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付録A 条件の書式 | > A.1 検索式 |
条件式は、パス式、項目式または属性式で指定した要素の値とキーワードを比較する場合に使用します。
条件式の定義を以下の図に示します。
条件式は、パス式または項目式、または属性式、比較演算子およびキーワードから成り立ちます。
パターンおよび文字列は、二重引用符(")または引用符(')で囲みます。二重引用符(")と引用符(')は混在して使用できません。
パス式は、XML文書中の要素ノードの位置を識別するものです。
比較対象となるXML文書中の要素ノードを指定します。
パス式の詳細な書式は、“A.1.3 パス式”を参照してください。
キーワードにパターンを指定したときのみ、パス式の最後にパス演算子“//”を指定できます。パス式の最後にパス演算子“//”を指定すると、パス式の指す要素ノード配下のすべての要素ノードを意味します。
キーワードにパターンを指定したときのみ、パス式の最後にパス要素“*”を指定できます。
項目式は、CSVファイル中の項目の位置を識別するものです。
比較対象となるCSVファイル中の項目要素を指定します。
項目式の詳細な書式は、“A.1.4 項目式”を参照してください。
キーワードにパターンを指定したときのみ、項目式に“$_”を指定できます。
属性式はXML文書中の特定の属性ノードの値を示すための記述です。比較対象となるXML文書中の特定の属性ノードの値を指定します。属性式の詳細な書式は、“A.1.5 属性式”を参照してください。
キーワードにパターンを指定したときのみ、属性式で指定する属性名に“*”を指定できます。
キーワードは、パス式または項目式で示す要素の値と比較するパターン、文字列または数値です。
パターンおよび文字列に、以下に示す文字を指定する場合には、エスケープ文字を付加します。
エスケープ文字は“\”です。
たとえば、“abc\\”が指定された場合、“abc\”が検索対象文字列となります。
“\”が必要となる文字を以下の表に示します。
文字 |
指定方法 |
|
文字 |
指定方法 |
---|---|---|---|---|
" |
\" |
. |
\. |
|
$ |
\$ |
? |
\? |
|
& |
\& |
[ |
\[ |
|
' |
\' |
\ |
\\ |
|
( |
\( |
] |
\] |
|
) |
\) |
^ |
\^ |
|
* |
\* |
{ |
\{ |
|
+ |
\+ |
| |
\| |
|
, |
\, |
} |
\} |
|
- |
\- |
~ |
\~ |
XML文書中に記述された実体参照文字列を検索する場合は、その実体参照文字列を検索キーワードとして指定してください。
実体参照が表す記号を検索する場合は、記号を検索キーワードとして指定してください。
実体参照 |
表す記号 |
---|---|
< |
< |
> |
> |
& |
& |
' |
' |
" |
" |
キーワードと比較演算子の組合せ方により、さまざまな検索条件を指定できます。
それぞれの組合せでの意味を以下の表に示します。
比較演算子 |
種類 |
説明 |
---|---|---|
= |
部分一致 |
要素の値にキーワードで指定したパターンに一致する文字列が含まれれば真です。 |
!= |
要素の値にキーワードで指定したパターンに一致する文字列が含まれなければ真です。 |
比較演算子 |
種類 |
説明 |
---|---|---|
== |
完全一致 |
要素の値とキーワードで指定した文字列が完全に一致すれば真です。 |
!== |
要素の値とキーワードで指定した文字列が一部でも異なれば真です。 |
|
<、<=、>、>= |
大小比較 |
要素の値とキーワードで指定した文字列を文字コードで大小比較します。 |
比較演算子 |
種類 |
説明 |
---|---|---|
= |
一致 |
要素中の数値とキーワードで指定した数値が一致すれば真です。 |
!= |
要素中の数値とキーワードで指定した数値が一致しなければ真です。 |
|
<、<=、>、>= |
大小比較 |
要素中の数値とキーワードで指定した数値を大小比較します。 |
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