Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル - UNIX/Windows(R)共通 -

^[EE/GEE]
1.2.262 swsvcntsetusr(ユーザ情報の設定コマンド)【UNIX版】

■機能説明

本コマンドは、CSVファイルで定義したユーザ情報をサーバに設定します。ユーザ情報をサーバに設定することによって、実効ユーザによるコマンドの実行機能が有効になります。

本コマンドの実行状況は、監査ログに記録されます。記録される内容は、以下のとおりです。

• when：実行時間
• who：実行したユーザ
• where：実行ホスト
• Done：実行結果

監査ログの出力場所、出力形式については、“監査ログファイル”参照してください。

Systemwalker Centric Managerの監査ログ管理機能を使用すると、監査ログを運用管理サーバに収集することができます。監査ログ管理機能の詳細については、“Systemwalker Centric Manager ソリューションガイド セキュリティ編”を参照してください。

■記述形式

swsvcntsetusr

file

■オプション

オプションなし：

本コマンドの使用方法を表示します。

file：

ユーザ情報を定義したCSVファイルを指定します。

■復帰値

0：

ユーザ情報を取得しました。

1：

本コマンドの使用が許可されていません。

2：

指定したファイルが見つかりません。

3：

指定したファイルはユーザ情報ではありません。

4：

監査ログを記録することができません。

5：

ユーザ情報をサーバに設定することができません。

9：

不正なパラメタが指定されました。

■参照

swsvcntgetusr(ユーザ情報の取得コマンド)【UNIX版】

サーバ操作制御のユーザ情報ファイル【UNIX版】

監査ログファイル

■コマンド格納場所

UNIX

/usr/bin

■実行に必要な権限/実行環境

• 本コマンドは、システム管理者(スーパーユーザ)権限、またはセキュリティ管理者(ACLのロール“SecurityAdmin”および“DmAdmin”の両方に所属しているユーザ)権限が必要です。
• 運用管理サーバ、部門管理サーバ、業務サーバで実行できます。
• あらかじめ、配付ポリシーをサーバに配付しておく必要があります。

■注意事項

• 退席時におけるターミナルの不正使用を防止するため、本コマンドの実行にはパスワード（ログインしているユーザのパスワード）の入力が毎回必要です。
• 本コマンドの使用が許可されていない場合、使用が許可されているユーザで再度ログインしてください。本コマンドは、セキュリティ管理者が使用できます。
• 指定したファイルが見つからない場合、正しいファイルを指定し、再度本コマンドを実行してください。
• 指定したファイルがユーザ情報ファイルではない場合、正しいファイルを指定し、再度本コマンドを実行してください。
• サーバに配付ポリシーを配付していない場合、サーバにユーザ情報を設定することができません。配付ポリシーを配付した後、再度本コマンドを実行してください。
• 監査ログを記録することができない場合、本コマンドは直ちに処理を中断し、標準エラー出力にメッセージを出力します。
• Systemwalker Centric Manager 監査ログ管理を使用しない場合、監査ログの定期的なバックアップと削除が必要です。

■使用例

CSVファイル(user.csv)で定義したユーザ情報をサーバに設定します。

swsvcntsetusr user.csv
password%
Are you sure you want to set the user? [y/n]y
Applied the user settings.

■実行結果/出力形式

• 本コマンドの実行状況は、監査ログに記録されます。記録内容を以下に示します。監査ログの出力形式については、“監査ログファイル”を参照してください。

  出力項目	説明
  日付	swsvcntsetusrコマンドの開始日時または終了日時です。年月日、時間（ミリ秒まで）です。
  操作場所	swsvcntsetusrコマンドを実行したホストの名前です。
  実行ホスト	swsvcntsetusrコマンドを実行したホストの名前です。
  操作者	swsvcntsetusrコマンドを実行したユーザ（ログインしたユーザ）です。
  操作種別	"swsvcntsetusr"です。
  操作対象	"policy"です。
  操作内容	swsvcntsetusrコマンドを実行した際のコマンド行です。
  実行結果	swsvcntsetusrコマンドを開始した場合は"B"、成功した場合は"S"、失敗した場合は"F"です。
  コンポーネント	"Mpsvcntl"です。
  追加情報	swsvcntsetusrコマンドの開始は未使用です。 swsvcntsetusrコマンドの終了時は復帰値、メッセージです。