PRIMEQUEST System Disk Mirror for Windows ユーザーズガイド V1.0 |
目次
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第1章 機能 |
ミラーリングの構成要素について説明します。
ミラーグループとは、ミラーリングするディスクの単位です。1 つのミラーグループに登録された複数のディスクどうしがミラーリングされます。
ミラーグループは、ミラーリングの設定時に作成され、システムで一意のミラーグループ名 Groupn (ミラーグループ番号 n は 0 または 1) が付与されます。
ブートディスクが属しているミラーグループをブートグループ、データディスクが属しているミラーグループをデータグループと呼びます。
ミラーグループに登録されているディスクを、ミラーディスクと呼びます。
ミラーディスクには、システムで一意のミラーディスク名 Diskn (ミラーディスク番号 n は 0、1、2、または 3) が付与されます。
ミラーディスクは、ミラーグループ内での役割に応じて、マスタディスク、サブディスク、リード対象ディスクと呼ばれることがあります。これらの用語の意味は、「用語集」および「ミラーグループの状態」を参照してください。
ミラーディスク番号は、ミラーディスクを一意に識別するための番号です。Windows の「ディスクの管理」や diskpart コマンドで表示されるディスク番号とは一致しません。
ミラーディスクおよびミラーグループの個数には、以下の上限があります。
項目 |
上限 |
---|---|
1 つのシステム内のミラーグループ数 |
2 |
1 つのシステム内のブートグループ数 |
1 |
1 つのシステム内のデータグループ数 |
1 |
1 つのシステム内のミラーディスク数 |
4 |
1 つのミラーグループ内のミラーディスク数 |
2 |
1 つのシステムにデータグループを 2 つ以上作成しないでください。
ミラーリングの管理情報を格納するディスクパーティションを、占有パーティションと呼びます。占有パーティションは、すべてのミラーディスクの最後尾に自動的に作成されます。サイズは、256M バイトです。
占有パーティションは、ミラーディスクの登録時に作成され、ミラーディスクの削除時に削除されます。
ブートディスクと同じミラーグループに属しているディスクのうち、VALID 状態のディスクは、EFI メニューのブートエントリに登録されます。
ブートエントリ名の命名規則は以下のとおりです。
マスタブートエントリ名 (MIRROR DISK ミラーグループ番号 - ミラーディスク番号)
マスタブートエントリ名 : システム起動時に選択したブートエントリ名 ミラーグループ番号 : ブートディスクが属しているミラーグループのグループ名の末尾に付く番号 ミラーディスク番号 : ブートディスクと同じミラーグループに属しているミラーディスクのディスク名の末尾に付く番号
たとえば、ブートエントリ Windows Server 2003, Enterprise Edition を使用してシステムを起動してブートディスクのミラーリング設定を行い、ミラーグループ名が Group0、ミラーディスク名が Disk2、Disk3 と設定された場合、マスタブートエントリ (Windows Server 2003, Enterprise Edition) は削除され、以下のブートエントリが追加されます。
Windows Server 2003, Enterprise Edition (MIRROR DISK 0-2)
Windows Server 2003, Enterprise Edition (MIRROR DISK 0-3)
マスタブートエントリ名には、標準 ASCII 文字を使用してください。
マスタブートエントリの OS フレンドリ名は必ず設定してください。
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