Symfoware Active DB Guard 設計・セットアップガイド
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第3章 クラスタシステムへの導入について> 3.3 ロードシェア運用> 3.3.4 ロードシェア運用のセットアップ操作

3.3.4.8 BC構成パラメタファイルの編集

スケーラブル運用以外の運用形態(1:1運用待機、カスケード、N:1運用待機)、かつ、ACMをクラスタアプリケーションに登録する場合、BC構成パラメタファイルにBC_CLUSTER_NODEパラメタの定義を追加します。

また、ロードシェア運用環境のCapitalシステムとSatelliteシステムにおいて、Active DB Guardの運用に関わるパラメタは、定義内容を一致させる必要があります。以下の定義種別は、必ず一致させてください。

BC構成パラメタファイルの定義種別において、CapitalシステムとSatelliteシステムの定義内容の一致について以下の表に示します。

[表:CapitalシステムとSatelliteシステムの定義内容の一致]

定義種別

意味

定義内容の一致

RLP_FILE_PATH

RLP動作環境ファイルの格納先ディレクトリの絶対パス名

任意

TRAN_ASYNC

RERUNログ書き込みにおける、非同期書き込みモードの使用有無

必要

RLC_BUFF

RERUNログバッファ枚数の指定

任意

RLC_FULL

すべてのRLCファイルが満杯状態になった場合の動作

必要

BCMNDB

BC管理DBの定義情報

異なる

BCLOGMANAGE

BCログ管理ファイルの絶対パス名

任意

BC_CLUSTER_NODE

ACMのクラスタ運用時に使用するACMの論理ノード名

任意

必要:CapitalシステムとSatelliteシステムで一致が必要
任意:CapitalシステムとSatelliteシステムの一致は任意
異なる:CapitalシステムとSatelliteシステムで必ず異なる

BCMNDBパラメタの指定値は、RDBシステム名が異なるためノード間の場合は異なり、運用待機の場合は同じになります。

■ロードシェア運用時に指定するパラメ

ロードシェア運用を行う場合に指定できるパラメタについて、以下に説明します。

◆BC_RESOURCE

ノードにActive DB Guardの運用対象資源が存在することを宣言します。

記述形式は、以下のとおりです。

BC_RESOURCE = YES | NO

YES:ノードにActive DB Guardの運用対象資源が存在する
NO :ノードにActive DB Guardの運用対象資源が存在しない

本パラメタは省略可能です。省略時はYESが指定されたものとみなします。

本パラメタにNOが指定されている場合、RLP環境を作成する必要はありません。

本パラメタにNOが指定されている場合、そのほかのパラメタが指定されているとエラーになります。

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