Interstage Application Server トラブルシューティング集
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第16章 MessageQueueDirector運用時の異常

16.1 イベントチャネル連携サービス運用時の異常

 ここではイベントチャネル連携サービスの運用中に発生するトラブルの事例およびその対処について説明します。

イベントチャネル連携サービスを起動後、mqdnsgwprtコマンドで通信状態を確認時、ConnectではなくSuspend (MQD6352)が表示される。

 上記現象が発生した場合、以下の可能性があります。

イベントチャネル連携サービスを起動後、mqdnsgwprtコマンドで通信状態を確認時、ConnectではなくSuspend (MQD6470)が表示される。

 以下の可能性があります。それぞれの項目を見直して再実行してください。

イベントチャネル連携サービスを起動後、mqdnsgwprtコマンドで通信状態を確認時、ConnectではなくSuspend (MQD6459)が表示される。

 以下の可能性があります。それぞれの項目を見直して再実行してください。

 イベントチャネル連携サービスで使用するイベントチャネルの正しい設定についての詳細は、“MessageQueueDirector説明書”の“イベントチャネル連携サービス”の“環境作成”の“環境作成の説明”の“送信キューと受信キューの作成”を参照してください。

相手サーバ側のイベントチャネル連携サービスを再起動後、コネクションの再開ができない。

 以下の可能性があります。その場合には、送信サーバにおいてmqdnsgwcommコマンドを-aオプションで実行し、チャネルコネクションの状態がSuspendとなったチャネルコネクションの通信を再開してください。

受信サーバ側で、イベントデータが正しく受信されない。

 以下の可能性があります。

イベントチャネル連携サービスを起動後、CORBAサービスの例外情報として“IDL:CORBA/StExcep/DATA_CONVERSION:1.0”が通知される。

 以下の可能性があります。

イベントチャネル連携サービスを起動後、mqdnsgwprtコマンドで通信状態を確認時、ConnectではなくSuspend (MQD6352)が表示され、かつ、出力されたメッセージMQD6352の可変情報(msgid)がMQD6483となっている。

 上記現象が発生した場合、以下の可能性があります。

  1. チャネルコネクションを初期化する。
     # mqdnsgwcomm -s MQDシステム名 -r *
     チャネルコネクションの初期化に失敗した場合、強制モードで再度実行する。
     # mqdnsgwcomm -s MQDシステム名 -c *
  2. 送信側サーバ、受信側サーバ共にイベントチャネル連携サービスを停止する。
     # mqdstpsvc -s MQDシステム名 NSGW)
  3. 送信側サーバ、受信側サーバ共にイベントチャネル連携サービスのサービス環境を削除する
     # mqdnsgwunsetup -s MQDシステム名
     環境削除が失敗した場合、強制モードで再度実行する。
     # mqdnsgwunsetup -s MQDシステム名 -c
  4. 送信側サーバ、受信側サーバ共にイベントチャネル連携サービスのサービス環境を作成する
     # mqdnsgwsetup -s MQDシステム名
  5. 送信側サーバ、受信側サーバ共にイベントチャネル連携サービスのサービス定義を登録する
     # mqdnsgwdef -s MQDシステム名 -a -f サービス定義ファイル名
  6. 送信側サーバ、受信側サーバ共にイベントチャネル連携サービスを起動する
     # mqdstrsvc -s MQDシステム名 -n NSGW

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