Systemwalker Centric Manager ソリューションガイド コリレーション編 - UNIX/Windows(R)共通 -
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第2部 イベントを集約して監視する機能> 第4章 設定方法> 4.2 複数イベントをまとめて監視する(イベントコリレーション)

4.2.5 イベントコリレーションで監視するイベントを定義する

イベントコリレーションで監視するイベント、およびそのイベントに対する扱いを設定します。

設定例は、“メッセージ特定条件の定義例”を参照してください。

■設定画面の表示方法

  1. Event Designer を起動します。

    以下のMicrosoft(R) Excelファイルを起動します。

    Event Designerインストールディレクトリ\bin\Event Designer.xls

  2. [CSV入力]ボタンをクリックします。入力するファイルにmpaoscrcsv(イベントコリレーション定義のCSV出力コマンド)で出力したCSVファイルを指定します。

    →CSVファイルの内容が、Event Designerに反映されます。

  3. [コリレーション定義]ボタンをクリックします。
  4. サブメニューから[コリレーション監視の条件定義]ボタンをクリックし、[コリレーション監視の条件定義メンテナンス]シートを表示します。
  5. 以下のどちらかの方法で、[メッセージ特定条件]シートを表示します。

■設定する項目

イベントコリレーションでイベントを特定するための条件として、以下の項目を設定します。

分類

項目

説明

[メッセージ特定条件]

[ホスト名の特定]

イベントの発生元ホストで特定するための条件を設定します。

[監視イベント種別の特定]

監視イベント種別で特定するための条件を設定します。

[エラー種別の特定]

エラー種別で特定するための条件を設定します。

[通報番号の特定]

通報番号で特定するための条件を設定します。

[ラベル名の特定]

ラベル名で特定するための条件を設定します。

[メッセージテキストの特定]

メッセージテキストで特定するための条件を設定します。

[メッセージタイプの特定]

メッセージタイプで特定するための条件を設定します。

[重要度の特定]

重要度で特定するための条件を設定します。

[イベントの扱い]

[イベントの扱い]

条件に一致したイベントに対し、アクションの実行やSystemwalkerスクリプトの呼び出しを行うかを設定します。

各項目の選択内容の説明は、Excelのコメントを参照してください。

メッセージをラベル名、エラー種別、メッセージテキストに分割する方法は、イベント監視の条件定義でイベントを監視する場合と同じです。詳細は、“Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編”の“イベント監視の条件定義”の“ラベル、エラー種別、メッセージテキストについて”を参照してください。

メッセージを特定するには、ラベル名、エラー種別、メッセージテキストの組み合わせで特定するか、または、ラベル名、エラー種別、メッセージテキストに分割しない形式で特定するかのどちらかです。

使用できる正規表現文字は、“Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編”の“正規表現の設定例”を参照してください。

■定義の追加/削除/変更

定義変更は、Excelのセルの更新、行の挿入等で行います。以下の機能で追加することもできます。

■定義内容を確認する

[入力チェック]ボタンをクリックし、設定している内容に文法的な問題はないかを確認します。問題がある場合は、エラーダイアログに表示された内容にしたがって、設定内容を見直してください。

■定義内容を保存する

イベントコリレーション監視の条件定義は、以下の手順でCSVファイルに保存します。

  1. [メッセージ特定条件]シートにて、[コリレーション監視へ]ボタンをクリックします。

    →[コリレーション監視の条件定義メンテナンス]シートが表示されます。

  2. [イベント監視へ]ボタンをクリックします。

    →[イベント監視の条件定義メンテナンス]シートが表示されます。

  3. [CSV出力]ボタンをクリックし、定義を保存するファイル名を指定します。

■グローバルサーバで発生する複数行のメッセージについて

被監視システムから複数行で構成されるメッセージが通知されることがあります。複数行のメッセージが通知された場合、Systemwalker Centric Manager Global Enterprise Editionは、複数行をブロック化(1ブロックは約2047バイト)してメッセージの特定処理を行います。このとき、メッセージの特定条件と有効な範囲は最初のブロックの範囲です。2個目以降のブロックは特定条件として処理されません。


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