Interstage Application Server トラブルシューティング集
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第16章 MessageQueueDirector運用時の異常

16.2 ACM連携サービス運用時の異常

 ここでは、MQDのACM連携サービスを使用した場合に発生する、トラブルの事例およびその対処について説明します。

DPCF通信パス確立処理時に31210(理由コード:2)のメッセージが出力され、通信パスの確立に失敗する。

 上記現象が発生した場合、以下の可能性があります。

DPCF通信パス確立後、データ送受信を行なうと、処理時に31202(理由コード:2)のメッセージが出力され、通信パスが解放されてしまう。

 上記現象が発生した場合、以下の可能性があります。

DPCF通信パス確立済み状態でLANケーブルを抜くと、IDCMが31103のメッセージを出力して異常終了する。その後、MQDのACM連携サービスがMQD3312のメッセージを出力して異常終了する。

 上記現象がWindows2000以降のOSで発生した場合は、OSがネットワーク状態を監視していることが原因です。
 上記現象が発生した場合は、Microsoft社のサポート技術情報「Windows2000でTCP/IP用メディア検出機能を無効にする方法」(技術情報 No.239924)により、回避することが可能です。
 なお、Windows NT までのOSでは、上記現象は発生しません。

DPCF通信パス確立に失敗する。または、確立処理時に31216のメッセージが出力され、通信パスの確立に失敗する。

 上記現象が発生した場合、以下の可能性があります。

相手との通信中に、MQD3341、MQD3357、MQD3429、MQD3421のいずれかのメッセージが連続して何度も出力される。

 上記現象が発生した場合、以下の可能性があります。

文字コード変換機能を使用する際、MQD3425のエラーメッセージ(原因コード=QMNG、復帰コード=46)を出力して、サーバ間のメッセージ受信処理が失敗する。または、文字コードの変換が正しく実行されていない。

 上記現象が発生した場合、以下の可能性があります。

 なお、環境変数(ICONV_CONVERT_TYPE)にJEFコード系における変換タイプとEUCコードの種別指示の両方を指定する場合は、環境変数の値を“:(コロン) ”または“ (空白) ”で区切ってください。

例) setenv ICONV_CONVERT_TYPE "jef=jefcore:euctype=s90"


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