Interstage Application Server ebXML Message Service ユーザーズガイド |
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第3章 環境作成 | > 3.1 ebMSの環境作成 |
ebMSにはebMS全体の動作を設定するコンフィグレーションファイルがあります。本項では、コンフィグレーションファイルで設定する項目について説明します。なお、コンフィグレーションファイルはebMSの起動やCPA管理機能のコマンド実行時に参照します。
コンフィグレーションファイルは、ebMSをインストールすることで以下の場所に格納されます。
C:\Interstage\F3FMebms\etc\ebms.cfg |
/opt/FJSVebms/etc/ebms.cfg |
記述規約については、“付録A 定義記述規約”を参照してください。
コンフィグレーションファイルは、以下のセクションから構成されます。
コンフィグレーションファイルは以下の形式で記述します。
[CONFIGURATION] CPADEF_STORED_DIR = CPA管理ディレクトリ SSL_DEF_NAME = Interstage証明書環境を使用する場合のSSL定義名 |
ebMSの動作を制御するために必要な情報を記述します。以下に記述内容を示します。
キーワード |
省略 |
データ型 |
記述方法 |
記述内容の説明 |
---|---|---|---|---|
CPADEF_STORED_DIR |
可 |
文字列 |
絶対パス名で指定します。ただし、FJ_EBMS_CPADEF_STORED_DIRと指定した場合および省略した場合は、以下の値を指定したものとみなします。 |
CPA管理情報を格納するディレクトリを指定します。 |
LOG_ROTATION_SIZE |
可 |
数値 |
1000〜100000の数値で指定します。省略値は10000です。 |
通信ログに記録するおよその行数を指定します。指定した行数を過ぎると、世代交代が発生します。なお、世代交代の詳細については、“2.6.4 通信ログの世代交代”を参照してください。 |
LOG_ROTATION_MAX |
可 |
数値 |
1〜100の数値で指定します。省略値は5です。 |
通信ログの保存世代数を指定します。通信ログが指定された保存世代数を超えた場合、最も古い通信ログから削除します。 |
SEND_TIMEOUT |
可 |
数値 |
60〜86400の数値で指定します。省略値は300です。 |
SOAPの通信タイムアウト時間を秒で指定します。 |
SEND_ERROR_OCCURED |
可 |
文字列 |
STOP (SEND_ERROR_OCCURED が省略されている場合はSTOPが指定されたものとみなします) |
エラーが発生したイベントチャネルからの送信処理を停止します。 |
CONTINUE |
エラーが発生した場合、次のメッセージの送信処理を継続します。 |
|||
USE_PAYLOAD_FILE |
可 |
文字列 |
LARGE_PAYLOAD_ONLY (USE_PAYLOAD_FILE が省略されている場合はLARGE_PAYLOAD_ONLYが指定されたものとみなします) |
メッセージを送信する際、通信パラメタ「PayloadFilePath」が指定されている場合、指定されているファイルをペイロードとして送信します。指定されていない場合、イベントチャネルに格納されたイベントデータ内に設定されているボディデータをペイロードとして送信します。 |
ALWAYS |
メッセージを送信する際、通信パラメタ「PayloadFilePath」が指定されている場合、指定されているファイルをペイロードとして送信します。指定されていない場合、イベントチャネルに格納されたイベントデータ内に設定されているボディデータをペイロードとして送信します。 |
|||
PAYLOAD_FILEPATH |
可 |
文字列 |
絶対パス名で指定します。省略した場合には、以下の値を指定したものとみなします。 |
USE_PAYLOAD_FILE にLARGE_PAYLOAD_ONLY を指定している場合、メッセージを受信した際に、2Mバイトを超えるペイロードが添付されていた時のみ指定したディレクトリにファイル出力します。 |
SSL_DEF_NAME |
可 |
文字列 |
文字列で指定します。以下の形式で指定してください。 |
Interstage証明書環境を使用する場合のSSL定義名を指定します。 |
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