Systemwalker Centric Manager Global Enterprise Edition説明書 - Solaris(TM) オペレーティングシステム -
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第6章 障害を管理するための設定> 6.2 ヘルプデスクサーバの設定

6.2.2 拡張定義

[拡張]タブからは、CD-ROM検索機能についての定義を行います。CD-ROM検とは、MSPまたはXSPから発生したトラブルに対する対処方法を、メッセージIDを検索キーとして以下のCD-ROMから検索する機能です。検索結果は[Systemwalkerコンソール]の[監視イベント:対処]ウィンドウまたは[監視イベント:返答]ウィンドウの[メッセージ説明]タブに表示されます。

上記CD-ROMは、“EPWING”形式または“HTML”形式でデータが格納されています。CD-ROMの形式は、自動で判別されます。CD-ROM検索のイメージを以下に示します。

CD-ROM検索の定を以下に説明します。[ヘルプデスクサーバ設定]ダイアログボックスで、[拡張]タブを選択します。

[図:[ヘルプデスクサーバ設定(拡張)]ダイアログボックス]

[CD-ROM検機能を使用する]

CD-ROM検索機能を使用するかしないかを指定します。初期値は使用しないです。

[システムメッセージガイド格納先ディレクトリ]

CD-ROM検索を行う場合、CD-ROMドライブのフルパスを指定します。CD-ROMの内容をハードディスクに複写している場合は、複写先のフルパスを指定します。OS IV/MSPおよびOS IV/XSP用のCD-ROMメッセージ説明書を、それぞれ2つまで指定できます。

ハードディスクに複写する際は、CD-ROM内のパス、ファイル名について大文字、小文字が正しく複写されるようにしてください。

CD-ROMドライブが自動的にマウントされるシステムでは、ファイル名について大文字、小文字が正しく表示されない場合があります。
CD-ROMドライブにシステムメッセージガイドをセットしてCD-ROM検索機能を使用する場合は問題ありませんが、ハードディスクに複写して使用する場合は、大文字、小文字が正しく表示されるようにマウントしなおしてから複写する必要があります。

例)CD-ROMをマウントしなおす場合

 (システムメッセージガイド V10L10 MSP編を使用し、CD-ROMドライブが/vol/dev/dsk/c0t1d0/mspmessagev10l10にマウントされている場合)
umount /vol/dev/dsk/c0t1d0/mspmessagev10l10
mount -F hsfs -r -o nomaplcase /vol/dev/dsk/c0t1d0/mspmessagev10l10 /cdrom

CD-ROM検索については、“説明文の参照”を参照してください。また、メッセージIDについては、“メッセージIDの抽出”を参照してください。


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