6.6.2.1 エラーレベルの定義

Interstage Data Effector ユーザーズガイド

目次索引

エラーレベルは5つあります。
各エラーレベルの値は、関数用のヘッダファイル(libAsis.h)において、以下のように定義されます。

以下にそれぞれのエラーレベルについて説明します。

処理が正常に終了したなど、情報レベルの事象に対応するエラーレベルです。

処理は継続するが、通知するべき内容である警告レベルの事象に対応するエラーレベルです。
例として以下の事象があります。

APIに指定したパラメタに誤りがある、またはAPIの使用方法そのものに誤りがあるなどの理由で、処理が継続できない事象に対応するエラーレベルです。
例として以下の事象があります。

APIの引数に誤りがある
- APIの引数に指定した値が誤っている
- APIの引数に指定した式の文法が誤っている
- APIの引数に指定した文字列の長さが上限を超えている
指定したファイル名に誤りがある
- 指定した入力ファイルが存在しない
- 指定した入力ファイルをオープンすることができない
パラメタ間に不整合がある
- 入力形式がXMLの場合にスキーマ情報ファイルを指定した
- 入力ファイルと出力ファイルに同じファイル名が指定された
ハンドルに誤りがある
- ハンドルが初期化されていない
- 異なる機能のハンドルが指定された
APIの呼出し順序に誤りがある
- AsisInitReplace関数を実行する前にAsisExecuteReplace関数を実行した

入力ファイルや入力ジャーナルファイルとして指定されたファイルの内容(標準入力から読み込んだ内容を含む)に誤りがあり、処理が継続できない事象に対応するエラーレベルです。
例として以下の事象があります。

ファイルに制御コードが存在する
ファイルにCSV/XML形式としての構文エラーが存在する
- 引用符の対応が合わない
- 開始タグに対応する終了タグが存在しない
- CSV形式のファイルで見出し行とデータ行のカラム数が異なる
スキーマ情報ファイルに誤りがある
- CSV形式のスキーマ情報ファイルとデータファイルのカラム数が異なる
定量制限
- CSV/XMLの1レコードのサイズが32メガバイトより大きい

処理を実行した環境に起因するエラーによって処理が継続できない事象に対応するエラーレベルです。
例として以下の事象があります。

目次索引