Symfoware Server Mirroring Controller 運用ガイド
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第5章 異常時の運用> 5.5 副系ノードでのSymfoware/RDBの異常> 5.5.2 データベースの異常

5.5.2.2 全件複写によるデータベースのリカバリ

データベースを全件複写でリカバリする方法を説明します。

データベースを資源単位で全件複写によりリカバリする場合には、利用者業務が停止可能な時間帯までログ破棄を利用してデータベースのリカバリを行います。

また、ロググループ全体のデータベースをリカバリする場合には、DBミラーリングサービスを緊急停止してから、利用者業務が停止可能な時間帯にDCUの再構築を行う必要があります。

■操作の手順

■データベースサーバ1の操作

  1. DBミラーリングサービスを通常停止します。

    $ dxsvstop

  2. Symfoware Serverのrdbunlコマンドを実行して、データを退避します。

  3. 該当DSIに対して最適化情報の登録やバックアップなどを実行します。

  4. Symfoware Serverのrdbudsiコマンドによる両ノードの格納件数を比較するなどの方法で、整合性を確認します。

  5. 両ノード同時に行う保守の手順でDBミラーリングサービスを開始します。

    $ dxsvstart -c

■データベースサーバ2の操作

  1. 正系ノードでのdxsvstopコマンドの実行による副系ノードのDBミラーリングサービス停止を、以下のメッセージにより確認します。

    SYMFOWARE_SYMDX: INFO: 12136: DB mirroring service stopped in normal state by the demand from the other node .
  2. rdbsloaderコマンドを実行して、データベースのロード処理を行います。

  3. 該当DSIに対して最適化情報の登録やバックアップなどを実行します。

  4. 両ノード同時に行う保守の手順でDBミラーリングサービスを開始します。

    $ dxsvstart -r

■アプリケーションサーバの操作

  1. DBミラーリングサービスを停止する前に、利用者業務を停止します。

  2. 利用者業務を再開します。


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