Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル - UNIX/Windows(R)共通 -
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1.2.238 poout(イベント監視の条件のポリシー移出コマンド)
■機能説明
本コマンドは、運用管理サーバにノードごとに登録されているポリシーのうち、イベント監視の条件/アクション環境設定/監視ログファイル設定/メール連携環境設定を、指定されたディレクトリに切り出してコピーします。ディレクトリに作成されたファイルを、別の運用管理サーバにポリシーとして登録したり、部門管理サーバ/業務サーバにオフラインで設定することができます。ポリシーとして登録する場合は、poin1コマンドを使用します。オフラインで設定する場合は、poin2コマンドを使用します。
■記述形式
poout |
-n NodeName|-i IPADDR|-f FolderName -d DirName |
■オプション
- -n NodeName:
- ポリシーを設定したノードの表示名を指定します。
- -i IPADDR:
- ポリシーを設定したノードのIPアドレスを指定します。
- -f FolderName:
- ポリシーを設定したフォルダの表示名を指定します。
- -d DirName:
- 定義を出力するディレクトリ名をフルパスで指定します。定義は指定したディレクトリ配下に“MpAosfB”ディレクトリを作成し、出力します。
■復帰値
- 0:
- 正常終了
- 1:
- コマンドの実行権がありません。または、指定したオプションが正しくありません。
- 2:
- 指定されたノードまたはフォルダにはポリシーが設定されていません。
- 3:
- ファイルのコピーに失敗しました(ディレクトリ名異常/アクセス権なし)。
- 4:
- Systemwalkerが起動されていません。
- 10:
- システムエラーが発生しました。
■参照
poin1(イベント監視の条件のポリシー登録コマンド)
poin2(イベント監視の条件のポリシーオフライン設定コマンド)
表:イベント監視用コマンド
■コマンド格納場所
Windows |
Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker\mpaosfsv\bin |
Solaris
Linux |
/opt/FJSVfwaos/usr/bin |
■実行に必要な権限/実行環境
【Windows】
- Administrator権限/DmAdmin権限が必要です。
- Windows Vista で本コマンドを実行する場合、[管理者として実行]を選択して起動したコマンドプロンプト上で実行してください。
以下にコマンドプロンプトの起動例を示します。
例:
[スタート]-[アクセサリ]-[コマンド プロンプト]を右クリックして表示されるメニューから、[管理者として実行]を選択して起動する。
- 運用管理サーバで実行可能です。
【Solaris/Linux】
- システム管理者(スーパーユーザ)権限が必要です。
- 運用管理サーバで実行可能です。
■注意事項
- 定義を出力するディレクトリは、あらかじめ用意してください。
- 本コマンドを起動する場合、Systemwalkerが起動されている必要があります。
- ポリシーを移出するフォルダの表示名が重複していた場合には、本コマンドでポリシーを移出することはできません。その場合には、フォルダ内のそれぞれのノードに対して、ポリシーを移出してください。
- ポリシーを移出するノードの表示名が重複していた場合には、本コマンドでポリシーを移出することはできません。その場合には、表示名ではなく、ノードのIPアドレスを指定してください。
- 以下の場合、本コマンドは使用しないでください。
- イベント監視の定義画面([イベント監視の条件定義]画面、[アクション環境設定]画面)によるイベント監視の条件のポリシー定義更新中
- イベント監視の条件のポリシー配付中
- poin1コマンドによるイベント監視の条件のポリシー定義更新中
- [イベント監視の条件定義]画面において、ポリシー配付の対象定義からはずした定義については、移出できません。
■使用例1
【Windows版】
ノード“名古屋支店”に設定されているポリシーを、ディレクトリ“a:\nagoya”に切り出します。
poout -n 名古屋支店 -d a:\nagoya
【Solaris/Linux版】
ノード“名古屋支店”に設定されているポリシーを、ディレクトリ“/tmp/nagoya”に切り出します。
poout -n 名古屋支店 -d /tmp/nagoya
■使用例2
【Windows版】
フォルダ“名古屋”に設定されているポリシーを、ディレクトリ“a:\nagoya”に切り出します。
poout -f 名古屋 -d a:\nagoya
【Solaris/Linux版】
フォルダ“名古屋”に設定されているポリシーを、ディレクトリ“/tmp/nagoya”に切り出します。
poout -f 名古屋 -d /tmp/nagoya
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