Systemwalker Centric Manager 導入手引書 - UNIX/Windows(R)共通 -
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第4章 部門管理サーバ・業務サーバの環境構築> 4.3 利用する機能により必要なディスク容量の見積もり

4.3.2 イベント監視に必要な資源

イベント監視では、以下のファイルが必要です。

それぞれのファイルの内容は、イベント監視のコマンドおよびAPIで参照することができます。イベント監視用コマンドの概要については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を、APIの詳細については、“Systemwalker Centric Manager API・スクリプトガイド”を参照してください。

ここでは、それぞれのファイルの見積もり方法を説明します。

■メッセージログファイルの見積も

ディスク使用量の見積もり手順

  1. 保存するメッセージの総数を以下の計算式で算出します。

    【T】=【M】×【S】×【D】


    【T】:保存するメッセージの総数。

    【M】:1システムあたり1日に出力されるメッセージの平均個数。

    (予測値)運用に応じて概算値を設定します。

    【S】:メッセージを保存するシステム数。

    監視システムの場合は、監視するシステムの数+1(自システム)とします。

    中継するシステムがある被監視システムの場合は、運用に応じて以下の値を計算します。

    下位システムのメッセージも保存する場合:
    下位システム数 + 1(自システム)とします。
    下位システムのメッセージは保存しない場合:
    1(自システム)とします。
    中継するシステムがない場合:
    1(自システム)とします。

    【D】:メッセージを保存しておく日数。

  2. 1.で求めた【T】を以下の式の【T】に当てはめ、式が成立するように「L」と「N」の値を決定します。

    【L】×【N】=【T】

    【L】:コマンドログファイル数。(1〜19の範囲)

    【N】:1ログファイルあたりのコマンドとその応答の格納数。

  3. ディスク使用量を以下の計算式(単位:バイト)で計算します。

    ディスク使用量 =

     (【L】+ 1) ×【N】 × (メッセージ長の平均 + 150)

    メッセージ長の平均の目安は、100バイトと考えてください。

    【UNIX版】

    UTF-8環境の場合、メッセージ長の平均の目安は、150バイトと考えてください。

    例えば、1システム1日あたり平均80個のメッセージが発生し、10システムの1か月分のメッセージを保存したい場合は、以下のような見積もりになります。

    (メッセージ長の平均を100で計算した場合)

     【T】= 80 × 10 × 30 = 24,000
     【T】= 15(=L) × 1,600(=N)

     

    ディスク使用量 =

     16 × 1,600 × 250 = 6,400,000(B) = 約6MB

■滞留メッセージ保存ファイルの見積も

滞留メッセージ保存ファイルの見積もり式は、運用管理サーバの場合と同様です。“運用管理サーバの環境構築”の“イベント監視に必要な資源”を参照してください。

■アクション実行履歴ファイルの見積も

アクション実行履歴ファイルの見積もり式は、運用管理サーバの場合と同様です。“運用管理サーバの環境構築”の“イベント監視に必要な資源”を参照してください。

■イベント監視の条件定義、イベントコリレーション定義の過去定義ファイル

イベント監視の条件定義、イベントコリレーション定義の過去定義ファイルの見積もり式は、運用管理サーバの場合と同様です。“運用管理サーバの環境構築”の“イベント監視に必要な資源”を参照してください。


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