Systemwalker Centric Manager ソリューションガイド コリレーション編 - UNIX/Windows(R)共通 -
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第1部 イベントを集約して監視する運用> 第1章 運用形態> 1.2 運用形態1:事象が発生したら処理/対処を行う(複数イベントをまとめて監視する)

1.2.1 「運用形態1」の定義方法

「運用形態1」の運用の定義方法を説明します。

■定義の流れ

1. サーバに設定しているローカル定義の内容をCSVファイルに出力します。

2. Event Designer をインストールします。

3. Event Designer で定義します。
 1) 異常と判断する条件、異常と判断した後の処理2.のメッセージ1、および異常と判断した後の処理3.を、[新規入力支援]画面で定義します。
 2) 異常と判断した後の処理2.のメッセージ2、メッセージ3、およびメッセージ4を追加します。
 3) 異常と判断した後の処理1.を定義します。

4. Event Designerの定義をCSVファイルに出力します。

5. 設定した定義をサーバに反映します。

■定義の詳細

◆1.サーバに設定しているローカル定義の内容をCSVファイルに出力します。

  1. 運用管理サーバで、mpaoscrcsv(イベントコリレーション定義のCSV出力コマンド)を使用して、設定されている定義を出力します。

    Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker\mpaosfsv\bin\mpaoscrcsv -o c:\temp\correlation.csv

    mpaoscrcsv(イベントコリレーション定義のCSV出力コマンド)の詳細については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。

  2. Event DesignerをインストールするマシンにCSVファイル(c:\temp\correlation.csv)をコピーします。

◆2.Event Designer をインストールします。

  1. Systemwalker Centric Manager のセットアップ画面を起動します。

    ローカルインストールを行う場合はCD-ROMから、ネットワークインストールで行う場合は、ネットワーク接続したドライブからインストールコマンドを実行します。

    CD-ROMまたはネットワーク接続ドライブ\swsetup.exe

    →セットアップ画面が表示されます。

  2. [ツール]の[Event Designer]を起動します。

    →[ようこそ]画面が表示されます。あとは、画面の指示に従って操作して、インストールします。

  3. Event Designer を起動します。

    以下のMicrosoft(R) Excelファイルを起動します。

    Event Designerインストールディレクトリ\bin\Event Designer.xls

◆3.Event Designer で定義します。

1) 異常と判断する条件、異常と判断した後の処理2.のメッセージ1、および異常と判断した後の処理3.を、[新規入力支援]画面で定義します。

  1. [CSV入力]ボタンをクリックします。入力するファイルにmpaoscrcsv(イベントコリレーション定義のCSV出力コマンド)で出力したCSVファイル(c:\temp\correlation.csv)を指定します。

    →CSVファイルの内容が、Event Designerに反映されます。

  2. [コリレーション定義]ボタンをクリックし、サブメニューから[コリレーション監視の条件定義]をクリックします。

    →[コリレーション監視の条件定義メンテナンス]シートと[新規入力支援]画面が表示されます。

  3. 項目を設定します。

    (1)[コリレーション条件]

    (2)[条件成立時処理]

    (3)条件不成立時処理

  4. [OK]ボタンをクリックします。

    →コリレーション監視の条件定義の各シートに設定した項目が反映されます。

2) 異常と判断した後の処理2.のメッセージ2、メッセージ3、およびメッセージ4を追加します。

  1. 監視するメッセージのテキストを追加します。
    1. [メッセージ特定条件]シートで以下の項目を入力してください。

      [ラベル名の特定]:分割せずにメッセージを特定
      [メッセージテキストの特定]:AP:FjzUser: 情報: 104: 業務\(FjzUser\.exe\)起動しました。

      [ラベル名の特定]:分割せずにメッセージを特定
      [メッセージテキストの特定]:AP:FjObsvG: 情報: 104: 業務\(FjzObsvG\.exe\)起動しました。

      [ラベル名の特定]:分割せずにメッセージを特定
      [メッセージテキストの特定]:AP:FjCMS20: 情報: 104: 業務\(FjCMS20\.exe\)起動しました。

    2. [入力チェック]ボタンをクリックします。

      →[メッセージ特定コード]が自動採番(メッセージ特定0002・メッセージ特定0003・メッセージ特定0004)されます。

  2. [コリレーションパターン]に追加したメッセージの情報を追加します。
    1. [コリレーションパターン]シートを選択してください。
    2. [コリレーションパターンコード]の[コリレーションパターン0001]を選択し、[関連イベント追加]ボタンを追加したメッセージ分(3回)クリックしてください。

    3. 以下の項目をリスト選択し、設定してください。

      [関連イベントの関連]:AND:"かつ"で監視
      [関連イベント]:メッセージ特定0002
      [関連イベント]:メッセージ特定0003
      [関連イベント]:メッセージ特定0004

3) 異常と判断した後の処理1.を定義します。

  1. [メッセージ特定条件]シートで[メッセージ特定コード]の[メッセージ特定0000]を選択し、[対応イベント定義検索]をクリックしてください。

    →以下のメッセージが出力されます。

  2. [はい]をクリックしてください。

    →[イベント監視の条件定義メンテナンス]シートに定義が反映されます。

  3. [リモートコマンド]シートで以下の項目を入力してください。

    [リモートコマンドを発行する]:2:常時実行
    [発行先]:-:自システム
    [コマンド名]:c:\work\process_restart.bat

  4. [入力チェック]ボタンをクリックします。

    →[アクションコード]が自動採番(リモート0000)されます。

  5. 定義したコマンドの情報を追加します。

    [イベント監視の条件定義メンテナンス]シートで、[リモートコマンド]に[リモート0000]を定義します。

    [新規入力支援]画面の項目と各シートの項目の対応については、“[新規入力支援]ダイアログとEvent Designerのシートの対応表”を参照してください。

◆4.Event Designerの定義をCSVファイルに出力します。

  1. [イベント監視の条件定義メンテナンス]シートで、[CSV出力]ボタンをクリックし、出力するファイルにCSVファイル(c:\temp\correlation.csv)を指定します。

◆5.設定した定義をサーバに反映します。

  1. 運用管理サーバにCSVファイル(c:\temp\correlation.csv)をコピーします。
  2. 運用管理サーバで、mpaoscrdef(イベントコリレーション定義のCSV反映コマンド)を使用して、設定した定義を反映します。

    Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker\mpaosfsv\bin\mpaoscrdef -i c:\temp\correlation.csv -u

    mpaoscrdef(イベントコリレーション定義のCSV反映コマンド)の詳細については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。


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