Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編 - UNIX/Windows(R)共通 - |
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第3部 操作 | > 第9章 アプリケーションの異常を監視する | > 9.2 アプリケーションの稼働状況を監視する |
監視対象のアプリケーションが、稼働ポリシーに従って稼働しているかをチェックし、ポリシー違反が発生した場合はアラームイベントを通知します。また、稼働ポリシーの定義に従って、違反したアプリケーションを起動または停止することができます。
稼働ポリシーを設定するときには、起動または停止コマンドにより実際に起動/停止するまでの時間を考慮した設定が必要です。稼働ポリシーを変更した場合、ポリシー配付後、部門管理/業務サーバのサービスが再起動されたとき有効になります。すぐに有効にするときには、ポリシー配付で[すぐに適用する]を選択してください。
実行ファイル名が/bin/sh、または/bin/cshのようにシェルプログラム名となっているプロセスも、検出、稼働監視することができます。
以下の稼働違反を検出すると、稼働ポリシー違反のイベントが通知され、[Systemwalkerコンソール]の[監視イベント一覧]に表示されます。
アプリケーション名が9:00から12:00 までの稼働ポリシーに違反しました。稼働時間(8:15 〜 11:00) アプリケーションのフルパス名 |
アプリケーション名と実際にアプリケーションが稼働していた時間が通知されます。ここで通知される稼働時間と実際にアプリケーションが起動していた時間は、必ずしも一致しません。ここでの時間は、アプリケーションが起動した後、最初に稼働が確認された時刻と、その後アプリケーションが停止するまでの間で最後に稼働が確認された時刻から計算して求められています。
なお、アプリケーション管理デーモンが起動する前に該当のアプリケーションが起動していた等で、アプリケーションの開始した時刻が不明な場合は稼働時間の表示はされません。
アプリケーション名 ( PID: 1024 )が9:00から12:00 までの稼働ポリシーに違反しました。アプリケーションのフルパス名 |
アプリケーション名と稼働しているプロセスIDが通知されます。
アプリケーション名のプロセス数[1]は下限[2]を下回っています。稼動時間帯8:30から11:00の稼動ポリシーに違反しました。 |
アプリケーション名のプロセス数[5]は上限[3]超過です。稼動時間帯9:00から12:00の稼動ポリシーに違反しました。 |
以下のタイミングで、[監視イベント一覧]に表示されている稼働ポリシー違反イベントは、[対処済]に変わります。
なお、監視対象のアプリケーションを、存在するすべての業務フォルダから削除した場合、イベントの自動対処は行われません。また、アプリケーション管理エージェントを再起動した場合は、イベントの自動対処が行われないことがあります。
自動対処が行われない場合、手動で対処してください。
[稼働監視の設定]ダイアログボックスで[稼働時間帯内に稼働していない場合に起動する]チェックボックスをチェックしておくと、アプリケーションを自動的に起動することができます。稼働監視の時間内にアプリケーションが停止していた場合、設定した起動コマンド(設定していない場合は実行ファイル)を使用して、アプリケーションが起動されます。
以下の処理が自動的に行われます。
[稼働監視の設定]ダイアログボックスで[稼働時間帯外に停止していない場合に停止する] チェックボックスをチェックしておくと、アプリケーションを自動的に停止することができます。稼働監視の終了時刻にアプリケーションが停止していなかった場合、設定した停止コマンドを使用して、アプリケーションが停止されます。
以下の処理が自動的に行われます。
定義した停止コマンド/停止コマンドパス/コマンド引数が設定され、停止コマンドが発行されます。
停止対象プロセスを強制終了します。
イベント監視の条件定義の初期設定(アプリ管理の定義)を変更する場合の注意事項
イベント監視の条件定義の初期設定に含まれるアプリ管理の定義を変更した場合、アプリケーション管理のイベントが[Systemwalkerコンソール]の[監視イベント一覧]に表示されない場合があります。
[イベント監視の条件定義]の初期設定に含まれるアプリ管理の定義を変更する場合は、[イベント定義/アクション定義]-[メッセージ監視アクション]タブの[詳細設定]ボタンをクリックし、[メッセージ監視(詳細)]ダイアログボックスで必ず[監視イベント種別]に[アプリ管理]を設定してください。
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