Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編 - UNIX/Windows(R)共通 - |
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第2部 設定 | > 第7章 イベントの対処を自動化する |
ユーザが作成したプログラムからの返答要求メッセージを[Systemwalkerコンソール]に表示して、返答を要求します。返答要求に対して返答し、ユーザが作成したプログラムは返答内容を受け取り、処理が続行されます。
ユーザが作成したプログラム上で、[Systemwalkerコンソール]に返答を要求したい箇所にて返答要求APIを呼び出します。
返答結果は半角英数字で124文字以内になるようにプログラムを作成してください。日本語を使用する場合は、日本語61文字以内になるようにプログラムを作成してください。
返答要求API(ORMRequest)の詳細については、“Systemwalker Centric Manager API・スクリプトガイド”を参照してください。
被監視システムで発生した返答要求メッセージは、[Systemwalkerコンソール]の[監視イベント一覧]に通知されます。
[Systemwalkerコンソール]に通知されたメッセージの内容を確認後、メッセージ内容に対して返答することができます。
→[監視イベント:返答]ダイアログボックスが表示されます。
→[監視イベント一覧]で、メッセージの[状態]欄が[返答済]になります。
→ユーザが作成したプログラムに返答文字列が送信され、プログラムが復帰します。
→[監視イベント一覧]で、メッセージの[状態]欄が[対処済]になります。
返答文字列の登録については、“返答文字列を登録する”を参照してください。
ORMInitDisplay(コンソール表示初期化コマンド)【UNIX版】の詳細については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。
返答要求元のサーバと文字コードが違う場合、返答文字列は返答要求元のサーバの文字コードに変換が行われます。文字コード変換の結果、返答文字列長が320バイトを超える場合、以下のエラーメッセージがシスログとして出力され、要求元プログラムには復帰しません。
[UTF-8環境の場合]
FJSVsorm:ERROR: 2009: Wrong response message is set up. |
[UTF-8環境以外の場合]
FJSVsorm:ERROR: 2009: 応答メッセージが正しく指定されていません。 |
メッセージの詳細については、“Systemwalker Centric Manager メッセージ説明書”の“FJSVsormで始まるメッセージ”を参照してください。
返答要求メッセージに対して、自動的に返答をします。返答内容があらかじめ決まっている場合は、返答要求メッセージに対して、作成したスクリプトを事前に登録することで、自動的に返答することができます。
→指定されたメッセージが発行されると、スクリプトが起動されます。
→スクリプトの起動により、返答内容が戻されます。
自動返答は、メッセージ発生元サーバで行います。そのため、スクリプトおよびイベント監視の条件定義は、ポリシー等で、各サーバに配付してください。
イベント監視の条件定義については、“イベント監視の条件を設定する”を参照してください。スクリプト(自動返答)の詳細については、“Systemwalker Centric Manager API・スクリプトガイド”を参照してください。
返答要求に対して、コマンドで以下の操作を行うことができます。
ORMInitDisplay(コンソール表示初期化コマンド)【UNIX版】、ORMViewReplylog(返答ログ表示コマンド)【UNIX版】、およびORMNoticeMsg(返答要求メッセージ発生監視設定コマンド)【UNIX版】の詳細については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。
返答要求メッセージに対する返答文字列をあらかじめ登録しておくことができます。返答文字列の登録方法を以下に示します。
[返答定義]に入力した文字の長さが、320バイト以内であっても、UTF-8に変換した結果、320バイトを超えている場合には、それ以上の文字列は入力できません。
CSVファイルから読み込んだ返答定義の長さが、320バイト以内であっても、UTF-8に変換した結果、320バイトを超えている場合は、読み込みに失敗します。CSVファイルから読み込んだ返答定義の長さを、UTF-8に変換した後に320バイト以内になるように再設定してください。
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