Linkexpress 利用者プログラム開発ガイド
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4.2.4.1 Sendメソッド
Sendメソッドは、ファイル送信またはメッセージ送信を行います。
LocalFileNameプロパティに値が設定されている場合、自システムのファイルを相手システムに送信します。MessageTextまたはMessageDataプロパティに値が設定されている場合、メッセージを相手システムに送信します。
要求の受付結果は、CategoryCode(エラー分類コード)、DetailCode(詳細エラーコード)、DiagType(エラー診断タイプ)およびErrorCode(エラー原因コード)プロパティで通知されます。
構文
- Visual Basic
object.Send As Boolean
復帰値
TRUE : 正常完了。
FALSE : 異常完了。プロパティにエラー詳細が設定されます。
備考
- LocalFileNameプロパティ、MessageDataプロパティおよびMessageTextプロパティは同時に指定することはできません。ファイル送信ではLocalFileNameプロパティ、メッセージ送信ではMessageDataプロパティかMessageTextプロパティを設定します。
- Sendメソッドを呼び出してからCompleteイベント受け付けまでの間、要求発行用コントロールのプロパティの変更はできません。
- Sendメソッドの呼び出しには、Initializeメソッドが呼び出されている必要があり、制御用コントロールのControlIdプロパティの値を要求発行用コントロールのControlIdプロパティに設定しておく必要があります。
- 当機能は突き放し型(注)です。復帰情報としてプロパティに設定される値は、Sendメソッドの受付結果です。ファイル転送/メッセージ転送の完了は、Completeイベントで通知されます。また、コネクションは転送完了時に切断されます。
- プロパティ設定時にコントロールでパラメタエラーを検出した時は、スロー(例外)通知が発生します。メソッド呼び出し時のパラメタ異常を検出した時は、メソッドから異常復帰します。
- Sendメソッドの呼び出しには、TransferIdプロパティの値を0クリアする必要があります。
注) 突き放し型:
ファイル転送の受け付けだけ行い、メソッド(サービス)が復帰します。メソッドの実行結果は転送処理の受け付け結果を示します。
イベント
プロパティ
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