Interstage Web Server 使用上の注意 - Solaris -
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第2章 制限事項

2.3 EJBサービスの制限事項

項番

制限事項

対処方法

解除予定

1

クライアント/サーバ間通信で、long型のデータ型を引数および復帰値に使用することはできません。

ありません。

未定

2

ビジネスメソッド名に“remove”を使用すると不具合が発生する場合があります。

ありません。

未定

3

分散トランザクション機能を使用する時に、ある特定のメソッド内で以下のjavax.ejb.EJBContextのAPIを実行するとIllegalStateExceptionが発生します。

  • getCallerIdentity()
  • getCallerPrincipal()
  • isCallerInRole(Identity role)
  • isCallerInRole(String roleName)

上記メソッドを実行すると例外が発生するメソッドは以下です。

  • STATEFUL Session Beanの場合
    beforeCompletion
    afterCompletion
  • Entity Beanの場合
    ejbStore

ありません。

未定

4

以下に示す環境下のEJBアプリケーションメソッド内において、メソッドパーミッションが設定されたメソッドを呼び出すとRemoteExceptionが発生します。

  • 分散トランザクション機能使用時
    [STATEFUL Session Bean]
    ・beforeCompletion
    [Entity Bean]
    ・ejbStore

ありません。

未定

5

deployment descriptorファイルのリソース接続者に“Application”を指定し、かつ以下の環境下におけるEJBアプリケーションメソッド内においてJDBCリソースアクセスを行うとSQLExceptionが発生します。

  • 分散トランザクション機能使用時
    [STATEFUL Session Bean]
    ・beforeCompletion
    [Entity Bean]
    ・ejbStore

ありません。

未定

6

Entity Beanの最適化処理を使用したEJBアプリケーションでは、分散トランザクション機能を使用することはできません。

ありません。

未定

7

分散トランザクション機能を使用し、スナップ機能の出力レベルに'2'を指定した場合、OracleでORA-01002のエラーが発生する場合があります。

ありません。

未定

8

CMP2.0では分散トランザクション機能を使用できません。使用した場合、起動時にEJB1248(IJServer21248)のエラーが発生します。

ありません。

未定

9

Localインタフェースを実装したEJBアプリケーションのある特定のメソッド内で、以下のjavax.ejb.SessionContextのAPIを実行するとNullが返却されます。

  • getEJBLocalObject

上記メソッドを実行するとNullが返却されるメソッドは以下です。

  • STATEFUL Session BeanまたはSTATELESS Session Beanの場合
    • ejbCreate

ありません。

未定

10

LocalインタフェースとRemoteインタフェースの両方を実装したEJBアプリケーションのある特定のメソッド内で、以下のjavax.ejb.SessionContextまたはjavax.ejb.EntityContextのAPIを実行するとNullが返却される場合があります。

  • getEJBLocalObject

上記メソッドを実行するとNullが返却されるメソッドは以下です。

  • STATEFUL Session Beanの場合
    • ejbCreate
    • afterBegin
    • beforeCompletion
    • afterCompletion
    • ビジネスメソッド
    • ejbRemove
  • STATELESS Session Beanの場合
    • ejbCreate
    • ビジネスメソッド
    • ejbRemove
  • CMP2.0 Entity Beanの場合
    • ejbRemove

ありません。

未定

11

LocalインタフェースとRemoteインタフェースの両方を実装したEJBアプリケーションにおいて、ある特定のメソッド内でjavax.ejb.SessionContextのgetEJBObjectにより獲得したEJB objectに対しgetEJBHomeメソッドを発行すると、RemoteExceptionが返却されます。
上記メソッドを実行すると例外が発生するメソッドは以下です。

  • STATELESS Session Beanの場合
    • ejbCreate
    • ejbRemove

ありません。

未定

12

同一のEJBアプリケーション内より、LocalインタフェースとRemoteインタフェースを両方実装したEJBアプリケーションに対しRemoteインタフェースを経由したlookup処理を行った場合、java.lang.ClassCastExceptionが発生します。

同一のEJBアプリケーション内より、LocalインタフェースとRemoteインタフェースを両方実装したEJBアプリケーションに対し、LocalHomeインタフェースとHomeインタフェースの両方を経由したlookup処理を行う場合、EJBアプリケーション開発時、および運用時に以下の作業を行って下さい。

■EJBアプリケーション開発時

  1. deployment descriptorの編集
    “参照EJBタグ”または“参照LocalEJBタグ”の“ejb-ref-name”に定義された“EnterpriseBeanの参照名”を重複しないよう編集して下さい。
  2. EJBアプリケーションの開発
    lookup時の引数に指定するEJBアプリケーション名がLocalHomeインタフェースを経由する場合と、Homeインタフェースを経由する場合とで重複しないよう記述して下さい。1で設定した参照EJBまたは参照LocalEJBに定義されたEnterpriseBeanの参照名に対応するEJBアプリケーション名を記述して下さい。

■EJBアプリケーション運用時
名前変換ファイルの編集名前変換ファイルを使用し、1で変更したEnterpriseBeanの参照名と、EJBアプリケーション内にてlookup時の引数で指定したEJBアプリケーション名との対応付けを行って下さい。

未定

13

EJBサービスが提供するjavax.naming.InitialContextおよび、javax.naming.Contextの以下のAPIを実行すると、OperationNotSupportedExceptionが発生します。

  • addToEnvironment(String , Object)
  • bind(Name , Object)
  • bind(String , Object)
  • composeName(Name , Name)
  • composeName(String , String)
  • createSubcontext(Name name)
  • createSubcontext(String name)
  • destroySubcontext(Name name)
  • destroySubcontext(String name)
  • getEnvironment()
  • getNameInNamespace()
  • getNameParser(Name name)
  • getNameParser(String name)
  • list(Name name)
  • list(String name)
  • listBindings(Name name)
  • listBindings(String name)
  • lookup(Name name)
  • lookupLink(Name name)
  • lookupLink(String name)
  • rebind(Name , Object)
  • rebind(String , Object)
  • removeFromEnvironment(String)
  • rename(Name , Name)
  • rename(String , String)
  • unbind(Name name)
  • unbind(String name)

ありません。

未定

14

EJBタイマーサービスをEntity Beanで利用する場合、タイマーによるコールバック処理(ejbTimeoutメソッド)は実行されません。

ありません。

未定

15

IJServerの起動に失敗した場合、起動処理中に取得した以下の資源が解放されないことがあります。

  • Message-driven Beanで使用されるイベントチャネルの接続情報
  • 事前コネクト機能によって起動時に取得されたJDBCコネクション
  • リソースアダプタが獲得した資源
  • 起動処理中に作成されたEnterprise Beanインスタンス

イベントチャネルの接続情報はesmonitorchnlコマンドで解放できます。詳細は"リファレンスマニュアル(コマンド編)"を参照してください。
JDBCコネクションは接続先のデータベースの機能を利用して解放してください。
リソースアダプタが獲得した資源は、EISの機能などを利用して解放してください。

未定


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