ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書 13.2 -Linux-
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第4章 バックアップ運用(通常業務ボリューム)> 4.8 SDXオブジェクトの運用

4.8.1 SDXオブジェクト運用単位

運用には次の2種類の方法があります。(コピー単位はそれぞれ異なります)

  1. 論理ボリューム単位のバックアップ運用(GDS Snapshotを使用する方式)

  2. スライス単位のバックアップ運用(GDS Snapshotを使用しない方式)

運用の選択は、「SDXオブジェクト運用単位の設定」を確認してください。

一つのStorageサーバ内で、両方の運用を混在して運用することはできません。

4.8.1.1 SDXオブジェクトの運用単位の設定

標準のSDXオブジェクトの運用単位は、以下のように設定されます。

PRIMECLUSTER GDS 4.1A30以降がインストールされた環境で、スライス単位の運用を行う場合は、「Storageサーバ配下のデバイス情報の取り込み」の前に「SDXオブジェクト管理単位設定コマンド(stgxfwcmsetsdx)」を使用して、運用単位をスライス単位に設定します。

PRIMECLUSTER GDSを4.1A20以前のバージョンから4.1A30以降のバージョンにアップグレードした場合、論理ボリューム単位の運用に変更するためには、以下の手順で設定を行う必要があります。
  1. Storageサーバの削除」を参照し、Storageサーバを削除する。

  2. SDXオブジェクト管理単位設定コマンド(stgxfwcmsetsdx)」を使用して、管理単位を論理ボリューム単位に設定する。

  3. Storageサーバの登録」以降の作業を実施する。

そのままスライス単位で運用する場合には、何も行う必要がありません。

PRIMECLUSTER GDS 4.1A30以降が導入されている環境で、Softek AdvancedCopy Managerを10.4以前のバージョンからアップグレードした場合、SDXオブジェクトの運用単位が変更されるため、「Storageサーバ配下のデバイス情報の取り込み」を行うと、管理しているデバイスに変更があったことが検出されます。
スライス単位での運用を継続する場合には、上記の変更を反映しないで作業を中断し、「SDXオブジェクト管理単位設定コマンド(stgxfwcmsetsdx)」を使用して、運用単位をスライス単位に設定してから、再度設定作業を行う必要があります。

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