Symfoware Active DB Guard 設計・セットアップガイド
目次 索引 前ページ次ページ

第4章 セキュリティ運用> 4.2 セキュリティ機能> 4.2.4 資源制御

4.2.4.2 OSに返却済の資源の保護

Active DB GuardがOSに返却した資源は、そのままでは情報がシステムに残っている場合があり、不当に情報を参照されるといった脅威があります。そのため、OSに返却した資源から情報が不当に参照されないようにするため、返却時に情報の保護対策として、データの初期化を行います。

以下に、Active DB Guardの各資源について消去方法を示します。

[表:Active DB Guard資源の消去方法]

資源

作成先

削除方法

RERUNログ引継ぎファイル

ローデバイスまたはファイル

rdbclrfコマンド

RERUNログ抽出ファイル

ファイル

システムが削除(初期化して削除可(注1))

BC管理DB

ローデバイスまたはファイル

rdbddlexコマンド(注2)

RLCファイル

ローデバイス

rdbbcrlcコマンド

RLM(送信用、受信用)

ローデバイス

rdbclrfコマンド

作業域ファイル

ファイル

システムが削除 (初期化して削除可(注1))

RLP動作環境ファイル

ファイル

rdbclrfコマンド

BCログ管理ファイル

ローデバイスまたはファイル

rdbclrfコマンド

BC構成パラメタファイル

ファイル

rdbclrfコマンド

資源識別子抽出ファイル

ファイル

rdbclrfコマンド

RLC退避ファイル

ファイル

rdbclrfコマンド

注1)情報の初期化を行うかは、RLP動作環境ファイルで選択します。詳細については、“RLP動作環境ファイルのセキュリティパラメタ”を参照してください。
注2)セキュリティ運用を行っている場合、BC管理DBは、初期化してから削除されます。


目次 索引 前ページ次ページ

All Rights Reserved, Copyright(C) 富士通株式会社 2007