Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル - UNIX/Windows(R)共通 -
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1.2.53.5 プロキシ情報の変更
■機能説明
http/https通信を使用して上位サーバと接続する条件としてプロキシを使用して接続する場合、本コマンドを使用して資源配付クライアントの管理ファイルに対してプロキシ情報を変更します。
■記述形式
drmsmdfy |
-a proxy -h 接続先のノード名 -i {http|https} [-s プロキシサーバ名] [-n ポート番号] [-u ユーザID] [-p パスワード] [-w] [-e on|off ] |
■オプション
- -a proxy:
- 本コマンドの機能を定義します。本オプションは“proxy”と指定します。
- -h 接続先のノード名:
- プロキシ情報を設定する必要のある接続先のノード名を、ホスト名、ipアドレス、http URLアドレスまたはhttps URLアドレスのどれかを128バイト以内で指定します。
- -i {http|https}:
- 変更するプロキシサーバ情報の種類を指定します
- http:
- http通信時に使用するプロキシサーバ情報を変更します。
- https:
- https通信時に使用するプロキシサーバ情報を変更します。
- -s プロキシサーバ名:
- プロキシサーバ名を変更する場合に256バイト以内で指定します
- -n ポート番号:
- ポート番号を変更する場合に0〜65535までの数字で指定します。
- -u ユーザID:
- ユーザIDを変更する場合に80バイト以内で指定します。
- -p パスワード:
- パスワードを変更する場合に80バイト以内で指定します。空白を含むパスワードを指定する場合は“"(ダブルクォーテーション)”で囲む必要があります。また、パスワードに“"(ダブルクォーテーション)”を含める場合は“"(ダブルクォーテーション)”の直前に“\”を指定してください。パスワードなしを指定する場合は-pだけ指定してください。
- -w:
- 本オプションを指定すると、コマンドラインに“Password:”の文字を出力します。パスワードを変更する場合に80バイト以内で指定します。この場合、パスワードは画面に表示されません。また、パスワードに“"(ダブルクォーテーション)”を含める場合は“"(ダブルクォーテーション)”の直前に“\”を指定する必要はありません。
- -e on | off
- プロキシを使用するかどうかを変更する場合に指定します。
- on:
- プロキシ情報を使用します。
- off:
- プロキシ情報を使用しません。
本オプションを省略した場合、設定は変更されません。
■復帰値
- 0:正常終了
- プロキシ情報の変更処理が正常に終了しました。
- 1:警告
- 指定された接続先のノード名が存在しません。
指定された接続先のノード名にプロキシ情報の定義が存在しません。
- 3:処理継続不可能な使用者エラー
- オプションの指定に誤りがあります。プロキシ情報変更ができません。
- 4:プログラムエラー
- システムにエラーが発生しました。プロキシ情報変更ができません。
動作中のファイルの置き換えが完了していません。
■参照
表:資源配付用コマンド(クライアント用)
■コマンド格納場所
Windows |
Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\mpdrmscl |
■実行に必要な権限/実行環境
- Administrator権限(Windows)が必要です。
- クライアント用コマンドです。
■注意事項
- コマンドで異常が発生した場合、DRMS管理ファイル格納ディレクトリ配下のerrcmd.datファイルを参照してください。
- 接続先のノード名がホスト名の場合は大文字小文字を区別します。
- 接続先のノード名がIPアドレスの場合はドット区切りの10進表記で指定してください。IPアドレスの先頭には0は指定できません。
- 接続先のノード名以外のオプションをすべて省略した場合は、プロキシ情報の変更は行いません。
- パスワードを入力する際、-pオプションと-wオプションでは入力形式が違います。“"(ダブルクォーテーション)”を含むパスワードを指定する際、-pオプションでは“"(ダブルクォーテーション)”の直前に“\”を付加しなければいけないのに対し、-wオプションでは“\”を付加する必要はありません。
- -pオプションと-wオプションが共に指定された場合は、-pオプションを無効とします。
- 本コマンドはポリシーとして使用できません。
- HP-UXおよびAIXでは、クライアントまたは業務サーバからhttpsを使用した資源の取り出しはできませんのでhttpを使用してください。また、S/MIMEも使用できません。
■使用例
接続先のノード名“HOST1”でのhttp通信のプロキシ情報を、プロキシサーバ名“drms2.fujitsu.com”に変更します。ユーザIDを“systemwalker”と指定します。
drmsmdfy -a proxy -h HOST1 -i http -s drms2.fujitsu.com -u systemwalker
■実行結果/出力形式
指定されたプロキシ情報が変更されます。
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