Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル - UNIX/Windows(R)共通 -
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[EE/GEE]
1.2.263 swtmplt(監視コマンドグループテンプレートの登録/削除コマンド)
■機能説明
本コマンドは、セキュリティ管理者が運用管理サーバで、監視コマンドグループ作成時に補助機能として使用するテンプレートを登録、または削除する機能です。
テンプレートは、CSV形式です。テンプレートは、Systemwalker技術情報ページで公開されています。
テンプレートの登録時に、すでにテンプレートが登録されていた場合、ユーザに対して“y”、“n”、または“a”の入力を求めます。入力した文字の処理を以下に説明します。
- y:
- テンプレートを上書きします。
- n:
- 次のテンプレートの登録に移ります。テンプレートがないときは、終了します。
- a:
- 以降のテンプレートをすべて上書きします。
- 上記以外:
- もう一度、入力を求めます。
テンプレートの削除時に、確認メッセージを表示し、“y”、または“n”の入力を求めます。入力した文字の処理を以下に説明します。
- y:
- テンプレートを削除します。
- n:
- テンプレートを削除せず、処理を終了します。
- 上記以外:
- もう一度、入力を求めます。
本コマンドの実行状況は、監査ログに記録されます。Systemwalker Centric Managerの監査ログ管理機能を使用すると、監査ログを運用管理サーバに収集することができます。監査ログ管理機能の詳細については、“Systemwalker Centric Manager ソリューションガイド セキュリティ編”を参照してください。
■記述形式
swtmplt |
swtmplt |
-l |
swtmplt |
-a -f file |
swtmplt |
-d -n name |
■オプション
- オプションなし:
- 本コマンドの使用方法を表示します。
- -l:
- 登録されているテンプレートの一覧を表示します。
- -a:
- テンプレートを登録します。
- -f file:
- テンプレートファイル名を指定します。
- -d:
- テンプレートを削除します。
- -n name:
- テンプレート名を指定します。
■復帰値
- 0:
- 正常終了。
- 1:
- 本コマンドの使用が許可されていません。
- 4:
- 監査ログを記録することができません。
- 9:
- 不正なパラメタが指定されました。
-aを指定した場合は、以下の復帰値を返します。
- 2:
- 指定したテンプレートファイルを読み込めませんでした。
- 3:
- テンプレートを登録できませんでした。
-dを指定した場合は、以下の復帰値を返します。
- 2:
- 指定したテンプレートを削除できませんでした。
■参照
サーバ操作制御の監視コマンドグループテンプレート定義ファイル【UNIX版】
監査ログファイル
■コマンド格納場所
Windows |
Systemwalkerインストールディレクトリ\MPWALKER.DM\mpsvcntl\bin |
Solaris
Linux |
/usr/bin |
■実行に必要な権限/実行環境
【Windows】
- 本コマンドは、Administrator権限、セキュリティ管理者(ACLのロール“SecurityAdmin”および“DmAdmin”の両方に所属しているユーザ)権限が必要です。
- 本コマンドは、運用管理サーバで実行できます。
【Solaris/Linux】
- 本コマンドは、システム管理者(スーパーユーザ)権限、セキュリティ管理者(ACLのロール“SecurityAdmin”および“DmAdmin”の両方に所属しているユーザ)権限が必要です。
- 本コマンドは、運用管理サーバで実行できます。
■注意事項
- 本コマンドの使用が許可されていない場合、使用が許可されているユーザで再度ログインしてください。本コマンドは、セキュリティ管理者だけが使用できます。
- 指定したファイルを読み込めない場合、正しいファイルを指定し、再度本コマンドを実行してください。
- テンプレートの登録ができなかった場合、ファイル形式が正しいか確認し、再度本コマンドを実行してください。
- 指定したテンプレートを削除できない場合、正しいテンプレート名を指定し、再度本コマンドを実行してください。
- 監査ログを記録することができない場合、本コマンドは直ちに処理を中断し、標準エラー出力にメッセージを出力します。
- Systemwalker Centric Manager 監査ログ管理を使用しない場合、監査ログの定期的なバックアップと削除が必要です。
■使用例1
登録されているテンプレートの一覧を表示します。
swtmplt -l
SolarisShutdownTemplate
LinuxShutdownTemplate
Exited normally. |
■使用例2
テンプレートを登録します。
swtmplt -a -f Shutsown_Template.csv
Added SolarisShutdownTemplate.
Added LinuxShutdownTemplate.
Exited normally. |
■使用例3
登録するテンプレートが、すでに存在していた場合。
swtmplt -a -f Shutsown_Template.csv
The template SolarisShutdownTemplate already exists. Do you want to overwrite it? [y/n/a]:y
Added SolarisShutdownTemplate.
The template LinuxShutdownTemplatealready exists. Do you want to overwrite it? [y/n/a]:n
Exited normally. |
■使用例4
テンプレートを削除します。
swtmplt -d -n SolarisShutdownTemplate
Are you sure you want to delete the template? [y/n]:y
Deleted SolarisShutdownTemplate.
Exited normally. |
■実行結果/出力形式
- 「使用例」を参照してください。
- 本コマンドの実行状況を監査ログに記録します。記録するタイミングは、コマンドの開始時と、コマンドの終了時です。記録する内容を以下に示します。監査ログの出力形式については“監査ログファイル”を参照してください。
出力項目 |
説明 |
日付 |
swtmpltコマンドの開始日時または終了日時です。年月日、時間(ミリ秒まで)を記録します。 |
操作場所 |
swtmpltコマンドを実行したホスト名です。 |
実行ホスト |
swtmpltコマンドを実行したホスト名です。 |
操作者 |
swtmpltコマンドを実行したユーザ(ログインしたユーザ)です。 |
操作種別 |
"swtmplt"です。 |
操作対象 |
"command"です。 |
操作内容 |
swtmpltコマンドを実行した際のコマンド行です。 |
実行結果 |
swtmpltコマンドを開始した場合は"B"、成功した場合は"S"、失敗した場合は"F"です。 |
コンポーネント |
"Mpsvcntl"です。 |
追加情報 |
復帰値とメッセージを記録します。 |
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