Systemwalker Operation Manager クラスタ適用ガイド Windows編 - Windows(R)共通 -
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第4章 MSCSシステム固有の手順

4.4 MSCSシステムからのアンインストール

MSCSシステムに導入したSystemwalker Operation Managerをアンインストールするときの作業手順は以下のとおりです。

  1. クラスタシステムで管理されているサービスの停止

    [クラスタアドミニストレータ]で、Systemwalker Operation Manager用のグループをオフラインにすることで、クラスタシステムで管理されているサービスを停止します。

  2. 資源のバックアップ

    資源のバックアップが必要な場合は、“MSCSシステム運用時のバックアップ/リストア”を参照して、運用系でバックアップを行ってください。

  3. 資源の各ノードへの移動

    アップグレードインストールのために既存の情報を保存したい場合は、共有ディスクに格納された情報を各ノードへ移動します。

    資源の共有ディスクへの移動”を参考にして、資源を各ノードの以下のディレクトリへ移動してください。

  4. クラスタシステムから削除
    1. [クラスタアドミニストレータ]で、クラスタシステムに設定したSystemwalker Operation Managerの以下の各リソースを削除します。
      1. 汎用アプリケーションリソース
      2. 汎用サービスリソース
      3. 物理ディスクリソース
      4. ネットワーク名リソース
      5. IPアドレスリソース
    2. [クラスタアドミニストレータ]で、Systemwalker Operation Manager用のグループを削除します。
  5. スケジュール分散機能のクラスタ用サービスの削除

    スケジュール分散機能を利用している場合、運用系、待機系で以下のコマンドを実行して、スケジュール分散機能のクラスタ用サービスを削除します。

    stemregservice.exe -del -sys サブシステム番号
  6. クラスタシステムで管理されていないサービスの停止

    運用系、待機系で以下のコマンドを実行して、クラスタシステムで管理されていないSystemwalker Operation Managerのサービスを停止します。Systemwalker Centric Managerがインストールされている場合は、/aオプションを指定し、Systemwalker Centric Managerのサービスも停止してください。

    poperationmgr /a
  7. 自動反映の設定解除

    運用系および待機系のノードで、自動反映の設定を解除します。

    1. セキュリティ情報の設定を以下のコマンドで解除します。
      mpaclcls -u
    2. カレンダおよびサービス・アプリケーション起動情報の自動反映の設定を以下のコマンドで解除します。
      calsetcluster.exe -d
    3. 登録したカレンダ制御情報用のディレクトリの情報をインストール時の初期状態に戻します。
      calregpath.exe -del -all
  8. クラスタ情報の削除

    運用系、待機系で以下のコマンドを実行し、クラスタ環境の設定を解除します。

    Systemwalker Operation Managerインストール先ディレクトリ\MpWalker.jm\mpcmtool\bin\mpsetcluster.exe
  9. 共有ディスクの不要なディレクトリの削除

    共有ディスク内の、不要なディレクトリを削除します。

    ここまでの手順で、Systemwalker Operation Managerが、クラスタシステムに適用した状態から解除されます。

    Systemwalker Operation Managerを完全に削除したい場合は、さらに以下の手順を実施します。

  10. アンインストール

    運用系、待機系でSystemwalker Operation Managerをアンインストールします。アンインストール方法は、“Systemwalker Operation Manager 導入手引書”の“アンインストール”を参照してください。

  11. サービスの起動

    Systemwalker Centric Managerがインストールされている場合は、必要に応じて、運用系、待機系でSystemwalker Centric Managerのサービスを起動します。

    起動方法はSystemwalker Centric Managerのバージョンによって以下のように異なります。

    V5.0以降:
    scentricmgrコマンドを実行して起動します。
    V4.0以前:
    コントロールパネルを使って起動します。

再インストールを行う場合は、上記の手順に従ってアンインストールした後、新規にクラスタシステムへの導入を行ってください。

アップグレードインストールを行う場合は、上記の8.までの手順に従ってSystemwalker Operation Managerをクラスタシステムへの適用から解除した後、アップグレードインストールし、再度クラスタシステムに適用します。


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