Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編 - UNIX/Windows(R)共通 -
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第2部 設定> 第5章 [監視ポリシー]以外のポリシーの設定> 5.4 ノードを監視する> 5.4.2 ノードの変更を監視する

5.4.2.1 固定IPアドレス環境でノードの変更を監視する

固定IPアドレス環境のノードの変更を定期的に監視し、以下の事象をイベントとして通知できます。

■固定IPアドレス環境のノードを監視する

監視できる事象は以下のとおりです。

イベントとして通知する事象

通知するイベント

種別

メッセージ文

発生先ノード

ノードが追加された

警告

新しいノードを検出しました。(XXX.XXX.XXX.XXX)

追加されたノード

既存ノードのIPアドレスが変更された

警告

IPアドレスが変更されました。(XXX.XXX.XXX.XXX->YYY.YYY.YYY.YYY)

変更されたノード

ノードが削除された場合

警告

ノードが削除されました。(hostname,XXX.XXX.XXX.XXX)

運用管理サーバ

許可されていないノードが追加された(MACアドレスが取得できる場合)

エラー

許可されていないMACアドレスを検出しました。(FF:FF:FF:FF:FF:FF,XXX.XXX.XXX.XXX)

対象ノード

許可されていないノードが追加された(MACアドレスが取得できない場合)

警告

MACアドレスが不明なノードを検出しました。(XXX.XXX.XXX.XXX,代表インタフェース)

対象ノード

SNMPエージェントが動作していない

警告

ノードのSNMPエージェントからの応答がありません。(XXX.XXX.XXX.XXX)

対象ノード

XXX.XXX.XXX.XXX、YYY.YYY.YYY.YYY:IPアドレス

hostname:ホスト名

FF:FF:FF:FF:FF:FF:MACアドレス

■監視する対象の設定

通常は[方法1]により設定します。

[Systemwalkerコンソール]に登録されているMACアドレスとサブネットアドレスを元にして設定する場合は、[方法2]により設定します。

[方法1]

  1. 以下のコマンドを実行し、ノード変更監視設定ファイルを作成します。

    mpfwdset -o -f detect.txt

    →ノード変更監視設定ファイル(detect.txt)が作成されます。このファイルを以下のように編集してください。

    1. 許可するMACアドレスを記述します。
    2. 監視するサブネットアドレスを記述します。
    3. 監視する事象の設定を“on”にします。
  2. 以下のコマンドを実行します。

    mpfwdset -i -f detect.txt

    →ノード変更監視設定ファイルの情報がノード変更監視の動作設定に反映されます。

[方法2]

  1. 監視する事象を登録します。
    1. ノード変更監視設定ファイルの雛型ファイルを出力します。

      mpfwdset -o -f detect.txt

    2. ノード変更監視設定ファイル(detect.txt)に、監視する事象の設定を“on”にして記述します。

      ノード変更監視設定ファイルの内容例(ノードが追加された事象を監視する場合)

      Detect1 = on

    3. 以下のコマンドを実行します。

      mpfwdset -i -f detect.txt

      →ノード変更監視設定ファイルの情報がノード変更監視に反映されます。

  2. 監視するノードのMACアドレスを登録します。
    1. 以下のコマンドを実行します。

      mpcmcsv -m OUT -o NODE -f node.csv

    2. 出力されたCSVファイル(node.csv)を編集して、監視対象外のノード情報を削除します。
    3. 以下のコマンドを実行します。

      mpfwdset -i -m 26 -f node.csv

      →CSVファイルの情報がノード変更監視の動作設定に反映されます。

  3. 監視するサブネットアドレスを登録します。
    1. 以下のコマンドを実行します。

      mpcmcsv -m OUT -o FOLDER -f folder.csv

    2. 出力されたCSVファイル(folder.csv)を編集して、監視対象外のサブネットフォルダ情報を削除します。
    3. 以下のコマンドを実行します。

      mpfwdset -i -s 8 -f folder.csv

      →CSVファイルの情報がノード変更監視の動作設定に反映されます。

mpcmcsv(構成管理情報のCSV入出力コマンド)、mpfwdset(ノード変更監視設定コマンド)、ノード変更監視設定ファイルの詳細については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。


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