PRIMEQUEST System Disk Mirror for Windows ユーザーズガイド V1.0 |
目次
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第2章 設定 |
ミラーリングの設定方法を説明します。
ミラーリングの設定は、管理者権限を持つユーザ (Administrators グループに属しているユーザ) が実行できます。
コマンドプロンプトの起動
[スタート]-[すべてのプログラム]-[アクセサリ]-[コマンドプロンプト] を起動します。
ミラーリングするディスクの確認
ミラー元およびミラー先のディスクのディスク番号、容量、パーティション構成を確認します。
ミラーリングするディスクは、以下の条件を満たす必要があります。
SAN 接続されたディスクではない。
パーティションテーブルが GPT 形式である。
ベーシックディスクである。
ディスクの最後尾に、占有パーティション (ミラーリングの管理情報が格納される 256M バイトのパーティション) を作成するための、連続した空き領域がある。
ミラー元ディスクのパーティション数が 9 個以下である。
ミラー元とミラー先のディスク容量が等しい。
ミラー先ディスクにパーティションが作成されていない。
ミラー元とミラー先のディスクは、同一の I/O ユニット、または、同一の増設ファイルユニットに属している。
ディスク番号、容量、パーティション構成は、以下のいずれかの方法で確認できます。
Windows の「ディスクの管理」
ディスクの管理は、[スタート]-[コントロールパネル]-[管理ツール]-[コンピュータの管理]-[ディスクの管理] を選択して起動します。
diskpart コマンドの list disk コマンド
> diskpart DISKPART> list disk Disk ### Status Size Free Dyn Gpt -------- --------------- ------- ------- --- --- Disk 0 オンライン 68 GB 256 MB * Disk 1 オンライン 68 GB 256 MB * |
sdxinfo -P コマンド
NAME 欄でディスク番号、BLOCKS 欄で容量、LOCATION 欄で位置が確認できます。
> sdxinfo -P OBJ NAME BLOCKS STATUS DKNAME LOCATION ------ ---- ------------ ------- ------ --------------------------------------- device 0 35291136 * * IOU#0-HDD#0 device 1 35291136 * * IOU#0-HDD#1 |
sdxinfo コマンドの詳細は、「sdxinfo - ディスクの構成と状態の表示」を参照してください。
ミラーリングの設定
sdxsysdisk -M コマンドで、ミラーリングの設定をします。
設定を行う前に、「ディスクの管理」および diskpart コマンドを起動している場合は終了してください。
例: ミラー元のディスク番号が 0、ミラー先のディスク番号が 1 の場合
> sdxsysdisk -M -p 0:keep,1:undef |
ミラー元のディスク番号のあとに ":keep"、ミラー先のディスク番号のあとに ":undef" を指定します。
sdxsysdisk コマンドの詳細は、「sdxsysdisk - ミラーリングの設定と解除」を参照してください。
ミラーリング状態の確認
ミラーリングの設定を行うと、ミラーグループが作成され、ミラー元ディスクとミラー先ディスクが、ミラーディスクとしてミラーグループに登録されます。また、ミラー元ディスクからミラー先ディスクへ、等価性コピーが実行されます。等価性コピー実行中は、コピー先のディスクが COPY 状態になります。
例: ミラー元のディスク番号が 0 でディスク名が Disk0、ミラー先のディスク番号が 1 でディスク名が Disk1、ミラーグループ名が Group0 の場合
> sdxinfo -D OBJ NAME TYPE GROUP DEVNAM DEVBLKS STATUS ---- ------ ------ ------- ------ ------------ ------- disk Disk0 mirror Group0 0 35291136 VALID disk Disk1 mirror Group0 1 35291136 COPY |
等価性コピーの進捗 (%) は、sdxinfo -G -e long コマンドの出力の RATE 欄で確認できます。等価性コピーが完了すると、RATE 欄にはアスタリスク (*) が表示されます。
> sdxinfo -G -e long OBJ NAME DISKS BLKS SPARE JRM TYPE COPY RATE CURBLKS COPYBLKS DLY ----- ------- --------------------------- ------------ ----- --- ------ ---- ---- ------------ ------------ ---- group Group0 Disk0:Disk1 35291136 0 on mirror run 2 705823 34766848 0 |
等価性コピーが正常終了すると、ミラーグループ内のすべてのディスクが VALID 状態になります。
> sdxinfo -D OBJ NAME TYPE GROUP DEVNAM DEVBLKS STATUS ---- ------ ------ ------- ------ ------------ ------- disk Disk0 mirror Group0 0 35291136 VALID disk Disk1 mirror Group0 1 35291136 VALID |
sdxinfo コマンドの詳細は、「sdxinfo - ディスクの構成と状態の表示」を参照してください。
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