PRIMEQUEST System Disk Mirror for Windows ユーザーズガイド V1.0
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第2章 設定

2.1 ミラーリングの設定

ミラーリングの設定方法を説明します。

ミラーリングの設定は、管理者権限を持つユーザ (Administrators グループに属しているユーザ) が実行できます。


  1. コマンドプロンプトの起動

    [スタート]-[すべてのプログラム]-[アクセサリ]-[コマンドプロンプト] を起動します。


  2. ミラーリングするディスクの確認

    ミラー元およびミラー先のディスクのディスク番号、容量、パーティション構成を確認します。

    ミラーリングするディスクは、以下の条件を満たす必要があります。

    ディスク番号、容量、パーティション構成は、以下のいずれかの方法で確認できます。

    1. Windows の「ディスクの管理」

      ディスクの管理は、[スタート]-[コントロールパネル]-[管理ツール]-[コンピュータの管理]-[ディスクの管理] を選択して起動します。


    2. diskpart コマンドの list disk コマンド

      > diskpart
      
      DISKPART> list disk
      
        Disk ###  Status           Size     Free     Dyn  Gpt
        --------  ---------------  -------  -------  ---  ---
        Disk 0    オンライン         68 GB   256 MB        *
        Disk 1    オンライン         68 GB   256 MB        *


    3. sdxinfo -P コマンド

      NAME 欄でディスク番号、BLOCKS 欄で容量、LOCATION 欄で位置が確認できます。

      > sdxinfo -P
      OBJ    NAME BLOCKS       STATUS  DKNAME LOCATION
      ------ ---- ------------ ------- ------ ---------------------------------------
      device 0        35291136 *       *      IOU#0-HDD#0
      device 1        35291136 *       *      IOU#0-HDD#1


      sdxinfo コマンドの詳細は、「sdxinfo - ディスクの構成と状態の表示」を参照してください。


  3. ミラーリングの設定

    sdxsysdisk -M コマンドで、ミラーリングの設定をします。

    設定を行う前に、「ディスクの管理」および diskpart コマンドを起動している場合は終了してください。

    例: ミラー元のディスク番号が 0、ミラー先のディスク番号が 1 の場合

    > sdxsysdisk -M -p 0:keep,1:undef


    ミラー元のディスク番号のあとに ":keep"、ミラー先のディスク番号のあとに ":undef" を指定します。


    sdxsysdisk コマンドの詳細は、「sdxsysdisk - ミラーリングの設定と解除」を参照してください。


  4. ミラーリング状態の確認

    ミラーリングの設定を行うと、ミラーグループが作成され、ミラー元ディスクとミラー先ディスクが、ミラーディスクとしてミラーグループに登録されます。また、ミラー元ディスクからミラー先ディスクへ、等価性コピーが実行されます。等価性コピー実行中は、コピー先のディスクが COPY 状態になります。

    例: ミラー元のディスク番号が 0 でディスク名が Disk0、ミラー先のディスク番号が 1 でディスク名が Disk1、ミラーグループ名が Group0 の場合

    > sdxinfo -D
    OBJ  NAME   TYPE   GROUP   DEVNAM DEVBLKS      STATUS
    ---- ------ ------ ------- ------ ------------ -------
    disk Disk0  mirror Group0  0          35291136 VALID
    disk Disk1  mirror Group0  1          35291136 COPY

    等価性コピーの進捗 (%) は、sdxinfo -G -e long コマンドの出力の RATE 欄で確認できます。等価性コピーが完了すると、RATE 欄にはアスタリスク (*) が表示されます。

    > sdxinfo -G -e long
    OBJ   NAME    DISKS                       BLKS         SPARE JRM TYPE   COPY RATE CURBLKS      COPYBLKS     DLY
    ----- ------- --------------------------- ------------ ----- --- ------ ---- ---- ------------ ------------ ----
    group Group0  Disk0:Disk1                     35291136     0 on  mirror run     2       705823     34766848    0

    等価性コピーが正常終了すると、ミラーグループ内のすべてのディスクが VALID 状態になります。

    > sdxinfo -D
    OBJ  NAME   TYPE   GROUP   DEVNAM DEVBLKS      STATUS
    ---- ------ ------ ------- ------ ------------ -------
    disk Disk0  mirror Group0  0          35291136 VALID
    disk Disk1  mirror Group0  1          35291136 VALID


    sdxinfo コマンドの詳細は、「sdxinfo - ディスクの構成と状態の表示」を参照してください。



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