実行中のバッチジョブ数、TSSユーザ数、XSPの場合は、CPU使用率、ジョブスタックファイル使用率、実行中のバッチジョブ数、AIFユーザ数)を表示することができます。
SXO、OS/390(R)およびAVM/EXの場合は、動的状態情報は表示されません。
Systemwalker Centric Manager GEEでは、以下のログの収集/管理を行うことができます。
グローバルサーバの監査ログを管理/分析することで、以下の点検が実施できます。
システム全体のセキュリティ違反状況、想定時間外のシステムアクセスの成功/失敗、特権利用者によるシステム/資源の利用などを点検できます。
発信元[WS名、ユーザID]の利用状況、想定時間外のプログラム利用などを点検できます。
データベースへの不正アクセス、業務アプリの不正操作の追跡、および不正アクセス経路の追跡を実施できます。
運用はそれぞれのシステムの自動化機能(被監視システム側:AOF/SCF、運用管理サーバ:スケジュール機能)を使用し、運用管理サーバ上で被監視システムのログの管理、分析を実施します。
運用方法の詳細については、“被監視システムのログを収集する運用”を参照してください。
Systemwalker Centric Manager GEEが動作するOSによって使用できる機能に違いがあります。
使用できる機能の違いを以下に示します。
|
グローバルサーバのシステムを監視する |
グローバルサーバのサブシステム監視機能 |
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主監視パス |
代替監視パス(注1) |
サブシステムを監視する |
業務を監視する |
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Solaris 上で動作するGEE 運用管理サーバ |
○ |
○ (注2) |
○ |
○ |
Linux上で動作するGEE 運用管理サーバ |
○ |
○ (注3) |
△ |
△ |
○ :使用可能
△ :Linux上で動作するGEEには提供していません。
ただし、サブシステムや業務が出力するメッセージの監視は可能です。
注1)グローバルサーバの場合で、NIPメッセージ、システムダンプのメッセージ、またはAVM/EXのメッセージを監視する場合は、SVPM、SVPM-Sまたは、FTOPS-IIが必要です。
注2)Solaris上で動作する運用管理サーバは、SVPM-S、SVPM、FTOPS-IIのそれぞれと接続可能です。
注3)Linux上で動作する運用管理サーバは、SVPM-Sのみと接続可能です。
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