Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル - UNIX/Windows(R)共通 -
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第1章 コマンドリファレンス> 1.2 コマンド

1.2.129 mpcmcsv(構成管理情報のCSV入出力コマンド)

■機能説明

本コマンドは、CSVファイルにより構成管理情報の登録(新規/変更)、削除を行うことができます。また、“構成管理のCSVファイル”に出力することもできます。

本コマンドの機能一覧

機能

登録

削除

出力

ノード構成情報

ノード構成情報(V10拡張形式)

ノード構成情報(V13拡張形式)

フォルダ構成情報

フォルダ構成情報(V11拡張形式)

管理サーバ定義

×

ネットワークリンク定義

ノードリンク定義

マルチサイト全体監視運用のノード構成情報

×

マルチサイト型全体監視運用のフォルダ構成情報

×

マルチサイト型全体監視運用のノードリンク定義

×

■記述形式

mpcmcsv

-m ADD -f file [-l logfile] [-s separator]

mpcmcsv

-m DEL -f file [-l logfile] [-s separator]

mpcmcsv

-m OUT -o NODE|NODE10EX|INTERNET_NODE|NODE13EX|FOLDER|FOLDER11EX|INTERNET_FOLDER|NODELINK|INTERNET_NODELINK|NETWORKLINK|SMSERVER [-t TargetFolder] -f file [-l logfile] [-s separator]

■オプション

-m ADD:
file で指定した構成情報を登録(追加または更新)します。
-m DEL:
file で指定した構成情報を削除します。
-m OUT:
-o で指定した構成情報をCSVファイル形式で出力します。
-o NODE:
ノード構成情報CSVファイルを出力します。
-o NODE10EX:
ノード構成情報CSVファイル(V10拡張形式)を出力します。
-o INTERNET_NODE:
マルチサイト全体監視運用のノード構成情報CSVファイルを出力します。
-o NODE13EX:
ノード構成情報CSVファイル(V13拡張形式)を出力します。
-o FOLDER:
フォルダ構成情報CSVファイルを出力します。
-o FOLDER11EX:
フォルダ構成情報CSVファイル(V11拡張形式)を出力します。
-o INTERNET_FOLDER:
マルチサイト型全体監視運用のフォルダ構成情報CSVファイルを出力します。
-o NODELINK:
ノードリンク定義CSVファイルを出力します。
-o INTERNET_NODELINK:
マルチサイト型全体監視運用のノードリンク定義CSVファイルを出力します。
-o NETWORKLINK:
ネットワークリンク定義CSVファイルを出力します。
-o SMSERVER:
管理サーバ定義CSVファイルを出力します。
-t TargetFolder:
ノード一覧ツリー内、またはノード管理ツリー内の特定のフォルダ配下の情報だけをCSVファイルへ出力します。

以下の例のようにルートフォルダから指定のフォルダまでを\区切りしたパス形式で指定します。また、空白文字が含まれる場合は、"(ダブルクォーテーション)で囲みます。

例)"\Tree Folder\SubFolder\End Folder"
-f file:
CSVファイルのパスを指定します。

空白文字が含まれる場合には、"(ダブルクォーテーション)で囲みます。

-l logfile:
ログファイルのパスを指定します。

指定がない場合は、標準出力にメッセージを出力します。

ログファイルには、コマンドの動作結果が出力されます。

-s separator:
CSVファイル内のフォルダパスで使用している区切り文字(1文字)を指定します。指定がない場合には、‘\’が区切り文字となります。

‘\’を含むフォルダ名がある場合には、例えば -s / と指定して‘/’(スラッシュ)を区切り文字にします。

■復帰値

0:
正常終了
1:
異常終了

■参照

mpcmclst(クラスタ論理ノード管理コマンド)
ネットワークリンク定義CSVファイル
ノードリンク定義CSVファイル
ノード構成情報CSVファイル
ノード構成情報CSVファイル(V10拡張形式)
ノード構成情報CSVファイル(V13拡張形式)
フォルダ構成情報CSVファイル
フォルダ構成情報CSVファイル(V11拡張形式)
管理サーバ定義CSVファイル
表:構成管理用コマンド

■コマンド格納場所

Windows

Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\bin

Solaris
Linux

/opt/systemwalker/bin

■実行に必要な権限/実行環境

【Windows】

【Solaris/Linux】

■注意事項

■使用例1

一般的な構成情報登録の一連の流れ(ノード一覧ツリー)

  1. フォルダ構成情報を登録します。(参照: フォルダ構成情報CSVファイル)
    mpcmcsv -m ADD -f folder.csv

  2. ノード構成情報を登録します。(参照: ノード構成情報CSVファイル)
    mpcmcsv -m ADD -f node.csv

    所属するネットワークフォルダがない場合は、あらかじめ登録されているノードは、新ノードフォルダに配置されます。

  3. 部門管理サーバがクラスタの場合mpcmclstコマンドで論理ノードを登録します。
    host_b1(プライマリ)、host_b2(セカンダリ)の@クラスタからホスト名“host_b”IPアドレス“10.34.195.1”の論理ノードを作成します。
    mpcmclst -a -h host_b1 -i 10.34.195.1 -n host_b
  4. 管理サーバ定義を登録します。(参照: 管理サーバ定義CSVファイル)
    mpcmcsv -m ADD -f server.csv

    あらかじめ、部門フォルダとノードを作成しておく必要があります。

■使用例2

構成情報登録の一連の流れ(ノード管理ツリー)
(あらかじめ、ノード一覧ツリーでの構成情報登録が完了していることが必要です。)

  1. フォルダ構成情報を登録します。(参照: フォルダ構成情報CSVファイル)
    mpcmcsv -m ADD -f folder2.csv

  2. ネットワークリンク定義を登録します。(参照: ネットワークリンク定義CSVファイル)
    mpcmcsv -m ADD -f netlink.csv

  3. ノードリンク定義を登録します。(参照: ノードリンク定義CSVファイル)
    mpcmcsv -m ADD -f nodelink.csv

■実行結果/出力形式

警告メッセージ、エラーメッセージをログファイルに出力します。ログファイルの指定がなければ、標準出力に出力されます。


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