Systemwalker Centric Manager スクリプトガイド - UNIX/Windows(R)共通 -
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第2章 文法> 2.3 Systemwalkerスクリプトで使用するコマンド・制御文

2.3.17 regsub(正規表現のパターンマッチングに基づいて置換する)

◆機能説明

正規表現のパターンマッチングに基づいて置換を行います。

◆記述形式

regsub 【-all】 exp string subspec varname

◆オプション

-all
正規表現に一致した箇所すべてを置換する場合に指定します。省略時は、最初に一致した箇所だけ置換します。
exp
置換箇所を特定する正規表現を指定します。
string
置換対象となる文字列を指定します。
subspec
置き換え文字列を指定します。置き換え文字列は、必ず“{}”(中括弧)で囲んでください。また、置き換え文字列中に“\”または“&”を入れる場合は、それぞれ“\\”、“\&”と表記してください。
varname
置換の結果、できた文字列を格納する変数の名前を指定します。

正規表現とは、文字列の構造を記号を使用して表したもので、本コマンドはstringで指定した文字列中から正規表現expで表した構造と一致する部分をsubspecで指定した文字列に置き換えてvarnameで指定した変数に格納します。
正規表現の書き方については、“正規表現”を参照してください。

◆復帰値

0:
一致しませんでした。
1:
一致しました。

◆使用例

文字列の間の空白をすべてカンマに置換します。

set text "a b c d"
regsub -all " " $text {,} result
puts $result

◆実行結果/出力形式

a,b,c,d


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