Systemwalker Centric Manager 運用管理サーバ二重化ガイド(連携型) - UNIX/Windows(R)共通 -
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第4章 運用> 4.5 同期を行わない運用> 4.5.5 復旧

4.5.5.2 バックアップデータがない場合

バックアップデータがない場合、以下の手順で運用管理サーバAを復旧します。以下の手順で復旧した場合、運用管理サーバBと同じ状態まで運用管理サーバAを復旧できます。

以下の手順で、運用管理サーバAを復旧する場合、運用管理サーバBの監視を停止する必要があります。

■環境の復旧

運用管理サーバAでOSを復旧し、運用管理サーバをインストールします。

運用管理サーバのインストール手順については、“Systemwalker Centric Manager 導入手引書”を参照してください。

運用管理サーバをインストールするときに、以前と同じインストール先、およびインストールオプションを指定してください。

 

■Systemwalker Centric Managerの退避

運用管理サーバBのデータを退避します。バックアップ手順については、“5.1.1 全データのバックアップ”を参照してください。

 

■Systemwalker Centric Managerの復旧

運用管理サーバBで退避したデータを運用管理サーバAに復元します。

◆Windows版の場合

以下にWindows版の場合の復旧手順を示します。

  1. 運用管理サーバBで退避したバックアップデータを、運用管理サーバAにリストアします。

    全データのリストア”の“主系サーバへのリストア”の手順3から手順10を実施することで、バックアップしたデータのリストアを行います。

    リストア手順の詳細については、“全データのリストア”を参照してください。

  2. 運用管理サーバBを登録します。

    以下のコマンドを運用管理サーバAで実行し、運用管理サーバBを登録します。

    MpFwSetDup -f add -h 運用管理サーバBのホスト名 -s 登録する運用管理サーバBのサブネットアドレス -m 登録する運用管理サーバBのサブネットマスク

  3. 運用管理サーバを再設定します。

    他サーバのデータで復元作業を実施した場合は、サーバの構成情報を再設定する必要があります。

    以下のコマンドを実行し、構成情報を再設定します。

    Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\MpFwbs\bin\mpcmmov

  4. 構成情報を一括配付します。

    以下のコマンドを実行し、構成情報を一括配付します。

    Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\MpNetmgr\bin\mpdrpspm.exe -a

  5. ネットワーク管理の全ポリシーを一括して、反映(配付/適用)します。

    以下のコマンドを実行し、ネットワーク管理の全ポリシーを反映(配付/適用)します。

    Systemwalkerインストールディレクトリ\MpWalker.DM\MpNetmgr\bin\mpnmpref.bat

  6. Systemwalker Centric Managerを再起動します。
    1. 以下のコマンドを実行し、Systemwalker Centric Managerを停止します。

      Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\bin\pcentricmgr

    2. 以下のコマンドを実行し、Systemwalker Centric Managerを起動します。

      Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\bin\scentricmgr

       

◆UNIX版の場合

以下にUNIX版の場合の復旧手順を示します。

  1. リストア用DB作成手順でSystemwalker Centric Managerの環境を構築します。

    詳細な手順については、“従系サーバの構築”を参照してください。

  2. バックアップ版をリストアします。

    以下のコマンドを実行し、バックアップ版を復元します。

    /opt/systemwalker/bin/mprsc -b 退避先ディレクトリ名

    退避先ディレクトリ名には、退避した情報が存在するディレクトリ名を、フルパスで指定します。

    mprsc(リストアコマンド)の詳細については、"Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル"を参照してください。

  3. 主系サーバの設定

    以下のコマンドを実行し、運用管理サーバを主系サーバとして設定します。

    /opt/systemwalker/bin/MpFwSetDup -f prm

  4. サーバBの登録

    以下のコマンドを実行し、運用管理サーバ二重化システムにサーバBを登録します。

    /opt/systemwalker/bin/MpFwSetDup -f add -h 登録するサーバBのホスト名

  5. 必要なサービスを起動します。

    以下のコマンドを実行します。

    /opt/systemwalker/bin/MpFwBase start
    /opt/FJSVfwtrs/mppol/bin/MpPolStart
    /opt/systemwalker/bin/mpnmsv start

  6. 運用管理サーバの再設定

    他サーバのデータで復元作業を実施した場合は、サーバの構成情報を再設定する必要があります。以下のコマンドを実行し、構成情報を再設定してください。

    /opt/systemwalker/bin/mpcmmov.sh

  7. 構成情報を一括配付します。

    以下のコマンドを実行し、構成情報を一括配付してください。

    /opt/systemwalker/bin/mpdrpspa.sh all

  8. ポリシーの反映

    ネットワーク管理の全ポリシーを一括して、反映(配付/適用)します。

    /opt/systemwalker/bin/mpnmpref

  9. グローバルサーバを監視対象とする場合、以下の作業を行います。(GEEの場合)

    Systemwalker Centric Manager GEEの場合は、以下の作業を行ってください。

    詳細については、“Systemwalker Centric Manager GEE説明書”を参照してください。

  10. Systemwalker Centric Managerを再起動します。
    1. 以下のコマンドを実行し、Systemwalker Centric Managerを停止します。

      /opt/systemwalker/bin/pcentricmgr

    2. 以下のコマンドを実行し、Systemwalker Centric Managerを起動します。

      /opt/systemwalker/bin/scentricmgr

       

■ポリシーの再設定

以下の機能を使用する場合は、ポリシーを再設定する必要があります。

ポリシーの設定方法については、“構成情報/ポリシーの同期”を参照してください。

 


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