PowerSORT V5.0 使用手引書
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第2章 PowerSORTの概要> 2.4 環境変数とスタートアップファイル

2.4.3 優先順位

環境変数、スタートアップファイル、bsortexコマンドまたはbsortコマンドのオプションおよびBSORT関数など、複数の箇所で指定可能な値の優先順位について説明します。

■各指定値の優先順位

スタートアップファイルで指定した値は、環境変数、bsortexコマンドまたはbsortコマンドのオプションおよびBSORT関数による指定を省略したときの省略値となります。各指定値が、複数の箇所で同時に指定された場合の優先順位を以下に示します。

  1. 環境変数による指定
  2. bsortexコマンドまたはbsortコマンドのオプションおよびBSORT関数による指定
  3. スタートアップファイルによる指定

ただし、一時ファイルを作成するディレクトリおよび使用する言語については、以下の優先順位となります。

一時ファイルを作成するディレクトリの優先順位

一時ファイルを作成するディレクトリは、以下の優先順位で決定します。

  1. BSORT関数におけるBSRTFILE構造体のtmpfile_tblで指定されたディレクトリ
  2. スタートアップファイルのBSORT_TMPDIRで指定されたディレクトリ
  3. bsortexコマンドにおける-optionオプションのtmpdirオペランドで指定されたディレクトリ
  4. 環境変数TMPDIRで指定されたディレクトリ
  5. システム標準のディレクトリ(/tmp)

使用する言語の指定の優先順位

使用する言語は、以下の優先順位で決定します。

  1. 環境変数LC_CTYPEでの指定
  2. 環境変数LC_ALLでの指定
  3. 環境変数LANGでの指定

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