Interstage Data Effector ユーザーズガイド
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第4章 データを操作する方法> 4.2 データを抽出する

4.2.2 数値で抽出する

入力ファイル内のデータと、数値のキーワードとの大小関係を比較して、条件を満たす文書を抽出できます。数値で抽出する場合は、対象データ中の文字列を数値とみなします。このため、文字列の大小比較検索のように書式を意識する必要はありません。
パス式、項目式または属性式で指定したデータを数値とみなして、キーワードに指定した数値と比較します。パス式、項目式または属性式と、抽出するキーワードを比較演算子で指定します。比較演算子には、“=”、“!=”、“<”、“<=”、“>”、“>=”が指定できます。
キーワードには、数値を引用符で囲まずに指定します。

パス式の詳細については、“A.1.3 パス式”を参照してください。
項目式の詳細については、“A.1.4 項目式”を参照してください。
属性式の詳細については、“A.1.5 属性式”を参照してください。
比較演算子の詳細については、“A.1.2 条件式”のパターンを参照してください。

例として以下の文書があるものとします。

csv

文書A

"empno","name","area","purpose","train","taxi"

"19980120","鈴木太郎","東京都千代田区","販売捗会議出席","7200円",""

文書B

"empno","name","area","purpose","train","taxi"

"20012111","佐藤花子","大阪府大阪市阿倍野区","進捗会議出席","14200円","1820円"

xml

文書A

<doc>

  <employee eno="19980120" position="general manager">

    <name>鈴木太郎</name>

    <namekana>すずきたろう</namekana>

    <department sno="1001">開発部</department>

    <phone>2201-1101</phone>

    <email>suzuki.taro@shunsaku.fujitsu.com</email>

  </employee>

  <basic date="2006年02月16日" expense="15700円">

    :

  </basic>

    :

  <detail>

    :

    <taxi>1360円</taxi>

    :

  </detail>

</doc>

文書B

<doc>

  <employee eno="20012111" position="manager">

    <name>佐藤花子</name>

    <namekana>さとうはなこ</namekana>

    <department sno="2002">人事部</department>

    <phone>2201-1204</phone>

    <email>sato.hanako@shunsaku.fujitsu.com</email>

  </employee>

  <basic date="2006年02月18日" expense="8500円">

    :

  </basic>

    :

  <detail>

    :

    <taxi>950円</taxi>

    :

  </detail>

</doc>

交通費(train)が10000円より安い(小さい)データを抽出します。
$train < 10000

結果:文書Aが返却されます。

部署番号(sno)が1001である文書を抽出します。
/doc/employee/department/@sno = 1001

結果:文書Aが返却されます。


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