PowerSORT V5.0 使用手引書 |
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第1章 リリース情報 |
以前のバージョン・レベルからの互換に関する情報について説明します。
PowerSORT V3.0L10では、レコード集約機能でオーバフローが発生した場合、「集約処理でオーバフローが発生したため,集約を中断しました.」というエラーメッセージを出力していましたが、PowerSORT V4.0L10以降では、「集約処理でオーバフローが発生しました.」に変更されました。
ありません。
PowerSORT V3.0L10、およびV4.0L10では、テキストファイルと入力ファイルのコード系の組み合わせに関する誤りを検出した場合、「テキストファイルで入力コード系にEBCDICコード系を指定してます.」というエラーメッセージを出力していましたが、PowerSORT V5.0L10では、「テキストファイルで入力コード系にEBCDICコード系を指定しています.」に修正されました。
ありません。
PowerSORT V3.0L10、およびV4.0L10では、PowerSORT(FSUNbsortパッケージ)をインストールするだけで利用できましたが、PowerSORT V5.0L10では、環境変数の設定が必要となります。詳細は、インストールガイドの"5.2 インストール後の環境設定"、およびPowerSORT V5.0 使用手引書の"B.8 利用時の環境設定"を参照してください。
インストールガイドの“5.2 インストール後の環境設定"、およびPowerSORT V5.0 使用手引書の"B.8 利用時の環境設定"を参照して、環境設定を行ってください。
テキストファイルのレコード集約処理時、集約フィールド内のデータに誤り(数字の後に符号が存在する)がある場合、PowerSORT V3.0L10、およびV4.0L10ではデータの誤りを検出できずに異常な集約結果を出力することがありましたが、PowerSORT V5.0L10では、「集約フィールド(*誤りのあるフィールド位置)の内部に不適切なコードが発見されたため,集約処理を中断します.」というエラーメッセージを出力して集約処理を中止するようになりました。なお、この際、ソート処理、またはマージ処理は行われます。
入力レコード内の集約フィールドのデータを修正してください。
マージ機能指定時、指定されたメモリサイズが処理に必要なメモリサイズより少ない場合、PowerSORT V3.0L10では「BSORTの処理で内部論理の矛盾を検出しました.(qha5ioff-61)」というエラーメッセージを出力して終了することがありましたが、PowerSORT V4.0L10以降では、「BSORTの動作に必要な領域を確保できません.」というエラーメッセージを出力して終了するようになりました。
正常に動作させるためには、指定したメモリサイズを増加してください。または、メモリサイズの指定(コマンドのオプション、スタートアップファイルのBSORT_MEMSIZEなど)を削除してください。
bsortexコマンド、またはbsortコマンド使用時にエラーが発生した場合、PowerSORT V3.0L10では終了ステータスが1になる場合と-1になる場合がありましたが、PowerSORT V4.0L10以降では、終了ステータスを1としました。
bsortexコマンド、およびbsortコマンドの終了ステータスは、正常終了時が0、異常終了時が0以外という仕様です。コマンドの実行結果を終了ステータスにより判断する場合は、0(正常)、または0以外(異常)で行ってください。
ソート機能指定時に、PowerSORT V3.0L10では「BSORTの処理で内部論理の矛盾を検出しました.(qha5term-72)」というエラーメッセージを出力し、出力レコードが減少してしまう場合がありましたが、PowerSORT V4.0L10以降では、正常に動作するようになりました。
なお、PowerSORT V3.0L10で本現象が発生した場合、bsortexコマンド、またはbsortコマンドの終了ステータスが0となります。
ありません。PowerSORT V4.0L10以降で正しく動作します。
bsortexコマンド使用時、出力ファイルのレコード選択機能またはレコード再編成機能を指定した場合、PowerSORT V3.0L10では「BSORTの処理で内部論理の矛盾を検出しました.(qha5term-72)」というエラーメッセージを出力して出力レコードが減少してしまう、または「セグメント例外」のメッセージを出力して異常終了する場合がありましたが、PowerSORT V4.0L10以降では、正常に動作するようになりました。
なお、PowerSORT V3.0L10で本現象が発生した場合、bsortexコマンドの終了ステータスが0となります。
ありません。PowerSORT V4.0L10以降で正しく動作します。
テキストファイル時のレコード集約機能では、集約結果が集約フィールド長より短い場合、入力レコード内の集約フィールドの形式にしたがって、集約フィールドの左余白に'0'または空白を詰めます。また、+符号についても、入力レコード内の集約フィールドの形式にしたがって付加する/付加しないを決定します。PowerSORT V3.0L10では、この処理が入力レコード内の集約フィールドの形式にしたがっていないことがありましたが、PowerSORT V4.0L10以降では、正しく設定するようになりました。また、PowerSORT V5.0L10では、機能追加により集約フィールドの出力形式を指定することができるようになりました。
ありません。PowerSORT V4.0L10以降で正しく動作します。
テキストファイル浮動フィールド指定時、レコード集約機能、かつlastオペランドを指定し、集約フィールドに指定した長さと集約処理後のフィールドの長さが異なる場合、PowerSORT V3.0L10では、レコード集約処理の結果が正しくないことがありましたが、PowerSORT V4.0L10以降では、正しく処理するようになりました。
ありません。PowerSORT V4.0L10以降で正しく動作します。
テキストファイル指定時、キーフィールド、または選択フィールドのデータ形式がUnicode UCS-2形式、かつフィールドの操作にb、またはBSOPT_BLANKを指定し、かつフィールド内のデータが空白、またはタブで、その後ろにも空白、またはタブのデータが存在した場合、PowerSORT V4.0L10では、出力結果が正しくないことがありましたが、PowerSORT V5.0L10では、正しく処理するようになりました。
ありません。PowerSORT V5.0L10で正しく動作します。
テキストファイル指定時、キーフィールド、または選択フィールドのデータ形式がUnicode UCS-2形式、かつフィールドの操作にn、またはBSOPT_NUMERICを指定し、かつフィールド内のデータに数字を含まないレコードが存在し、かつレコードの先頭に'9'より大きなデータが存在した場合、PowerSORT V4.0L10では、出力結果が正しくないことがありましたが、PowerSORT V5.0L10では、正しく処理するようになりました。
ありません。PowerSORT V5.0L10で正しく動作します。
キーフィールド、または選択フィールドのデータ形式Unicode UCS-2形式を指定し、かつフィールドの操作に、l、またはBSOPT2_LOCALEを指定した場合、PowerSORT V4.0L10では指定の誤りを検出できず、フィールドの操作の指定を無視して動作していましたが、PowerSORT V5.0L10では、「キーフィールド(*誤りのあるフィールド番号)の指定に誤りがあります.」、または「選択フィールド(*誤りのあるフィールド番号)の指定に誤りがあります.」というエラーメッセージを出力して終了するようになりました。
ありません。キーフィールド、または選択フィールドのデータ形式にUnicode UCS-2形式を指定した場合、フィールドの操作に、l、またはBSOPT2_LOCALEは指定できません。
レコード選択機能指定時、選択フィールドのデータ形式が外部10進数(zdl)、前置オーバパンチ符号付数字(alo)、または後置オーバパンチ符号付数字(ato)で、かつ入力ファイルのコード系にUnicode系(UCS-2形式)、またはUnicode系(UTF-8形式)を指定している場合、PowerSORT V4.0L10ではレコード選択処理の結果が正しくないことがありましたが、PowerSORT V5.0L10では、正しく処理するようになりました。
ありません。PowerSORT V5.0L10で正しく動作します。
テキストファイル指定時、入力ファイルのコード系がUnicode系(UCS-2形式)、またはUnicode系(UTF-8形式)で、入力ファイルの先頭にBOM(Byte Order Mark)が存在し、環境変数、またはスタートアップファイルのBSORT_UNICODEBOMにONを指定(または省略)、かつ出力件数が0件の場合、PowerSORT V4.0L10では出力ファイルの先頭にBOMが出力されないことがありましたが、PowerSORT V5.0L10では、BOMが出力されるようになりました。
ありません。PowerSORT V5.0L10で正しく動作します。
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