Systemwalker Centric Manager 運用管理サーバ クラスタ適用ガイド UNIX編 - UNIX共通 - |
目次
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付録C 運用環境の変更に対する設定 | > C.2 IPアドレス/ホスト名を変更する |
各機能での設定を行います。設定を行う機能と設定する場所を以下の表に示します。「システム監視」の変更は、必ず行ってください。そのほかは、インストール種別/使用している機能により、設定を変更してください。
機能名 |
設定条件 |
設定場所(インストール種別) |
||
---|---|---|---|---|
運用管理クライアント |
部門管理サーバ |
業務サーバ |
||
システム監視 |
必須 |
○ |
○ |
○ |
性能監視 |
選択 |
○ |
− |
− |
自動運用支援 |
選択 |
○ |
○ |
○ |
資源配付 |
選択 |
− |
○ |
○ |
スクリプトファイル |
選択 |
○ |
− |
− |
インベントリ管理 |
選択 |
○ |
− |
− |
ヘルプデスク |
選択 |
○* |
− |
− |
プロセス監視 |
選択 |
○ |
○ |
○ |
○:設定します。
−:設定しません。
*:ヘルプデスク機能を使用している場合、ヘルプデスクサーバの再設定が必要です。また、ヘルプデスククライアントをインストールしている各運用管理クライアント、クライアントでODBCデータソースの変更が必要です。
全体監視運用を行っている場合、運用管理サーバがメッセージ送信先システムとして定義していたシステムで、以下のコマンドをプライマリ、セカンダリそれぞれのホスト名で実行します。
opaconstat(接続構成登録/削除/表示コマンド)の詳細については、"Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル"を参照してください。
opaconstat -D 運用管理サーバの物理ホスト名 |
/opt/systemwalker/bin/opaconstat -D 運用管理サーバの物理ホスト名 |
メッセージ送信先システムで、指定しているシステムが動作していることを確認してから、運用管理サーバで、以下の手順を実施し、構成情報を登録します。
/opt/systemwalker/bin/opaconstat -a |
/opt/systemwalker/bin/opaconstat -a |
クラスタ待機系監視運用時の場合、以下の手順で、定義ファイルを変更する必要があります。クラスタ待機系監視の設定の詳細は、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。
停止方法については、“クラスタシステム上の運用管理サーバを停止する”を参照してください。
/etc/opt/FJSVsagt/opaclsconf |
/etc/opt/FJSVsagt/opaclshosts |
起動方法については、“クラスタシステム上の運用管理サーバを起動する”を参照してください。
PRIMECLUSTERで、Systemwalker Centric Managerのサービスを起動する前に、プライマリノードとセカンダリノードでsyslog連携の再起動を実行します。syslog連携の再起動方法については、“待機系の監視”を参照してください。
運用管理サーバをイベント通知先として指定している下位サーバで、システム監視設定のメッセージ送信先を変更し、Systemwalker Centric Managerの再起動、構成情報の登録処理を行います。
イベント通知先の変更
下位サーバのシステム監視設定のメッセージ送信先システムを変更します。
→[システム監視設定[接続先設定]]ダイアログボックスが表示されます。
→[システム監視設定]ダイアログボックスが表示されます。
→[通信環境定義]ダイアログボックスが表示されます。
→[メッセージ送信先システム(更新)]ダイアログボックスが表示されます。
pcentricmgr |
scentricmgr |
/opt/systemwalker/bin/pcentricmgr |
/opt/systemwalker/bin/scentricmgr |
opaconstat -a |
/opt/systemwalker/bin/opaconstat -a |
opaconstat -a |
/opt/systemwalker/bin/opaconstat -a |
運用管理サーバをイベント通知先として指定している下位サーバとの接続形態が“常時接続”の場合、7.の作業は必要ありません。
GEEの場合、以下の作業を行ってください。
【VTAM-G/TISPで運用している場合】
HSTRSCノードセットにある該当ホストのIPアドレスを変更して、VTAMジェネレーションを実施後、HSTRSCノードセットをアクティベートしてください。
【TISPで運用している場合】
ISP定義にある該当ホストのHOST定義文のIPアドレスを変更して、ISPを再起動てください。
運用管理サーバのホスト名をSVPMコンソール番号定義ファイルに定義してある場合は、変更後のホスト名に定義を変更します。(SW側)
/opt/FJSVsagt/bin/hardctlset |
/opt/FJSVsagt/bin/gscmadd |
運用管理サーバまたは運用管理クライアントで、以下の手順に従って作業を行ってください。
以下の作業は、すべてのノードでIPアドレス/ホスト名を変更したあとにまとめて実施すると、それぞれ一度の作業で効率よく設定することができます。
→[性能監視−全体設定(ネットワーク性能)]ダイアログボックスが表示されます。
→[ポリシーの配付]ダイアログボックスが表示されます。
→[性能監視−サーバ設定(サーバ性能)]ダイアログボックスが表示されます。
IPアドレス/ホスト名を変更したノードのポリシーすべてについて、本作業を実施します。
→[ポリシーの配付]ダイアログボックスが表示されます。
[ファイル名]
/opt/FJSVspmex/usr/TrapHost.ini |
[変更箇所]
;; TrapHost.ini |
*1: プライマリノードの変更後の物理IPアドレスを指定します。
*2: セカンダリノードの変更後の物理IPアドレスを指定します。
性能監視の動作環境の設定については、“Systemwalker Centric Manager使用手引書 監視機能編”を参照してください。
運用管理クライアントで、運用している環境に合わせて、以下の作業を行ってください。
→[システム監視設定]ダイアログボックスが表示されます。
→[イベント監視の条件定義]ウィンドウが表示されます。
→[イベント定義]ダイアログボックスが表示されます。
運用管理サーバのホスト名で指定している場合は、ホスト名を変更後のホスト名に変更してください。
→[アクション定義]ダイアログボックスが表示されます。
[リモートコマンド]タブで、[発行先:]に運用管理サーバのホスト名を指定している場合は、ホスト名を変更後のホスト名に変更してください。
→[アクション定義]ダイアログボックスが表示されます。
[SNMPトラップ]タブで、[トラップ通信先]の[ホスト名]に運用管理サーバのホスト名を指定している場合は、ホスト名を変更後のホスト名に変更してください。
以下の手順に従って、各コンピュータ上で部門管理サーバのシステム定義(配付経路)の変更作業を実施してください。
スクリプトファイル内で、該当IPアドレス/ホスト名を意識した処理を行っている場合、以下の手順に従って、操作を実施してください。
インベントリ管理の設定を変更します。設定の変更は、運用管理サーバを通知先とするすべてのサーバ/クライアントで行います。
以下に設定手順を説明します。
→[デスクトップ管理 クライアント動作環境設定]ダイアログボックスが表示されます。
ヘルプデスク機能を使用している場合、ヘルプデスクサーバの再設定が必要です。また、ヘルプデスククライアントをインストールしている各運用管理クライアント、クライアントでODBCデータソースの変更が必要です。
詳細は、“Systemwalker Centric Manager 導入手引書”を参照してください。
ヘルプデスククライアント設定画面に指定した、ODBCデータソースに設定されているホスト名を変更してください。ODBCデータソースの変更については、“Systemwalker Centric Manager 導入手引書”を参照してください。
プロセス監視の動作環境ファイルを変更します。
/etc/opt/FJSVftlc/pmon/mppmon.ini |
【Windows版】
Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\mpcmtool\pmon\etc\mppmon.ini |
【Solaris版】
/etc/opt/FJSVftlc/pmon/mppmon.ini |
運用中に、IPアドレス、ホスト名の変更を実施、またはネットワーク構成の変更により、運用管理サーバ自身のホスト名から、物理IPアドレスを求めることができない場合は、ログ収集コマンド(mpatmlog)を以下のように変更する必要があります。
mpatmlog -H サーバ名 [部門管理サーバ/業務サーバから運用管理サーバへ通信できる運用管理サーバのIPアドレス] |
mpatmlog(ログ収集コマンド)の詳細については、"Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル"を参照してください。
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