Interstage Application Server/Interstage Web Server チューニングガイド |
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第3章 システムのチューニング | > 3.1 サーバ機能運用時に必要なシステム資源 |
MessageQueueDirectorを用いたシステムの運用時には、MQDのシステム数およびMQDの上位サービスの種類などによりシステム資源を拡張する必要があります。ここでは、システム資源(システムパラメタ、ファイルディスクリプタ数)について説明します。
MessageQueueDirectorが使用するシステムパラメタのチューニングについて説明します。
システムパラメタの変更方法や、各パラメタの意味については、“システムパラメタについて”を参照してください。
なお、資源制御によるIPC資源のパラメタの設定は、Solaris 10の場合のみ可能です。
パラメタ |
資源制御 |
種類 |
必要数 |
---|---|---|---|
shmmax (注1) |
− |
設定値 |
[Solaris 9の場合] |
− |
project.max-shm-memory |
加算値 |
MessageBufferMaxSize × 1,000,000 × 100 × MQDシステム数 |
shmmni |
project.max-shm-ids |
設定値 |
[Solaris 10の場合] |
− |
加算値 |
[Solaris 9の場合] |
パラメタ |
資源制御 |
種類 |
必要数 |
---|---|---|---|
msgmax (注1) |
− |
設定値 |
2,048 以上 |
msgmnb |
process.max-msg-qbytes |
設定値 |
44 × 1,024 × 4 × 1.3 (注2) |
msgmni |
project.max-msg-ids |
加算値 |
3 × MQDのシステム数 |
msgtql |
process.max-msg-messages |
設定値 |
[Solaris 10の場合] |
[Solaris 10の場合] |
|||
− |
加算値 |
[Solaris 9の場合] |
|
[Solaris 9の場合] |
拡張機能 |
nの値 |
---|---|
イベントチャネル連携サービス(非同期メッセージ基盤にMQDを使用する場合) |
3 + 送信キュー数 + 受信キュー数 を加算 |
イベントチャネル連携サービス(非同期メッセージ基盤にMQDを使用しない場合) |
3 を加算 |
ACM連携サービス |
3 を加算 |
同報配信サービス |
同報配信グループ数 + 1 を加算 |
SMTP連携サービス |
3 + 送信キュー数 × 2 + 受信キュー数 + 100 を加算 |
MessageQueueDirectorでSMTP連携サービスを使用する場合には、MQDを起動するshellに対してulimitコマンドで設定するパラメタを変更する必要があります。
パラメタ |
内容 |
---|---|
descriptors |
20 + (送信キュー数定義数 × 2) |
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