PRIMEQUEST System Disk Mirror for Windows ユーザーズガイド V1.0
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第1章 機能

1.5 ミラーグループの状態

ミラーグループの主な状態を示します。

 

■ミラーグループ作成前の状態

ミラーグループを作成する前に、ミラー元のディスクにパーティションを作成しておき、ミラー先のディスクのパーティションはすべて削除しておきます。

[図 1_10: ミラーグループ作成前の状態]

 

■ミラーグループ作成後の状態

ミラーグループを作成すると、ミラー元ディスクからミラー先ディスクへの等価性コピーが実行され、コピーが完了すると、ミラーリング状態になります。ミラー元ディスクがマスタディスクかつリード対象ディスクになり、ミラー先ディスクがサブディスクになります。

[図 1_11: ミラーグループ作成後の状態]

 

■ミラー先ディスクから起動した状態

ブートディスクのミラー先ディスクからシステムを起動すると、ミラー先ディスクがマスタディスクかつリード対象ディスクになり、ミラー元ディスクがサブディスクになります。

[図 1_12: ミラー先ディスクから起動した状態]

 

■サブディスクで I/O エラーが発生した状態

サブディスクで I/O エラーが発生すると、サブディスクは ERROR 状態になりミラーリングの対象外になります。

[図 1_13: サブディスクで I/O エラーが発生した状態]

 

■サブディスクをミラーグループから削除した状態

サブディスクをミラーグループから削除すると、サブディスクのパーティションは削除され、サブディスクはミラーリング対象外になります。

[図 1_14: サブディスクをミラーグループから削除した状態]

■マスタディスクで I/O エラーが発生した状態

マスタディスクで I/O エラーが発生すると、サブディスクがリード対象ディスクになり、マスタディスクは ERROR 状態になりミラーリング対象外になります。この状態でシステムを再起動すると、サブディスクが新たなマスタディスクになります。

[図 1_15: マスタディスクで I/O エラーが発生した状態]

 

■マスタディスクをミラーグループから削除した状態

マスタディスクをミラーグループから削除すると、サブディスクがリード対象ディスクになり、マスタディスクはミラーリング対象外になります。また、システムが自動的に再起動され、再起動後、元マスタディスクのパーティションが削除されます。再起動後は、サブディスクが新たなマスタディスクになります。

[図 1_16: マスタディスクをミラーグループから削除した状態]

リード対象ディスク
通常、リード対象ディスクはマスタディスクと一致しています。ただし、以下の場合は、サブディスクがリード対象ディスクになります。



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