Systemwalker Centric Manager 運用管理サーバ二重化ガイド(連携型) - UNIX/Windows(R)共通 - |
目次
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第3章 導入 | > 3.3 導入作業【UNIX版】 |
従系サーバの構築について説明します。従系サーバの構築をするにあたって、あらかじめ事前準備を行っておくことが必要となります。事前準備の詳細については、“事前準備”を参照してください。
以下のコマンドを実行し、Systemwalker Centric Managerを停止します。
/opt/systemwalker/bin/pcentricmgr |
以下にフレームワークデータベースの作成手順を示します。
データベースの容量は、主系サーバで設定した容量と同一にしてください。
/opt/systemwalker/bin/MpFwSetup |
セットアップメニューが表示されます。
/////////////////////////////////////////////////////////////////////////// Systemwalker Centric Manager V13.2.0 運用管理サーバ on FUJITSU セットアップメニュー /////////////////////////////////////////////////////////////////////////// 1 : Systemwalker Centric Manager環境作成 2 : Systemwalker Centric Manager環境削除 3 : Systemwalker Centric Manager起動 4 : Systemwalker Centric Manager停止 5 : 保守 q : 終了 SELECT ==> 5 |
保守メニューで“2”(Systemwalker Centric Managerリストア用環境作成)を選択します。
----------------<保守メニュー>---------------------------|選択| 1 : Systemwalker Centric Managerバックアップ 2 : Systemwalker Centric Managerリストア用環境作成 3 : Systemwalker Centric Managerリストア 4 : DB保守 r : 前画面に戻る q : 終了 SELECT ==> 2 |
フレームワークのデータベースを作成する準備が完了していることを確認する画面が表示されるので、“y”を入力します。
-------< Systemwalker Centric Manager リストア用環境作成 >--------|設定| +-----------------------------------------------------------------+ | 【 注意 】 | | ============================================================== | | Systemwalker Centric Manager環境を作成する前に、以下の準備が | | 必要です。 | | | | - システムパラメタのチューニング | | - DB用パーティションの作成 | | 1) RDB管理情報専用パーティション | | 2) RDBディクショナリ用パーティション (raw) | | 3) RDBログファイル用パーティション (raw) | | 4) データベーススペース用パーティション (raw) | | | | ※上記パーティションは、DB見積もりを行った上で作成してください。| | 1)は、任意のディレクトリ配下に作成することが可能です。 | | 2)、3)、4)は、1)のファイルシステム上のファイルとすることが | | 可能です。 | | 4)は、フレームワーク機能のリポジトリ/ログ用です。 | | | +-----------------------------------------------------------------+ 処理を続けますか? [y/n] y |
過去に通信環境を構築していた場合、確認画面が表示されますが、問題がなければ“y”を入力し、処理を続けます。
+-----------------------------------------------------------------+ | 【 通信環境チェック結果 】 | +-----------------------------------------------------------------+ | | | 本システム上では、ObjectDirector環境は既に構築されています。 | | Systemwalker Centric Manager の環境を作成した場合、既に登録 | | されている内容は削除されます。 | | | +-----------------------------------------------------------------+ 処理を続けますか? [y/n] y |
バックアップデータ格納先ディレクトリを入力します。
[ バックアップデータ格納先設定] 格納先ディレクトリを入力してください。 ENTER ==> /tmp/backup |
ObjectDirectorで使用するポート番号を入力します。
デフォルトの設定を使用する場合は入力画面でENTERキーを押します。
[ ObjectDirectorのポート番号設定 ] ObjectDirectorのポート番号を入力してください。 ENTER (Default : 8002)==> |
管理ドメイン名は、以下の条件を満たしている必要があります。
ここで指定するドメイン名には、主系サーバのドメイン名を指定する必要はありません。省略した場合、管理ドメイン名にはホスト名を指定したものとみなされます。ホスト名に英数字以外の文字が含まれている場合は、省略できません。
[ 管理ドメイン名設定] 管理ドメイン名(Default : HostName)を入力してください。 ENTER ==> FUJITSU
バックアップデータの設定内容が表示されます。
同じ内容で環境を作成する場合は“y”を入力してください。
異なるデバイスを設定する場合は“n”を入力してください。
【Solaris版】
[ データベース用デバイス設定 ] < バックアップデータの設定内容 > RDB管理情報用 : /dev/dsk/c0t1d0s3 RDBディクショナリ用 (raw/レギュラーファイル) : /dev/rdsk/c0t1d0s4 RDBログファイル用 (raw/レギュラーファイル) : /dev/rdsk/c0t1d0s5 データベーススペース用 (raw/レギュラーファイル) : /dev/rdsk/c0t1d0s6 上記設定を使用して環境を作成しますか? (Default : n) [y/n] n |
【Linux版】
[ データベース用デバイス設定 ] < バックアップデータの設定内容 > RDB管理情報用 : /dev/hda5 RDBディクショナリ用 (raw/レギュラーファイル) : /dev/raw/raw1 RDBログファイル用 (raw/レギュラーファイル) : /dev/raw/raw2 データベーススペース用 (raw/レギュラーファイル) : /dev/raw/raw3 上記設定を使用して環境を作成しますか? (Default : n) [y/n] n |
[ データベース用デバイス設定 ] < バックアップデータの設定内容 > RDB管理情報用 : /dev/hda5 RDBディクショナリ用 (raw/レギュラーファイル) : /dev_symfoware/cmgr_raw1 RDBログファイル用 (raw/レギュラーファイル) : /dev_symfoware/cmgr_raw2 データベーススペース用 (raw/レギュラーファイル) : /dev_symfoware/cmgr_raw3 上記設定を使用して環境を作成しますか? (Default : n) [y/n] n |
“n”を入力した場合、以下のデータベース用デバイス設定用の画面が表示されます。データベース用デバイス設定の詳細については、“Systemwalker Centric Manager 導入手引書”を参照してください。
【Solaris版】
[ データベース用デバイス設定 ] +-------------------------------------------------------------------+ | 通常のデバイス形式( /dev/(r)dsk/c?t?d?s? )以外のデバイスを、設定 | | する場合は、一度 ENTER KEY を入力してフルパスで設定してください。| +-------------------------------------------------------------------+ RDB管理情報デバイス名を入力してください。 ( format : /dev/dsk/c?t?d?s? ) ENTER ==> /dev/dsk/c0t1d0s3 RDBディクショナリ用ローデバイス名を入力してください。 ( format : /dev/rdsk/c?t?d?s? ) ENTER ==> /dev/rdsk/c0t1d0s4 RDBログファイル用ローデバイス名を入力してください。 ( format : /dev/rdsk/c?t?d?s? ) ENTER ==> /dev/rdsk/ "r"と入力するとレギュラーファイル"/work/SWFWDB/swlog"の指定となります。 ENTER ==> r データベーススペース用ローデバイス名を入力してください。 ( format : /dev/rdsk/c?t?d?s? ) ENTER ==> /dev/rdsk/c0t1d0s6 |
【Linux版】
RDB管理情報デバイス名を入力してください。 ( format : /dev/???? ) ENTER ==> /dev/hda5 RDBディクショナリ用ローデバイス名を入力してください。 ( format : /dev/raw/raw? ) ENTER ==> /dev/raw/raw1 RDBログファイル用ローデバイス名を入力してください。 ( format : /dev/raw/raw? ) ENTER ==> /dev/raw/ "r"と入力するとレギュラーファイル"/work/SWFWDB/swlog"の指定となります。 ENTER ==> r データベーススペース用ローデバイス名を入力してください。 ( format : /dev/raw/raw? ) ENTER ==> /dev/raw/raw3 |
RDB管理情報デバイス名を入力してください。 ( format : /dev/???? ) ENTER ==> /dev/hda5 RDBディクショナリ用ローデバイス名を入力してください。 ( format : /dev_symfoware/???? ) ENTER ==> /dev_symfoware/cmgr_raw1 RDBログファイル用ローデバイス名を入力してください。 ( format : /dev_symfoware/???? ) ENTER ==> /dev_symfoware/ "r"と入力するとレギュラーファイル"/work/SWFWDB/swlog"の指定となります。 ENTER ==> r データベーススペース用ローデバイス名を入力してください。 ( format : /dev_symfoware/???? ) ENTER ==> /dev_symfoware/cmgr_raw3 |
バックアップデータの設定内容が表示されます。
同じ内容で環境を作成する場合は“y”を入力してください。
異なるデータベースサイズを設定する場合は“n”を入力してください。
[ データベースサイズ設定 ] +------------------------------------------------------------------+ | 【 注 意 】 | | =================================================================| | データベースサイズの指定では、バックアップデータのモデルと同じ、 | | もしくはそれより大きいサイズを指定して下さい。 | +------------------------------------------------------------------+ < バックアップデータの設定内容 > : 簡易設定(1000ノードモデル) 上記設定を使用して環境を作成しますか? (Default : n) [y/n] n |
“n”を入力した場合、以下のデータベースサイズ設定用の画面が表示されます。データベースサイズ設定の詳細については、“Systemwalker Centric Manager 導入手引書”を参照してください。
データベースサイズ設定では、バックアップデータのモデルと同じ、またはそれより大きいサイズを指定して下さい。
1 : 簡易設定 ( 300ノードモデル) 2 : 簡易設定 (1000ノードモデル) 3 : 簡易設定 (3000ノードモデル) 4 : 直接設定 r : 前画面に戻る q : 終了 SELECT (Default : 2) ==> |
設定画面で入力した情報を確認し“y”を入力すると、Systemwalker Centric Manager環境が作成されます。
【Solaris版】
---------< Systemwalker Centric Manager リストア用環境作成 >-------| 確 認 | [ バックアップデータ格納先 ] : /tmp/backup [ ObjectDirectorのポート番号] : 8002 [ 管理ドメイン名 ] : FUJITSU [ データベース用デバイス(専用) ] RDB管理情報用 : /dev/dsk/c0t1d0s3 RDBディクショナリ用 (raw/レギュラーファイル) : /dev/rdsk/c0t1d0s4 RDBログファイル用 (raw/レギュラーファイル) : /dev/rdsk/c0t1d0s5 データベーススペース用 (raw/レギュラーファイル) : /dev/rdsk/c0t1d0s5 [ データベースサイズ設定 ] : 簡易設定(1000ノードモデル) +-------------------------------------------------------------------+ | 処理を開始すると、Systemwalker Centric ManagerのDB環境および | | 通信環境を作成しシステム情報の書き換えも行います。 | | 実行可能な環境にあることを充分確認して続行してください。 | +-------------------------------------------------------------------+ 環境作成処理を開始しますか? [ y:開始 n:中止 r:修正 ] SELECT ==> y |
【Linux版】
---------< Systemwalker Centric Manager リストア用環境作成 >-------| 確 認 | [ バックアップデータ格納先 ] : /tmp/backup [ ObjectDirectorのポート番号] : 8002 [ 管理ドメイン名 ] : FUJITSU [ データベース用デバイス(専用) ] RDB管理情報用 : /dev/hda5 RDBディクショナリ用 (raw/レギュラーファイル) : /dev/raw/raw1 RDBログファイル用 (raw/レギュラーファイル) : /dev/raw/raw2 データベーススペース用 (raw/レギュラーファイル) : /dev/raw/raw3 [ データベースサイズ設定 ] : 簡易設定(1000ノードモデル) +-------------------------------------------------------------------+ | 処理を開始すると、Systemwalker Centric ManagerのDB環境および | | 通信環境を作成しシステム情報の書き換えも行います。 | | 実行可能な環境にあることを充分確認して続行してください。 | +-------------------------------------------------------------------+ 環境作成処理を開始しますか? [ y:開始 n:中止 r:修正 ] SELECT ==> y |
---------< Systemwalker Centric Manager リストア用環境作成 >-------| 確 認 | [ バックアップデータ格納先 ] : /tmp/backup [ ObjectDirectorのポート番号] : 8002 [ 管理ドメイン名 ] : FUJITSU [ データベース用デバイス(専用) ] RDB管理情報用 : /dev/hda5 RDBディクショナリ用 (raw/レギュラーファイル) : /dev_symfoware/cmgr_raw1 RDBログファイル用 (raw/レギュラーファイル) : /dev_symfoware/cmgr_raw2 データベーススペース用 (raw/レギュラーファイル) : /dev_symfoware/cmgr_raw3 [ データベースサイズ設定 ] : 簡易設定(1000ノードモデル) +-------------------------------------------------------------------+ | 処理を開始すると、Systemwalker Centric ManagerのDB環境および | | 通信環境を作成しシステム情報の書き換えも行います。 | | 実行可能な環境にあることを充分確認して続行してください。 | +-------------------------------------------------------------------+ 環境作成処理を開始しますか? [ y:開始 n:中止 r:修正 ] SELECT ==> y |
以下のデータベースを用途に合わせて作成します。以下の各データベースは、環境構築後にも作成できます。
各データベースの容量は、主系サーバで設定した容量と同一にしてください。
作成方法については、“Systemwalker Centric Manager 導入手引書”を参照してください。
作成方法については、“Systemwalker Centric Manager 導入手引書”を参照してください。
以下のコマンドを実行し、運用管理サーバを従系サーバとして、設定します。
/opt/systemwalker/bin/MpFwSetDup -f sec -h 主系サーバのホスト名 [-c 0|1] |
-c:主系サーバとの接続方法を指定しています。
以下のコマンドを実行し、主系データを従系サーバに複写します。
ここでは、“主系サーバの構築”の“Systemwalker Centric Managerの退避”で退避したデータを復元します。
/opt/systemwalker/bin/mprsc -b 退避先ディレクトリ -dup |
ヘルプデスク機能を使用する場合、ヘルプデスククライアントの動作環境を設定し、以下で説明する従系サーバについての設定を行う必要があります。
ヘルプデスククライアントの動作環境の設定方法については、“ヘルプデスククライアントでの設定”を参照してください。
従系サーバについて、以下の設定を行います。詳細は、“Systemwalker Centric Manager導入手引書”を参照してください。
また、Systemwalker Webコンソール ヘルプデスク画面をカスタマイズした場合は、従系サーバでも同様にカスタマイズを行ってください。
詳細は、“Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編”を参照してください。
従系サーバについての設定後、ヘルプデスククライアントをインストールしている各運用管理クライアント、クライアントで、[ヘルプデスククライアント設定]ダイアログボックスの“接続定義名”で主系サーバを選択してください。
Systemwalker Centric Manager GEEの場合で、グローバルサーバを監視対象とする場合は、以下の作業を行います。
詳細については、“Systemwalker Centric Manager GEE説明書”を参照してください。
“主系サーバの構築”の“ポリシー情報の退避”で退避したデータを、従系サーバに移してください。なお、主系サーバのデータは、いったん圧縮してから従系サーバへコピーしてください。
従系サーバで、以下のコマンドを実行し、主系サーバの構成情報およびポリシー情報を反映します。
/opt/systemwalker/bin/mppolcopy -r 退避先ディレクトリ |
退避先ディレクトリ名は、主系サーバのデータを退避したディレクトリ名を、フルパスで指定してください。
コマンド実行時に、以下のメッセージが出力される場合がありますが、運用への影響はありません。
MpNmdisc: WARNING: 155: The error in communication with MpNmex occurred. [%1] |
%1:mppolcopyコマンドを実行したサーバのIPアドレス
従系サーバで、以下のコマンドを実行し、Systemwalker Centric Managerを起動します。
【UNIX版】
/opt/systemwalker/bin/scentricmgr |
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