Interstage Application Server/Interstage Web Server J2EE ユーザーズガイド |
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第1部 J2EE共通編 | > 第3章 J2EEアプリケーションの運用 | > 3.10 アプリケーションのデバッグ |
スナップは、以下の情報をロギングする機能です。
J2EEアプリケーションを開発するときに、デバッグ情報として使用できます。
スナップを使用するには、Interstage管理コンソールでIJServerを起動させてください。
スナップには以下の情報が出力されます。
種別 |
出力される内容 |
---|---|
クライアントから呼び出されたEJBアプリケーションのメソッド情報 |
クライアントアプリケーションから呼び出されたEJBアプリケーションの以下のメソッド情報を出力します。
EJBアプリケーションが、以下のすべての条件を満たしている場合にだけ、出力できます。
本情報が出力されるのは下記メソッド呼出し時だけです。 [Session Bean]
[Entity Bean]
出力内容、出力形式、出力例などの詳細は、“クライアントから呼び出されたEJBアプリケーションのメソッド情報”を参照してください。 |
EJBアプリケーションのメソッド情報 |
EJBアプリケーションのメソッド呼出し時の以下の情報を出力します。
出力内容、出力形式、出力例などの詳細は、“EJBアプリケーションのメソッド情報”を参照してください。 |
javax.transaction.UserTransactionのAPI情報 |
javax.transaction.UserTransaction API呼出し時の以下の情報を出力します。
出力内容、出力形式、出力例などの詳細は、“javax.transaction.UserTransaction API情報”を参照してください。 |
データベース操作文情報 |
Entity Bean形態がCMPの場合、コンテナが行っているデータベース操作の以下の情報を出力します。
出力内容、出力形式、出力例などの詳細は、“データベース操作文情報”を参照してください。 |
EJBコンテナのトランザクション制御情報 |
トランザクション種別がContainerでトランザクション属性がRequiredまたはRequiresNewの場合、コンテナがjavax.transaction.TransactionManagerのAPIを呼び出すときの以下の情報を出力します。
出力内容、出力形式、出力例などの詳細は、“EJBコンテナのトランザクション制御情報”を参照してください。 |
J2EEアプリケーションのユーザデバッグ情報 |
J2EEアプリケーションより出力されたデバッグ情報を出力します。 |
出力される情報は、IJServerの起動時に指定する出力レベルの設定により異なります。
出力レベル |
出力される内容 |
---|---|
1 |
J2EEアプリケーションメソッドの呼出しシーケンスが確認できます。 |
2 |
レベル1情報に加え、メソッド実行時のパラメタ情報、復帰情報が確認できます。Entity Beanの形態がCMPである場合は、データベース操作の情報を出力するため、データの流れやデータベースとの関係が確認できます。 |
10 |
J2EEアプリケーションのユーザデバッグ情報が確認できます。 |
11 |
レベル1の情報に加え、J2EEアプリケーションのユーザデバッグ情報が確認できます。 |
12 |
レベル2の情報に加え、J2EEアプリケーションのユーザデバッグ情報が確認できます。 |
スナップを取得する場合は、スナップ取得を行うIJServerのワークユニット設定に、以下のように出力レベルを指定します。
パラメタ |
値 |
---|---|
Java VMオプション(Java Command Option) |
-DFJSNAP=出力レベル |
スナップは、ディスクの空き容量がない場合を除き、出力レベルに従ってすべての情報が無制限に出力されます。
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