Systemwalker Centric Manager クイックガイド - UNIX/Windows(R)共通 -
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第4章 業務サーバの環境構築> 4.3 業務サーバの環境構築手順【Solaris版】

4.3.2 Systemwalker Centric Managerのインストール

Solaris 7/8/9/10(Global Zone)の場合

  1. スーパーユーザでログインします。

    Systemwalker Centric Managerをインストールするサーバに、スーパーユーザでログインします。

  2. インストール媒体をセットします。

    インストール媒体を装置にセットします。ボリューム管理デーモンが動作していない場合、CD-ROMをマウントします。

    CD-ROM装置のデバイス名は、環境によって異なる場合がありますので事前に確認してください。

    /usr/sbin/mount -F hsfs -o ro /dev/〜 /cdrom

    備考:デバイス名(/dev/〜)は、システムによって異なる場合があります。/cdromまたは/mnt/cdromがない場合はあらかじめ作成してください。

  3. インストールコマンドを実行します。

    Systemwalker Centric Managerのインストールコマンドを起動します。

    # CD-ROMのマウントポイント/unx/swsetup

     

  4. ようこそ画面が表示されます。

    以下の画面で、リターンキーを入力します。

  5. インストール種を選択します。

    ここでは、“3”(業務サーバ)を入力します。

  6. オプション機を確認します。

    インストールするオプション機能の一覧を確認する画面が表示されます。ここでは、リターンキーを入力します。

    表示記号([ ])について説明します。

    なお、文字コードがUTF-8の場合は、“○”が“*”、“◎”が“$”で表示されます。

     

  7. アプリケーション管理をインストールした場合、アプリケーション管理の注意事項の画面が表示されます。確認後、リターンキーを入力します。
  8. インストール先を選択します。

    ここでは、リターンキーを入力します。

  9. イベント通知の設定情報を確認します。

    ここでは、リターンキーを入力します。

  10. 通知先ホスト名を指定します。

    この画面で指定した情報は、アプリケーション管理を使用する場合の稼働監視の通知先としても使用されます。

    以下の画面でイベント通知先(運用管理サーバ)のホスト名またはIPアドレスを入力します。IPアドレスは、DNSなどのネームサーバまたはhostsファイルに定義されている必要があります。

  11. 接続方を指定します。

    ここでは、リターンキー(必要な時だけ接続する)を入力します。

  12. 自ホスト名の決定方を指定します。

    ここでは、“2”(TCP/IPプロトコルで設定されているホスト名)を入力します。

  13. イベント通知先の設定情報を再確認します。

    ここでは、リターンキーを入力します。

  14. 管理者アカウンを指定します。

    以下の画面で、Systemwalker管理者アカウントとして使用する既存の[アカウント名]と[パスワード]を入力します。

    [アカウント名]は、8 バイト以内で、[パスワード]は、8バイト以内で指定します。

  15. セットアップ情報を確認します。

    以下の画面で、“y”(インストールを開始する)を入力します。

  16. インストールを終了します。

    インストールが正常に完了すると以下の画面が表示されます。リターンキーを入力します。

  17. システムを再起動します。

    Systemwalker Centric Managerを使用する場合はシステムを再起動する必要があります。

    以下にシステム再起動コマンドの例を示します。

    # cd /
    # /usr/sbin/shutdown -y -i6 -g0


■Solaris 10(Non-global Zone)の場合

  1. Global Zoneへログインします。

    Global Zoneへログインし、管理者(root)ユーザになります。

  2. インストールCD-ROMをセットします。
  3. ボリューム管理デーモンが動作していない場合は、以下のコマンドによりCD-ROMをマウントします。

    # /usr/sbin/mount -F hsfs /dev/dsk/<デバイス名> <マウント先ディレクトリ>


  4. CD-ROMの内容を、Global Zoneのディスク上にコピーします。
    (以降の例では、コピー先は“/PKG”とします。)

    # cp -rfp <CD-ROMマウントポイント>/* /PKG


  5. インストールしたいNon-global Zoneを作成します。

    インストールしたいNon-global Zoneを作成します。(既にZoneの構築が完了している場合は、本手順は不要です。)

    なお、Zoneの作成方法はSolarisのマニュアルを参照してください。

  6. インストール対象のNon-global Zoneを停止します。

    5で作成した(または既に作成済みの)Non-global Zoneを以下のコマンドで停止します。
    (以降の例では、インストール対象のNon-global Zoneの名称は“SWZONE”とします。)

    # /usr/sbin/zoneadm -z SWZONE halt


  7. 4で作成したインストールCD-ROMの複製場所をNon-global Zoneからも参照できるようにZoneの設定を行います。

    以下のコマンドにより、Non-global Zoneからも4で作成したインストールCD-ROMの複製を参照できるようにします。

    # zonecfg -z SWZONE

    zonecfg:SWZONE> add fs        <- “add fs”と入力
    zonecfg:SWZONE:fs> set dir=/SWPKG   <- “set dir=/SWPKG”と入力
    zonecfg:SWZONE:fs> set special=/PKG  <- “set special=/PKG”と入力
    zonecfg:SWZONE:fs> set type=lofs   <- “set type=lofs”と入力
    zonecfg:SWZONE:fs> set options=ro   <- “set options=ro”と入力
    zonecfg:SWZONE:fs> end        <- “end”と入力
    zonecfg:SWZONE> commit        <- “commit”と入力
    zonecfg:SWZONE> exit         <- “exit”と入力

    以上の設定により、次回Non-global Zoneの起動時から、Global Zoneで作成したCD-ROMの複製が、Non-global Zoneの/SWPKGディレクトリから、読み込み専用ファイルシステムとして参照することが可能になります。

  8. インストール対象のNon-global Zoneを起動します。

    5で作成した(または既に作成済みの)Non-global Zoneを以下のコマンドで起動します。

    # /usr/sbin/zoneadm -z SWZONE boot


  9. Non-global Zoneへログインし、Systemwalkerをインストールします。

    7で設定したNon-global Zoneで参照できるディレクトリから、通常どおりインストールを行います。

    # /SWPKG/unx/swsetup

以降は、“Solaris 7/8/9/10(Global Zone)の場合”の手順4からと同じです。

なお、何らかの理由でNon-global Zoneから上記のディレクトリ参照する必要がなくなった場合には、以下のコマンドにより、設定を解除することができます。

この場合も、Non-global Zoneを停止した後に作業を行ってください。

# zonecfg -z SWZONE
zonecfg:SWZONE> remove dir=/SWPKG
zonecfg:SWZONE> commit
zonecfg:SWZONE> exit


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